私が禁煙した方法と考え方。2つの本と禁煙外来に行った感想も。
みなさま、こんにちは。
まなべやブログのまなべ(@manabehirotsugu)です。
この記事では、私が実際に禁煙に成功した方法の全てと、その時に考えた事などを書いてみたいと思います。加えて、参考にした本や、禁煙外来に通っていた時の感想も書いてみますね。参考になれば幸いです。
私は、20歳から33歳まで13年間タバコを吸っていました。
33歳で禁煙して、以後、十数年、一本も吸っておりません。
もし、煙草を止めてみようかなと思われた方がいらっしゃったら、少しでも、何らかの参考になるかと思い、私が煙草をやめた方法と考えたこと、経験したことの全てを書いてみたいと思います。
結構、泥臭い方法というか、奇をてらった方法では無いのですが、少し長くなってしまいましたので、ゆっくり読んでいただければ、幸いです。
禁煙は頑張るものなんじゃなくて、経験するものなんだと、私は今でも感じています。
禁煙はそもそも、明日から絶対に禁煙する!とかじゃなくて全然大丈夫だと思います。まずは、ひとまず、ゆっくり読んでみてくださいね。
人は禁煙できるのか?の結論
人は禁煙ができるか?タバコは止められるのか?の結論としては、私個人的には、タバコを止めようと思ってる方は、結果的に全員、止められるのではないか、と感じています。
なぜなら、禁煙というのは「禁煙をする」という一つの事をする訳じゃないからです。
どういうことかと、ざっくり申しますと、禁煙は「禁煙」という一つのことやるのではなくて、「禁煙」の中に『タバコをやめる方法』が何通りもあって、その中から自分に合う方法を探すことだから、です。
禁煙する方法は一つではなく、何通りもあります。
そして色々試しているうちに、禁止する訳ではなくて、卒業するのだと悟ります。
禁煙ではなくて卒煙だと悟った時に、勝手にタバコを止めることができるのではないかと思います。
行動し続けていれば、いつかふと道が開け、タバコから卒業できる日が来ます。
最初は、どの方法が自分に合うかは分からないので、失敗するかも知れませんが、それこそが、成功への道筋です。どうしても必要な事なのです。
人生と同じなのかも知れません。
つまり、禁煙の中に失敗も盛り込まれているので、失敗しても気にしなくていいです。
なぜなら、次の方法があるからです。
そして、いつか、自分に会う方法が見つかるはずです。
その時、ちゃんと止められると思います。
そのため、自分に合う方法が一番最初の方法だったら、1回で止められると思います。
別途、私のように何回も失敗して、というかその方法が自分に合っていなくて、方法を変えて止められる方もいると思います。
この事が、1回の禁煙でタバコを止められる人と、何回禁煙しても止められない人の違い、なんじゃないかと私は考えています。
なので、何回禁煙しても止められない人は意志が弱かったり、根性がないのではなく、私にはその方法じゃなかったんだということが分かったのだということだと思います。
その為、単純に違う方法を探してみるか、最初の方法に戻って、その方法を改善しながら組み合わせを変えたりしながらやり直してみるのが良いと私は思います。
禁煙の方法
禁煙の方法は大きく2つあります。
1.禁煙外来に行って、お医者さん指導の元で禁煙をしてみる
2.自分で禁煙をしてみる
どちらがどう、というものではないと思います。
最初にも書きましたが、自分に合っていれば、どちらの方法でも止める事ができると思います。
ちなみに、私はどちらも試しており、そして失敗しています。
しかし、その延長線上でタバコを止めるに至りましたので、どちらも必要だったと今では感じています。
煙草が止められない原因は?
