こんにちは!
まなべ(@manabehirotsugu)です!
2017/11/11(土)〜12/18(月)まで、国立新美術館で開催されている、『新海誠展 -「ほしのこえ」から「君の名は。」まで-』に行ってきました!
6月に静岡県の三島「大岡信ことば館」で開催された時にも行ってきたのですが、そちらの感想は次のページにして、まずは、国立新美術館での感想を綴って行きたいと思います。
はっきり言って、最高の展覧会だと思います。
とっても楽しかったです!
「君の名は。」しか見た事がないという方でも全然楽しめると思いますし、むしろ何より、過去作品を見たくなるような、丁寧で心のこもった素敵な展覧会だと思います。
簡単ですが、続きに展示内容などの感想レポート等々、色々書いてみました。
<ネタバレ注意> 展示内容、新海誠監督作品のネタバレしています。新海誠展の内容を知りたくないという方、ネタバレされたくないという方などは、絶対に続きを見ないでくださいね!
注意して記事作成しておりますが、間違いや抜け漏れなどあってはいけないので、必ず公式サイトなどで情報のご確認をお願い致します。
新海誠展 -「ほしのこえ」から「君の名は。」まで-
■新海誠展公式サイト http://shinkaimakoto-ten.com/
■新海誠展公式ツイッター https://twitter.com/Shinkai_ten
■国立新美術館の新海誠展公式サイト http://shinkaimakoto-ten.com/tokyo/
全国巡回先
大岡信ことば館(静岡)終了 2017.6.3 sat - 8.27 sun
小海町高原美術館(長野)終了 2017.9.2 sat - 10.29 sun
国立新美術館(東京・六本木)終了 2017.11.11 sat - 12.18 mon
札幌芸術の森美術館(北海道) 2018.1.3 wed - 2.25 sun
阪急うめだ本店(大阪) 2018.3.14 wed - 4.2 mon
みやざきアートセンター(宮崎) 2018.4.14 sat - 5.27 sun
TFUギャラリーMiniMori(宮城) 2018.6.2 sat - 7.8 sun
北九州市漫画ミュージアム(福岡) 2018.7.21 sat - 9.24 mon
沖縄県立博物館・美術館(沖縄) 2018.12.18 tue - 2019.2.3 sun
以後、全国巡回予定
ざっくりした感想
■オープニングムービー最高。 ■展示がかなり増えている印象。 ■絵コンテや映像、原画、劇中の言葉などなど見どころ満載。 ■全部をゆっくり見て2,3時間ぐらいの展示量。 ■新海誠監督の超独特で完成された絵コンテビデオコンテ必見。 ■図録(2500円)は絶対に買い。新海誠監督のインタビューも必見。 ■その図録にも載っているが、言の葉の庭の2種類の「趣意書」は必見。 ■新海誠監督の修正依頼の言葉に味がある。必見。 ■極初期のイース2エターナルの資料や、彼女と彼女の猫の資料などもある。必見。 ■丹治匠さんや安藤雅司さん、田中将賀さんを始め新海誠監督を支える沢山の素晴らしいクリエイターのみなさんの仕事が見られる。必見。 ■映画で流れた2分間のOP映像がある。必見。 ■映像が沢山ある。必見。 ■主題歌MVのようなアニメ映像もある。必見。 ■古いポスターや昔の資料、インタビューなどもある。必見。 ■写真動画全面禁止ですが、一番最後にフォトスポットがあります。写真を撮ろう。 ■神木隆之介さんの音声案内もとてもいい。神木さんの作品紹介や感想がとても分かりやすいので、新海誠監督作品をあまり知らない人にこそ聞いて欲しい。 ■現地で買える当日券には新海誠展の印刷がされています。素敵。 ■とっても綺麗で見やすくゆったりした展示。休憩室もある。休憩室に行ってみよう。楽しい。 ■中にトイレも休憩できる椅子もある。図録も見られる。安心。 ■クロージングムービーが良すぎる。マジで良すぎる。必見。 ■出口すぐ前に「君の名は。」劇中に出てきたカフェがある。奥寺先輩はいないかも知れないが行こう!美味しい!マカロン可愛い。 ■ほぼ1ヶ月と期間が短いので、全国巡回が終わった最後にもう一回ぐらいやってほしい感じです。 ■丁寧な説明と分かりやすい展示なので、「君の名は。」しか見たことがないという方も安心の展覧会です。新海監督作品の歴史を知れるのがとてもいいと思います。 ■以上。新海誠監督作品が好きなら絶対行って損はない展覧会です!全国巡回するそうなので、絶対、どこかの会場に行きましょう!そして図録を買いましょう!
