インターネットって何だ?3G・4G・LTE・5G・ADSL・光回線・CATV・ケーブル・WiFi・WiMAX・テザリングの違いを解説
インターネットって何だ?3G・4G・LTE・5G・ADSL・光回線・CATV・ケーブル・WiFi・WiMAX・テザリングの違いを解説
インターネットは『機械(端末)や、スマートフォン、タブレット、パソコンなどを通して色んな人や物、サービス同士が繋がる仕組み』です。
今後、車や家電、ロボット、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、メタバース(仮想空間)などにも繋がって行き、その事を『オンライン』とも言います。
逆に、現実の事を『オフライン』と言い『リアル』と言う事も増えてきました。
インターネットに繋げる方法っていくつあるの?
インターネット | 内容 |
---|---|
無線回線 | 3G・4G・LTE・WiMAX・5G |
固定回線 | 光回線・ADSL・CATV(ケーブル) |
インターネットに繋がる方法はざっくり2つ、無線と固定があります。
- 無線回線(3G・4G・LTE・WiMAX・5G)
- 固定回線(光回線・ADSL・CATV(ケーブル))
1.無線回線
無線回線には現在、3G・4G・LTE・WiMAX・5Gという種類があります。
無線回線は主に、スマートフォンや、携帯、タブレットなどでインターネットを使う為のものです。
3Gや4GのGはジェネレーション「Generation(世代)」のGです。
ざっくり、インターネットが速くなっていくに従って数字が「3G→4G(LTE)→5G」と増えて行きます。3世代通信→4世代通信→5世代通信、みたいな感じです。
通信料(ギガ)の7G制限とか3日10G制限とかのGは、GB(ギガバイト)のGなので混乱しがちですよね。
LTEとは?
LTEとは、Gで言うと3.9Gです。
もともと、LTEは、4Gまでの繋ぎとしての「4Gの仮の名前」だったんですが、今は同じとして考えられています。
つまり、LTE=4Gであり、「LTE(4G)」や「4GLTE」と書いたり言ったりするのが世界的な流れなので、現在は、一緒として考えて良いと思います。
WiMAXとは?
ざっくり、WiMAX=LTE(4G)です。但し、電波の速度や届き方に差があります。
なぜ差があるかと言いますと、周波数に違いがあるから(WiMAXは2.5GHz、LTE(4G)は700~900MHzの周波数帯域だから)なのですが、少しややこしくなります。なので、ここでは説明を省きますが、詳しく知りたい方は検索などしてみてくださいね。
WiMAX2+というのは、早くなったWIMAXです。3GとLTE(4G)の違いみたいな感じです。今はほぼWiMAX2+なのですが、ここでは分かりやすいようにWiMAXとだけ書いております。
▶︎WiMAXの選び方は「WiMAX2+の選び方。おすすめプロバイダ7選や注意点、実際に使ってみた感想など。」にまとめております。
5Gは超早いですが、電波の届く距離が短いのが難点です。
5Gは、3GやLTE(4G)とは比べものにならないほど超早いですが、電波の届く距離が短いのが難点だそうです。
- 4G:最大1Gbps
- 5G:最大10Gbps〜20Gbps
実測だと数倍から10倍ほどの速さを感じるのではないかと思います。
無線回線のメリット
- 工事が不要
- 家でも外でも使える
- 色んな機器にインターネットを飛ばせる
無線回線のデメリット
- 容量制限がある場合が多い
- 端末を持ち運ぶ必要がある(持ち運ばなくても置いておくだけでもOK
インターネット | 内容 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
無線回線 | 3G・4G・LTE・WiMAX・(5G) | 工事不要・場所が変わってもそのまま使える | 7GB制限・3日間10GB制限など容量制限(毎月使えるギガが決まっている)がある場合が多い |
固定回線 | 光回線・ADSL・CATV(ケーブル) | 容量無制限が多い | 工事が必要な場合がある |
2.固定回線
固定回線には、光回線・ADSL・CATV(ケーブル)があります。