私が、タバコを止める時に自分の心に引っかかったのは、下記の3つでした。
1.ニコチン中毒
2.習慣
3.仲間
多くの本や情報などを見てもニコチン中毒と習慣は書いてあるので、他の方もそうなんだと思います。
しかし、いつも一緒に吸っているたばこ仲間の事は書いていない所もあったので、私が個人的に感じた事ですが、これも納得していただける方はいらっしゃるのではないかと思います。
私が禁煙に成功した方法
では、私が実際に禁煙に成功した方法を書いて行きたいと思います。
0.ご家族やお仲間にタバコをやめることを言葉にして伝えてください。
無理なら、全然無理することはないのですが(いつか禁煙していることは分かってしまいますのでその時でもOKです)、まず、「禁煙します」ということをお伝えしておく方が良いかと思います。
ちゃんと自分の言葉で、自分ごととして、周りの大切な人や、いつも一緒にタバコを吸っている仲間に、タバコをやめてみる、ということを伝えて下さい。
いくつかの方法を試しながらなので、ゆっくり見守っていてほしい、と伝えてください。
何度も失敗することを前提としており、失敗は成功の元なので、また吸っちゃうかも知れないけれど、それも数ある禁煙の方法の中で自分に合う方法を探している最中だから、大目にみてください、と伝えてください。
あなたは今後、喫煙所や喫煙ルームにいくことは減っちゃうかも知れません。
タバコ仲間から、少し離れたように感じるかも知れません。
そんな時は、一緒に、ご飯でも食べに行ってみたりするのもいいと思います。
何にせよ、今まで通り、自然でいいのです。
禁煙により、失うものは何もありません。
友達も仲間も家族も、禁煙しようがしまいが、ずっと同じ間柄でいることができます。
それでも、もし、関係が崩れてしまったのなら、それは、禁煙やタバコのせいではなく、そもそも崩れていたものです。
その関係修復にはタバコが必要なのではなく、時間や距離、夢やお金、仕事や経験、本心や愛など、全く別のものが必要だったと知る場合が多いです。
その事実を知った時の困難さは確かにありますが、しかし非常にやりがいのあるもので、しかも、禁煙に挑戦しながらでも修復可能です。
大丈夫です。
じっくり、ゆっくり、やりましょう。
あなたは、誰かの大切な人です。
あなたが喫煙所からいなくなる事実よりも、あなたがこの世からいなくなる事実の方が、より多くの人に悲しみが強く深く絶え間なく流れ続けることは、まぎれもない事実です。
そのことは、毎日テレビやインターネットで悲しい事件や事故や病気の報道がなされる度に理解できる、この世界の真実であると思います。
但し、もし、禁煙することを上手く言えないような、上手に伝えられないような感じであれば、特に何も言わずに禁煙を始めてみましょう。その後、まわりの方が変化に気がついた時にそれとなく伝える、でも良いと思います。どちらにせよ、いつかは禁煙していることが分かってしまいますので、伝えるタイミングの差になります。
1.まず、「禁煙セラピー」という本を読んでください。
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これだけで止められる人もいます。
「禁煙セラピー」は超有名な本ですが、タバコを止めようと思われた方は、絶対に1回は読んで下さい。
有名だからあえて読まない、という方の気持ちも分かりますが、これだけ有名なのは実際に現実的に実績があるからですし、私自身もこの本にかなり助けられています。
本を読んだだけで止められる訳が無い、と思われてる方も、絶対に読んで下さい。
1回読んだ方も、何回も読んでみて下さい。
流し読みだったかな、と思われた方は、次はしっかりと読んで下さい。しっかりじっくり、ゆっくりゆっくり、確実に読み進めて行って下さい。
大切なのは自分に合う方法を探す事なので、1回読んで止められる方もいるし、何回も読まないと止められない方もいます。様々です。
私も、何回も読みました。
むしろ、タバコを吸いながら読んでいました笑。
その中で、ふと煙草を止められそうになる時があり、なぜか、逆にやばい!?と思って笑、さらに煙草を吸って安心したことさえあります笑。
辞めたいのに、いざ辞められそうになると、なぜか、ビビってしまうんですよね笑。
もしかしたら、そういう思考になってしまうかも知れません。
よい兆候だと思います。
多分今も1,000円程度で買えると思います。
読んだ事がない方は、ぜひ一度、読んでみて下さい。
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2.「禁煙セラピー」で止められなかった方は、ニコチンパッチを使いながら、もう一度、「禁煙セラピー」を読んでください。