前回「静岡県三島「大岡信ことば館」に行った時のYoutubeを貼っておきます。
国立新美術館
こちらは、国立新美術館の正面玄関です。チケットも売っています。安藤忠雄展と同時購入すると少しお安くなります。
裏側は乃木坂駅の6番出口から直結しているので、そこから行くのも分かりやすいかなと思います。裏側でもチケットを売っています。
国立新美術館の中に入って、2階の一番裏側(乃木坂駅)側の「企画展示室2E」という場所で開催されています。
自分は日曜日の12時ぐらいに行ったんですけど、チケット売り場はそんなに混雑していませんでしたし、会場に入るのに待つ事もなかったですし、会場内も見れないほどの混雑ではありませんでした。
ただし、今後、混雑してくることが予想されますので、公式ツイッターで混雑状況を確認して行くのがいいかと思います。
あと、国立新美術館は、毎週火曜日休館(祝日又は振替休日に当たる場合は開館し、翌平日休館。)です。注意してください。
開催日時を貼っておきます。
2017年11月11日(土)~12月18日(月) 毎週火曜日休館 開館時間 10:00-18:00 ※金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
展示内容の感想いろいろ
展示内容はその名の通り、「ほしのこえ」、「雲のむこう、約束の場所」、「秒速5センチメートル」、「星を追う子ども」、「言の葉の庭」、「君の名は。」の絵コンテや原画など多数、「彼女と彼女の猫」などの昔の作品の展示も多数ありました。
新海誠監督だけじゃなく、作画監督の安藤雅司さんやキャラクターデザインの田中将賀さんの絵も、もちろん見ることが出来ます。
主題歌MV風の映像作品や、作品に使われた小物の再現などもあって、すごく興味深くて、楽しいです。
とってもいい雰囲気だったし、たくさんの人に見て欲しいなあって、すごく思いました。
新海誠監督作品が好きな方は、本当に楽しめると思います。
「君の名は。」で、新海監督作品を知った方へ向けての展覧会でもあると思います。
とっても分かりやすく展示されていてすごく好印象です。
細かい展示物も沢山あるし、なんと行っても、オープニングムービー、クロージングムービーが最高なんです。
オープニングムービーを堪能して、新海誠監督の歴史や仲間や大切なものを垣間見られる、沢山の素敵な展示品をゆっくりと見て頂き、最後の締めとして、そして、ここからの始まりとして、クロージングムービーを見る、という一種の映画の物語のような作りになっています。
自分は一人で行きましたが、それでも全然楽しめるし、家族でも、デートにもいいと思うし、友達同士の方も沢山いたし、女性も沢山いたし、子供達もいました。
老若男女にオススメできる展覧会だと思います。
自分が行ったのは日曜日だったのですが、結構ゆっくり観ることが出来ました。
展示自体もゆったりしていて、ちゃんと意味があって、展示の順番も分かりやすい。
個人的にも、そこがすごくよかった所です。
自分は、2時間ぐらいいたと思います。もっといたかったです。
とにかく、ゆっくり見ようと思えば、そう思うだけ見るものがある展覧会だと思います。
場内写真動画撮影はすべてNGになっていますので注意してください。ただし、最後に写真撮影OKの場所があります。
トイレや椅子も中にありますので、その辺りは安心かと思います。
T-SITEさんのレポートに中の写真がたくさんありますので、中の展示がどんなのか気になる方は、ご確認を。 ↓ 「新海誠展」詳細レポート:東京・国立新美術館で開幕。音声ガイドの神木隆之介との対談、グッズ情報も http://top.tsite.jp/news/lifetrend/i/37723530/
新海誠監督、国立新美術館での展覧会に喜び 神木隆之介は感動「すごい迫力…」 「新海誠展 -『ほしのこえ』から『君の名は。』まで-」発表会1
ここからは少し、作品別の感想になります。
ほしのこえ
2002年公開の「ほしのこえ」は、宇宙に旅立つ少女と残された同級生の少年、二人の物理的な距離が離れるごとにメール到着時間も数秒から数年と長くなっていく、といった気持ちを写した物語です。
現在の新海監督作品にも通ずる美しい背景や、時間や距離などの差異、繊細な心描写、演出、音楽、声など、溢れんばかりの想いのすべてが込められている作品かと思います。
自分、天門さんの音楽も含め「ほしのこえ」大好き。
新海監督がほぼ一人で1台のパソコンで作られた作品。そのパソコンはMACG4/400メモリ1GBとのことで、実際に展示されています!