固定回線は主に、パソコンなどをお家やお店、会社でインターネットを使うためのものです。
光回線とADSLの違いは速さです。
ざっくり、ADSL→光回線でインターネットが速くなります。
ADSLは電話回線でOKなので、電話が使えるならADSLの機械(端末)ルーターと言いますが、ルーターさえあればADSLでインターネットが使えます。
昔、ADSLの会社だったYahooBBさんが街中で無料でルーターを配りまくっていたのですが、それは、ほとんどのお家に電話回線があるので、あとはルーターがあればほとんどの人がインターネットを始めることが出来たので、一気にシェアを取る為だと思います。
PayPayが100億円還元祭をしてシェアを取ったのと似ていますね。
光回線は速くて出来ることも多い。
光回線は、ADSLよりも速くて出来ることも多いです。
アンテナが無くてもテレビが見れたりと、出来ることが増えます。
但し、光回線はADSLとは違って、光ファイバー回線が必要なため工事が必要な場合があります。
▶︎現在、楽天ひかりを使っております。光回線の感想や工事の状況など「楽天ひかりを契約して使ってみた感想レビュー。速度・メリット・デメリット・注意点など」にまとめております。
CATV(ケーブル)=光
CATVとはケーブルテレビの略です。ケーブルテレビの回線でインターネットも出来ます。
CATVはケーブルテレビ会社まで光回線が来ていて、そこから各ご家庭にケーブルテレビの回線と一緒に光回線を届けています。
CATVは、ケーブルテレビの回線がお家まで届いていればいいので、光回線がないお家でも、光回線でインターネットが出来ます。但し、ケーブルテレビの範囲内でしか使えないので、引越しなどの際は新天地で使えない場合があります。
WiFi(ワイファイ)とは?
「WiFi」は「wifi」や「Wi-Fi」と書いたりしますが、どれも同じものです。
- 無線回線(3G・4G・LTE・WiMAX・5G)→wifiで飛ばす事が可能
- 固定回線(光回線・ADSL・CATV(ケーブル))→wifiで飛ばす事が可能
上記のように、インターネットには無線回線と固定回線がありますが、それぞれの電波を「WiFi」で周りに飛ばすことが出来ます。
つまり、「WiFi」というのは、インターネットの電波をスマートフォン・タブレット・パソコンなどに飛ばす方法のことを言います。
WiFiの利点は、1台でたくさんの機械にインターネットを飛ばす事ができる点です。スマホやケータイの電波(LTE(4G))は、基本的にその1台でしかインターネットに繋げませんが、そこからWiFiで飛ばせば、いろんな機械にインターネットの電波を飛ばす事ができます。
ポケットWiFiとは?
ポケットWiFiというのは、モバイルWiFiルーターなどとも言いますが、そのポケットWiFiの機械(端末)までLTE(4G)や5Gのインターネット電波が来ていて、そこからスマートフォンやパソコンにWiFiでインターネットの電波を飛ばす事が出来る機械(端末)のことです。
ポケットWiFiと言っていますが、もちろん家でも使う事ができます。
家にいる時はポケットWiFiを家に置きっぱなしで使って、外に行く時は持って行って使う、という使い方もできますので、便利です。
自分も一時期ずっとそうしていた時期があります。
自分が家の中にいないときに、家の中で常時インターネットが繋がってなくても良いなら、ポケットWiFiやWiMAXや、スマホのテザリングを家の中でも外でも使うのもオススメです。インターネットの機械が1台で良いので使い勝手も良いです。但し、ギガ(容量)に注意が必要です。」
という訳で、ポケットWiFiは家でも使えるので、ポケットWiFi=無線LANルーターという風にも言えます。
高速モバイル通信と言ったりもします。
無線LANとは?
ざっくり言いますと、無線LAN=WiFiです。
なので、お家にある無線LANルーターという機械は、お家まで来ているインターネット(主に固定回線の光回線など)をwifiで周りに飛ばす機械、という事になります。
下記の右側のような機械が「無線LANルーター」です。左側は光回線契約するとNTTから送られてくる「ホームゲートウエイ(ONU)」という機械です。
ホームルーターとは?