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前述しましたが、タバコ=ニコチン中毒です。
ニコチン依存は独立した疾患で、たばこに依存性があることは科学的知見となっています。
▼依存症のことは厚生労働省のサイトにも書かれています。
https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/qa/detail4.html
私はニコチン中毒が強いのか、ニコチンパッチがないと禁煙する事は絶対に無理でした。
人により様々だと思いますが、禁煙セラピーなどの本+禁煙補助薬はとてもよい組み合わせだと思います。
ニコチンパッチを切って使うのはNG
ニコチンパッチを切って使うのはダメなんですけど、ぶっちゃけ、私は切って使っていました。
なぜなら、自分のその日の感じでニコチン量の調節がしたかったからです。
私個人的には、自分でニコチンの摂取量を調節しながら、徐々に少なくしていったのが禁煙が上手くいった要因の一つかなとも考えていますが、絶対に切って使っちゃダメですよ!絶対にダメ!切るとニコチンが漏れてきたりうまく浸透しなかったりするそうですので、ニコチンパッチを切るのはNGとのこと。切って小さくすることに意味があるのかは全く分かりませんので、切るのは絶対にやめて下さいね。
あまりに小さいと誤飲の危険性とかも出てくるかも知れませんので危険です。ニコチン量の調節が必要な場合は、禁煙外来などでお医者さんに相談した方が良いと思います。でも正直、ニコチンパッチを切るのがNGなら、もっと小刻みの量でニコチンパッチが欲しいな、と、当時思ったりしました。
また、何回か失敗している方も同じく、ニコチンパッチを張り、パッチ20/パッチ10でニコチン量の調節をしたりしながら、もう一回、禁煙セラピーを読んで見て下さい。
初回の気分を味わうために、マンガで読む禁煙セラピーも読んでみて下さい。
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女性のための禁煙セラピーもあります。上記を読んでやめられなかった方はこちらも読んでみるのも良いと思います。
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ニコチンパッチなどの禁煙補助薬は、今ではアマゾンなどのネット通販でも買えるみたいなのですが、心配であればお医者さんやドラッグストアなどで薬剤師さんと相談しながら買うのがよいと思います。
禁煙外来では保険が効くので、多分、安く買えると思いますし、量の調節も安易だと思われます。
自分で買う場合でも、もちろん、禁煙補助薬は扱いに注意が必要です。
私は大丈夫でしたが、ニコチンパッチは肌が荒れるなどの症状があります。
また、禁煙補助薬は量が適切じゃないと、気分が悪くなるなどの症状もあります。
お医者さんや薬剤師さんによる適正使用の確認後、用量を守って使う、お子様などの手の届かない場所に保管するなど、注意して使って下さい。
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3.人により、ニコチンパッチじゃなく、ニコチンガム・ニコチンタブレット・禁煙パイポが合う場合もあるようです。
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私にはニコチンパッチが合っていましたが、人により、ガムやタブレット、禁煙パイポや卒煙パイポ的なものの方が良い場合があると思います。
ニコチンパッチがいまいち肌に合わなかったりされた方は、試してみる価値は十二分にあると思います。
こちらも同じく、禁煙セラピーなどの禁煙本を読みながら、ニコチンの量を調節しながら、最終的にはニコチン摂取をやめていくのが良いと思います。
お医者さんや薬剤師さんに相談しましょう。
4.禁煙セラピー以外の場合は、「リセット禁煙」を読んでみてください。
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禁煙セラピーがいまいちハマらなかった方は、「リセット禁煙」という本を読んでみてください。
私が禁煙していた頃からある、古い禁煙本です。
▼下記は私が買った時に売っていた、当時、私も読んでいた古版「リセット禁煙のすすめ」です。
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私は、禁煙セラピーも何回も読み直しましたし、このリセット禁煙のすすめも何回も読み直しました。