下北沢トリウッドで公開された当時のポスターや、富野由悠季監督との昔のインタビューも展示されています。
必見です。
新海監督、この時点ですでに物語を作りたいとおっしゃっていたんですね。
自分は、それがすごく印象に残っています。
会社を辞め、貯金を切り崩して作り上げられたそうです。
何者でもなかった新海監督の想いが沢山詰まっている、とのこと。
図録、絶対読んでください。
もう絶対無理かもですけど、超短編でもいいから、コラボCMでもいいから、また、ロボットアニメつくって欲しいなあとか、自分、勝手に思ったりしています。
雲のむこう、約束の場所
2004年公開。当時、宮崎駿監督の『ハウルの動く城』などを抑え、第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞した作品。
今回の展示に原画もありましたが、小型飛行機「ヴェラシーラ」の美しさも非常に有名。
いつか、実際に空を飛ばないかなあなんて思っています。
川嶋あいさん歌う主題歌の「きみのこえ」も、とっても素敵で。
パイロット映像のサユリもいい。
サユリとヒロキは、約束の場所を失くした世界で、今も生き続けているのでしょうか。
それとも。
秒速5センチメートル
自分の絵とはどんな絵だと聞かれたら、「秒速5センチメートル」の絵だ、との新海監督の言葉がありました。
こういう映画を必要としている人は世の中にいて、そんなあなたもこの世界の美しさの一部である、といったような文言も。
泣けた。
そんな文言たちもちゃんと全文見ていただきたいので、新海誠展へ、ぜひ。
ロケハン写真と実際の絵とを並べて展示されていたり、とても見やすいです。
「秒速5センチメートル」は、2007年に公開された全編63分の劇場作品で、「桜花抄」、「コスモナウト」、「秒速5センチメートル」の短編3話で構成されています。
明里(アカリ)と貴樹(タカキ)、二人の出会いから数年間を追った作品。
僕は、第一話の「桜花抄」が大好きなんです。
おにぎりのシーンが最高に好きなんです。
近藤好美さん演じるアカリの声もめちゃくちゃいいし、とにかくこの第一話が最初から最後まで全部よくて、初めて見たときすごくびっくりしたのを覚えています。
星を追う子ども
『星を追う子ども』は、2011年に公開された、長編映画です。
アガルタという場所を軸に、少女と少年、そしてアガルタを目指す男の物語。
大切なのは物語であり、メッセージであるといった文言も。
3人のポスターがいい。
新海監督の心境の変化なども含め展示物の横の文言や、図録に詳しく書いてあるので、必見。
当時、星を追う子どもを新宿バルト9に見に行ったんですけど、主題歌の熊木杏里さん「Hello Goodbye & Hello」が、もう最高なんですよ。
ほんと最高。
映画でこの曲がかかる瞬間のカタルシスたるや、もうね
アニメーションの映像を使ったMVが展示されているので、必見です。
言の葉の庭
『言の葉の庭』は、2013年に公開された、全編46分の劇場作品です。
15才の靴職人を目指す少年と27才の女性との物語で、ざっくり言うと、上手く人生を歩けなくなった女性に靴を作ってあげようとする少年の物語。
君の名は。以外をまだ見たことがないというかたは、ぜひ「言の葉の庭」を見てみて下さい。