同じく、最近よく聞きますがホームルーターというものも、ホームルーター=WiFiです。
なので、お家にあるホームルーターという機械は、お家まで来ているインターネット(主に無線回線のLTE(4G)や5G)の電波をWiFiで周りに飛ばす機械、という事になります。
ホームルーターはざっくり言うと、ポケットWiFiをずっと家に置いておくのと同じです。
最近ではドコモの「home 5G」など、4GLTEと5Gを受信して、それをWiFiで飛ばす機械も出てきいます。
https://www.nttdocomo.co.jp/home_5g/
上記の「home 5G」みたいな感じの機械が増えてくると(auやソフトバンクも同じような機械があります)、家に光回線を引かなくても良いようになるかも知れませんね!引越しなども簡単ですし、良いですね。自分は、持ち運びできるポケットWIFIかテザリングで光回線ぐらいの速さと容量無制限になればいいなって思っています。
テザリングとは?
こちらも、ほぼ、テザリング=WiFiです。
テザリングと言うのは、スマートフォンで他の機械(端末)にLTE(4G)のインターネットの電波をWiFiで飛ばす方法です。ポケットWiFiの機械(端末)のように、他のスマートフォンやタブレットやパソコンに飛ばすことができます。
テザリングの良さは、スマートフォン1個+パソコンだけでインターネットに繋ぐことができる、という所です。
わざわざ、ポケットWiFiなどを持ち歩かなくても、いつも持っているスマートフォンだけで外に持ち出したパソコンをインターネットに繋ぐことができますので、凄く便利です。
▶︎私が実際に楽天モバイルでテザリングしている速度や体験談などはこちら「楽天ミニ(楽天モバイルUNLIMIT)でテザリング設定方法、注意点や速度など。」にまとめております。
WiMAXとは?
ざっくり言いますと、WiMAX=ポケットWiFiです。
- WiMAX=WiMAX+WiFi
- ポケットWiFi=LTE(4G)+WiFi
ただその2つには上記のように少し違いがあり、WiMAXの機械(端末)は「WiMAX」というインターネットの電波を使います。
ポケットwifiの機械(端末)は「LTE(4G)」というインターネットの電波を使うという違いがあります。
また、通信会社が違います。
- WiMAXは「UQ コミュニケーションズ」という会社の通信方法です。
- LTE(4G)は「NTTドコモ」や「ソフトバンク」「au」などが使っている通信方法です。
先ほど上で「home 5G」などLTE(4G)や5Gのホームルーターがありますよ、と紹介しましたが、WiMAXにもホームルーターがあり、工事不要で、家に置いておいて電源を挿しておくだけでWiMAXをWiFiでスマートフォン・タブレット・パソコンなどに飛ばすことが出来ます。
WiMAX端末とポケットwifi端末の違い
WiMAXは、WiMAX端末までWiMAXのインターネットの電波が来ていて、そこからWiFiでスマートフォンやタブレット、パソコンにインターネットを飛ばす事が出来ます。
ポケットWiFiは、ポケットWiFi端末までLTE(4G)のインターネットが来ていて、そこからWiFiでスマートフォンやタブレット、パソコンにインターネットを飛ばす事が出来ます。
つまり、WiMAXとポケットWiFiの違いは、インターネットがWiMAXかLTE(4G)かの違いだけになります。
なので、WiMAXもポケットWiFiのように、お家でも外でも使う事出来ます。
WiMAXのデメリット
ただし、WiMAXはLTE(4G)に比べて、建物の中や地下だと繋がりづらい、障害物に弱い、などのデメリットがあります。
WiMAXのメリット
WiMAXは容量無制限ぽく(但し、3日間で10GB超えると翌日18時〜26時まで1Gbpsの速度制限がかかる)て、割と速度も安定しています。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
LTE(4G) | 繋がりやすい・無制限もある | 業者によってバラツキ多い |
WiMAX | 無制限ぽいのに安い | 繋がりにくい場所がある |
▶︎WiMAXやポケットWiFi、光回線も含めた選び方は「WiMAX2+の選び方。おすすめプロバイダ7選や注意点、実際に使ってみた感想など。」にまとめております。
以上になります。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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