本編の重要なシーンの映像が流れていますので、まだ見たことがない方は必見です。
いや、ネタバレになっちゃうので、本編を見てから展覧会に行った方がいいかも知れません。
あと、「マーケティングについて」と「この作品について思うこと」という2つの趣意書が展示されています。
この趣意書、絶対に必見です。
2つの趣意書は図録にも載っているので、図録は絶対に買いです。
君の名は。
『君の名は。』は、2016年に公開された、新海誠監督の最新劇場作品です。
夢と知りせば、という企画書が展示されていて、必見です。
もちろん、作画監督の安藤雅司さんやキャラクターデザインの田中将賀さんの絵も素敵です。
映画にもあったOP映像が流れてるんですけど、今見たら結構ネタバレしてたんだなあって思いました笑
初見では当然、全然分からなかったので、なるほどおおおって、感じてしまいました。
資料も大量に展示されています。
次回最新作
図録に、本当に少しだけなんですけど、次回最新作について少しだけ話してくださってる箇所があります。
やばい。
死ぬほど、楽しみです。
写真撮影スポット
フォトスポットに、劇中のような場所があります。
あとは、言の葉の庭の世界に入って写真が撮れたり、号外がもらえたりします。
グッズ
【展覧会グッズ紹介】去年開催した「君の名は。」展で大好評だったオリジナルマッキーが新海誠展でも販売中!見た目は普通のマッキーですが、バーコードシールをめくってみると、、、、、⁉︎(すでに知ってる方は内緒でよろしくです!)#新海誠展 #グッズ pic.twitter.com/t59HtfbHFm
— 新海誠展 公式アカウント (@Shinkai_ten) 2017年11月12日
【新海誠展まであと3日】
— 新海誠作品PRスタッフ (@shinkai_works) 2017年5月31日
今週末6/3から三島の大岡信ことば館にて始まる「新海誠展―『ほしのこえ』から『君の名は。』まで―」ですが、今回は巡回展に相応しく分厚い大判の図録も販売!先程、出来立てほやほやが届いたのでチラッとご紹介です~https://t.co/94t8pBaYUJ pic.twitter.com/R8eDZLMxPT
図録はマジで買いです。2500円。内容も申し分なし。お値段の価値あります。
マッキーもいい。
他にも、名シーンのグッズなどたくさんあります。
カフェ
出口の目の前に、劇中で出てきたカフェがあります。
奥寺先輩はいないかも知れませんが笑、とてもおいしいです!
最後に
新海監督の言葉に、風景は一番身近な救いになってくれる、といったような言葉がありました。
幼少の頃に感じた想いや学生の頃に見た風景などが、新海監督の創造の源になっているのかなとも感じていました。
同じように、自分の幼少の頃の記憶を探したり、今の想いを再確認したり。
映像とか場面のコンテや原画なんかをみてるだけで、何か、こう、込み上げてくるものがあります。
映画の一部のシーンが映像で流れていたりするのですが、普通に泣いてしまいました。
なんというか、色々思い出したり考えたり出来て、とてもいい時間を過ごすことが出来ました。
こういう風に想いを巡らすことも、新海監督がおっしゃってるお客様との共同作業の中に入ってるのかな。
新海誠監督を始め、関係者のみなさま、素晴らしい展覧会をありがとうございました。
何回でも行きたい展覧会です!
おさらい
最後の準備も完了!いよいよ明日、新海誠展が国立新美術館で開幕いたします。皆様のご来館、心よりお待ちしております!#新海誠展 #国立新美術館 #開幕 pic.twitter.com/F1KQ5Pol9Q
— 新海誠展 公式アカウント (@Shinkai_ten) 2017年11月10日
■新海誠展公式サイト http://shinkaimakoto-ten.com/
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■新海誠作品PRスタッフTwitter https://twitter.com/shinkai_works
いくつか作品の感想をブログに書いてます。
●【ネタバレ注意】「君の名は。」を見に行ってきたよ! ー まなべや http://manabeya.com/your_name/
●【ネタバレ注意】「言の葉の庭」を見に行ってきたよ! ー まなべや http://manabeya.com/kotonohanoniwa/
次は、三島「大岡信ことば館」で開催された時の感想になります。
こんにちは!
まなべ(@manabehirotsugu)です。
2017/6/3(土)〜8/27(日)まで、静岡県の三島「大岡信ことば館」で開催されている、『新海誠展 -「ほしのこえ」から「君の名は。」まで-』に行ってきました!
今後、東京の国立新美術館や長野、北海道、北九州などを巡回する予定の新海誠展、待ちきれずに行ってきてしまいましたが、最高の小旅行になりました。
とっても楽しかったです!
簡単ですが、続きに展示内容などの感想レポート等々、色々書いてみました。
■2017年11月11日(土)~12月18日(月)国立新美術館で新海誠展が開催されます!
11月11日に開幕する新海誠展・東京会場の特設サイトが本日公開となりました。音声ガイドは神木隆之介さんです!皆様、お楽しみに!https://t.co/V7FpTdfI9h
— 新海誠展 公式アカウント (@Shinkai_ten) 2017年9月7日
<ネタバレ注意> 展示内容、新海誠監督作品のネタバレしています。新海誠展の内容を知りたくないという方、ネタバレされたくないという方などは、絶対に続きを見ないでくださいね!
注意して記事作成しておりますが、間違いや抜け漏れなどあってはいけないので、必ず公式サイトなどで情報のご確認をお願い致します。
新海誠展 -「ほしのこえ」から「君の名は。」まで-
■新海誠展公式サイト http://shinkaimakoto-ten.com/
■新海誠展公式ツイッター https://twitter.com/Shinkai_ten
■大岡信ことば館の新海誠展公式サイト https://kotobakan.jp/exhibitions/shinkai2017
全国巡回先
大岡信ことば館(静岡) 2017.6.3 sat - 8.27 sun
小海町高原美術館(長野) 2017.9.2 sat - 10.29 sun
国立新美術館(東京・六本木) 2017.11.11 sat - 12.18 mon
札幌芸術の森美術館(北海道) 2018.1.3 wed - 2.25 sun
北九州市漫画ミュージアム(福岡) 2018.7.21 sat - 9.24 mon
以後、全国巡回予定
ざっくりした感想
■絵コンテや映像、原画、劇中の言葉などなど見どころ満載。 ■全部をゆっくり見て2,3時間ぐらいの展示量。 ■新海誠監督の超独特で完成された絵コンテビデオコンテ必見。 ■図録(2500円)は絶対に買い。新海誠監督のインタビューも必見。 ■その図録にも載っているが、言の葉の庭の2種類の「趣意書」は必見。 ■新海誠監督の修正依頼の言葉に味がある。必見。 ■映画で流れた2分間のOP映像がある。必見。 ■主題歌MVのようなアニメ映像がある。必見。 ■アカリの手紙、タカオの靴、中種子町のカブ、必見。 ■2014年に開催された前回の新海誠展のグッズが買える。必見。 ■グッズショップはクレジットカードが使えません。注意。 ■写真動画全面禁止。注意。 ■現地で買える当日券には新海誠展の印刷がされているが、セブンチケットでの入館券(前売り券)は印刷されていません。デザインが違います。当日交換等出来ません。注意。 ■三島は近い。片道東京駅から新幹線で1時間4000円。在来線なら2時間2000円強。三島駅降りて5分。 ■「大岡信ことば館」2017年6月3日(土)~8月27日(日)会期中無休10:00〜18:00入場料大人1300円。 ■写真撮影全面禁止だが、とっても綺麗で見やすくゆったりした展示。楽しい。 ■再入場禁止だが、中にトイレも休憩できる椅子もある。安心。 ■国立新美術館まで待てない人は三島に行こう。最高の小旅行になるはず。 ■でも全国巡回/国立新美術館にも行こう。何回でも見たい。 ■以上。新海誠監督作品が好きなら絶対行って損はない展覧会です!全国巡回するそうなので、絶対、どこかの会場に行きましょう!そして図録を買いましょう!
前回行った時のYoutubeを貼っておきます。
静岡県三島「大岡信ことば館」
開催場所は、静岡県三島の「大岡信ことば館」という所です。
前回2014年に開催された「新海誠展 -きみはこの世界の、はんぶん。-」は新幹線で行ってきたので、今回は在来線を使って行きました。
上にも書きましたが、片道、東京駅から新幹線で1時間4000円。在来線なら2時間2000円強です。三島駅降りて5分。
ざっくり言うと、在来線だと時間は倍かかるけど料金は半分で行ける、といったイメージでしょうか。
自分は平日朝から在来線使って行ったのですが、行きは三島まで座って行けましたが、帰りは全部立ちでした。近いので全然平気でしたけど。
新幹線はもちろん座って行けますので、小旅行気分を味わえます。
交通費のこともあるので、大人数だと新幹線は厳しいかもしれませんが、在来線だと時間が2倍かかるので、悩みどころです。帰りだけ新幹線にするとかでもいいかも知れませんね。
車の方は近隣に駐車場があるので、安心です。参考までに、NAVITIMEの三島駅北口周辺の地図リンクを貼っておきます。
実は、新幹線三島駅のホームから、新海誠展の場所が見えます。駅からとっても近いです。(これだけ前回の写真です。)
三島駅北口を出て、東京方面に日本大学国際関係学部の建物があり、新幹線沿いをそっちに向かって歩いて行くと、すぐ向こう側の建物が、大岡信ことば館です。
本当に、迷うこともなく、あっけなく到着します。
なぜ「大岡信ことば館」で開催なのかというと、事の始まりは、『クロスロード』という受験生応援CMで、株式会社Z会と新海誠監督がコラボしたこと。
Z会グループの運営する「大岡信ことば館」は、さまざまな角度から「ことば」の可能性を探ってこられたそうで、アニメーションの世界における、新たな「ことば」の発信者として新海誠監督に注目し、前回、展覧会を開催されたそうです。
大岡信ことば館、その名の通り言葉の展示がユニークで、全体的に広々とゆったり構成されており、とっても綺麗です。
会場内途中にトイレも休憩する場所もあったりして、安心して展示を観ることができました。
あと、係の方にもとても親切に対応いただきました。
ありがとうございます。この場を借りて御礼を。
展示内容の感想いろいろ
展示内容はその名の通り、「ほしのこえ」、「雲のむこう、約束の場所」、「秒速5センチメートル」、「星を追う子ども」、「言の葉の庭」、「君の名は。」の絵コンテや原画など多数、「クロスロード」や「彼女と彼女の猫」などの短編作品のパネル展示もありました。
新海誠監督だけじゃなく、作画監督の安藤雅司さんやキャラクターデザインの田中将賀さんの絵も、もちろん見ることが出来ます。
主題歌MV風の映像作品や、作品に使われた小物の再現などもあって、すごく興味深くて、楽しいです。
とってもいい雰囲気だったし、たくさんの人に見て欲しいなあって、すごく思いました。
新海誠監督作品が好きな方は、本当に楽しめると思います。
「君の名は。」で、新海監督作品を知った方へ向けての展覧会でもあると思います。
とっても分かりやすく展示されていてすごく好印象です。
個人的には、前回みたいな細かい展示物もあればなあと思ったんですけど、それはまた別の機会にでも。
休日はどれくらいの混雑か分からないのですが、自分が行ったのは平日だったのもあってか、とってもゆっくり観ることが出来ました。
展示自体もゆったりしていて、個人的にも、そこがすごくよかった所です。
自分は、2時間ぐらいいたと思います。
急いで見れば、1時間ぐらいで見られるかも知れませんが、とにかく、ゆっくり見られる環境なので、そういう雰囲気が好きな方は、とっても落ち着いて見られるんじゃないかなと思います。
注意事項は上記の写真の通りになります。
場内写真動画撮影はすべてNGになっていますので注意してください。
また、再入場は出来ませんが、トイレや椅子も中にありますので、その辺りは安心かと思います。
ぶっちゃけ、住みたいです笑
アニメイトタイムズさんのレポートに中の写真がたくさんありますので、中の展示がどんなのか気になる方は、ご確認を。 ↓
【ニュース】『ほしのこえ』から『君の名は。』まで! 新海誠監督のこれまでがわかる「新海誠展」をレポート https://t.co/n9hpXzsUoP pic.twitter.com/PaTpq5H2sZ
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) 2017年6月7日
ここからは少し、作品別の感想になります。
ほしのこえ
2002年公開の「ほしのこえ」は、宇宙に旅立つ少女と残された同級生の少年、二人の物理的な距離が離れるごとにメール到着時間も数秒から数年と長くなっていく、といった気持ちを写した物語です。
現在の新海監督作品にも通ずる美しい背景や、時間や距離などの差異、繊細な心描写、演出、音楽、声など、溢れんばかりの想いのすべてが込められている作品かと思います。
自分、天門さんの音楽も含め「ほしのこえ」大好き。
新海監督がほぼ一人で1台のパソコンで作られた作品。そのパソコンはMACG4/400メモリ1GBとのことで、実際に展示されています!
会社を辞め、貯金を切り崩して作り上げられたそうです。
何者でもなかった新海監督の想いが沢山詰まっている、とのこと。
図録、絶対読んでください。
もう絶対無理かもですけど、超短編でもいいから、コラボCMでもいいから、また、ロボットアニメつくって欲しいなあとか、自分、勝手に思ったりしています。
雲のむこう、約束の場所
2004年公開。当時、宮崎駿監督の『ハウルの動く城』などを抑え、第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞した作品。
今回の展示に原画もありましたが、小型飛行機「ヴェラシーラ」の美しさも非常に有名。
いつか、実際に空を飛ばないかなあなんて思っています。
川嶋あいさん歌う主題歌の「きみのこえ」も、とっても素敵で。
サユリとヒロキは、約束の場所を失くした世界で、今も生き続けているのでしょうか。
それとも。
秒速5センチメートル
自分の絵とはどんな絵だと聞かれたら、「秒速5センチメートル」の絵だとの、新海監督の言葉がありました。
こういう映画を必要としている人は世の中にいて、そんなあなたもこの世界の美しさの一部である、といったような文言も。
泣けた。
そんな文言たちもちゃんと全文見ていただきたいので、新海誠展へ、ぜひ。
「秒速5センチメートル」は、2007年に公開された全編63分の劇場作品で、「桜花抄」、「コスモナウト」、「秒速5センチメートル」の短編3話で構成されています。
明里(アカリ)と貴樹(タカキ)、二人の出会いから数年間を追った作品。
僕は、第一話の「桜花抄」が大好きなんです。
おにぎりのシーンが最高に好きなんです。
近藤好美さん演じるアカリの声もめちゃくちゃいいし、とにかくこの第一話が最初から最後まで全部よくて、初めて見たときすごくびっくりしたのを覚えています。
「中種子町」ナンバープレートのカブ必見です!
星を追う子ども
『星を追う子ども』は、2011年に公開された、長編映画です。
アガルタという場所を軸に、少女と少年、そしてアガルタを目指す男の物語。
大切なのは物語であり、メッセージであるといった文言も。
新海監督の心境の変化なども含め展示物の横の文言や、図録に詳しく書いてあるので、必見。
当時、星を追う子どもを新宿バルト9に見に行ったんですけど、主題歌の熊木杏里さん「Hello Goodbye & Hello」が、もう最高なんですよ。
ほんと最高。
映画でこの曲がかかる瞬間のカタルシスたるや、もうね
アニメーションの映像を使ったMVが展示されているので、必見です。
言の葉の庭
『言の葉の庭』は、2013年に公開された、全編46分の劇場作品です。
15才の靴職人を目指す少年と27才の女性との物語で、ざっくり言うと、上手く人生を歩けなくなった女性に靴を作ってあげようとする少年の物語。
上の方にも書きましたが、「マーケティングについて」と「この作品について思うこと」という2つの趣意書が展示されています。
この趣意書、絶対に必見です。
2つの趣意書は図録にも載っているので、図録は絶対に買いです。
君の名は。
『君の名は。』は、2016年に公開された、新海誠監督の最新劇場作品です。
夢と知りせば、という企画書が展示されていて、必見です。
もちろん、作画監督の安藤雅司さんやキャラクターデザインの田中将賀さんの絵も素敵です。
映画にもあったOP映像が流れてるんですけど、今見たら結構ネタバレしてたんだなあって思いました笑
初見では当然、全然分からなかったので、なるほどおおおって、感じてしまいました。
次回最新作
図録に、本当に少しだけなんですけど、次回最新作について少しだけ話してくださってる箇所があります。
やばい。
死ぬほど、楽しみです。
グッズ
会場では様々なグッズもご用意しております!本展公式図録もご覧のようにご用意しておりますので、ぜひお手にとってみてくださいね。 pic.twitter.com/5hyHXve3i3
— 新海誠展 公式アカウント (@Shinkai_ten) 2017年6月2日
【新海誠展まであと3日】
— 新海誠作品PRスタッフ (@shinkai_works) 2017年5月31日
今週末6/3から三島の大岡信ことば館にて始まる「新海誠展―『ほしのこえ』から『君の名は。』まで―」ですが、今回は巡回展に相応しく分厚い大判の図録も販売!先程、出来立てほやほやが届いたのでチラッとご紹介です~https://t.co/94t8pBaYUJ pic.twitter.com/R8eDZLMxPT
図録はマジで買いです。2500円。内容も申し分なし。お値段の価値あります。
いつもブログ書きながら食べるように買うお菓子も。今回はチョコクランチ。おいしい。
この下は前回買ったお土産です。今回、特別に再販して下さっているようですので、前回買いそびれた方もぜひ。
3つ入りの小バッチです。超可愛い。
パンフレット。新海監督や編曲をされた多田彰文さん、やなぎなぎさんのコメント、新海監督と加納新太さんの対談などが収録されています。
前回のB2ポスター。素敵だ。
ちなみに、グッズショップはクレジットカード使えませんので、注意してください。
あと、現地の当日チケットは下記のように印刷されています。
前売りもあるのですが、現地の当日券と交換等出来ないようですので、注意してくださいね。
最後に
新海監督の言葉に、風景は一番身近な救いになってくれる、といったような言葉がありました。
幼少の頃に感じた想いや学生の頃に見た風景などが、新海監督の創造の源になっているのかなとも感じていました。
同じように、自分の幼少の頃の記憶を探したり、今の想いを再確認したり。
映像とか場面のコンテや原画なんかをみてるだけで、何か、こう、込み上げてくるものがあります。
なんというか、色々思い出したり考えたり出来て、とてもいい時間を過ごすことが出来ました。
こういう風に想いを巡らすことも、新海監督がおっしゃってるお客様との共同作業の中に入ってるのかな。
新海誠監督を始め、関係者のみなさま、素晴らしい展覧会をありがとうございました。
とっても楽しい小旅行になりました!
おさらい
#新海誠展 展示会場では「新海誠の言葉」というキャプションに注目して見てください。各作品、その制作のときにどんなことを思っていたのか?が語られています。こちらは図録に収録されたインタビューと各作品のパンフレットから抜粋されています。 pic.twitter.com/HYB5Lrf940
— 大岡信ことば館 (@kotobakan) 2017年6月9日
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いくつか作品の感想をブログに書いてます。
●【ネタバレ注意】「君の名は。」を見に行ってきたよ! ー まなべや http://manabeya.com/your_name/
●【ネタバレ注意】「言の葉の庭」を見に行ってきたよ! ー まなべや http://manabeya.com/kotonohanoniwa/