「リセット禁煙」にもかなり助けられましたので、結果的には、私には「禁煙セラピー」も「リセット禁煙」もどちらも必要だったのだという結論に達しています。
なので、皆様にもどちらもオススメいたします。
その際も、ニコチンパッチやニコチンガムなどの禁煙補助薬を使いながらが良いと思います。
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5.現在は、他にも良い本があるかもなので、試してみてください。
私の時代は、「禁煙セラピー」と「リセット禁煙のすすめ」ぐらいしかなかったように思います。
今は、他にも良い本があれば、ぜひ。
どの本がどの人に合うか合わないか、ハマるかハマらないかは、本当に様々だと思いますので、いろいろ試してみた方がよいと思います。
私個人的には、この2冊をオススメいたします。
6.ニコチン中毒には禁煙補助薬が有効。
前述しましたが、私個人的には、実際の禁煙の経験や体験からも、禁煙には禁煙補助薬が必須だと感じます。
ニコチンは数日で体外に排出されるらしいのですが、人により感じ方は色々ある気がしています。
結果的に、私には、ニコチンパッチが合っていました。
ニコチンパッチを貼ると禁断症状が治まるのが体を通してはっきりとわかります。
なので、逆にニコチン中毒ってすげえんだなあ、と感じたことを覚えています笑。
禁煙補助薬は人により合う合わないがあるからこそ、パッチやガムやタブレットや禁煙外来でもらえる飲み薬など様々な種類があるのだと、私は感じております。
7.たばこを吸う習慣を変化させるのは、簡単にでも環境を変え続けること。
上記で紹介させていただいた2冊「禁煙セラピー」「リセット禁煙」を繰り返し読んでみた方なら分かるかもしれませんが、タバコを辞める行動は、習慣のコントロールによる所もあるのだと思います。
まず、その2冊の中に書いていることを参考に、まずは、いろいろ試してみて頂きたいと思います。
私も禁煙時、何も考えず習慣からつい吸ってしまったこと多々がありました。
習慣を脱する方法は、タバコを遠ざけるとか、いっそのこと灰皿をなくしてしまうとか、ライターを持ち歩かないとか、いろいろ方法があります。
でも、そう上手くはいかないものです…!笑
私もそうだったのですが、ニコチン中毒(依存)+習慣というものが人によりガンガン心身に響いてきますので、たとえ、遠かろうが、灰皿がなかろうが、ライターがなかろうが、どうにかして吸ってしまうもので、困ったものです。。笑
それから逃れる術は、
- ニコチン中毒(依存)に対する禁煙補助薬の量を適切にすること
- 小さくてもいいから環境を変え続けること
の2つが有効だと感じています。
何度も何度も、何度も何度も、何度も何度も、改善、改善、改善を繰り返すことが、結局は近道だと思います。
私も、様々な組み合わせを試しながら、ニコチン依存から離れることと、習慣を変えることを試し続けていました。
習慣は変え続けるしかないので、少しづつ行動するしかないとの結論に達しています。
灰皿の位置を変えてみたり、たばこを取りにくい場所にしたり、とかそういう簡単なことから始めて行きます。
部屋からタバコをなくしてみたり、誰かに預けたり、掃除をして灰皿を捨ててみたり。
外出時は、お気に入りの灰皿の場所に行かないようなルートに変更をしてみたり。
● ● ●
そんな中、ふと、大切な想い出が邪魔をすると思います。
最初、これが結構辛いです。
私もそうだったので、とても分かります。
お気に入りの灰皿、誰かからもらったタバコケース。
みんなでタバコを吸った場所、ライブハウスの煙、寒い中で火を付けあった温もり、灰皿の周りからみんなで見た景色、アンニュイな風景。
もしかすると、私のように、タバコがひとりぼっちのあなたの心の拠り所になっているかも知れません。
タバコが青春そのものだったり、恋愛と深く結びついていたりする方もいらっしゃるかも知れません。
でも、場所とかモノとかに宿る想い出は、これからもずっとそのままでいいんです。
なぜなら、それは、ニコチン依存が無くなれば、保育園や幼稚園や小学生だった頃、子供の頃の想い出たちと同じように、とても素敵な想い出に変化するからです。
タバコケースだって、灰皿だって、いつかの旅行やライブで買ってきたような思い出の詰まったグッズみたいな感じになります。
だから、大丈夫。
そんな大切な想い出たちは、子供の頃の想い出たちと同じように、素敵な想い出に変化します。
これは、私の経験上そうなので、皆さんもそうだと思います。
大丈夫です。
その想い出たちは、ニコチン依存が消えるとともに今よりもっと美しい姿に変化して、あなたの中で生き続けます。
禁煙ではなく卒煙。
禁止する訳ではなく卒業。
という意味が、まさにここにもあります。
● ● ●
タバコから卒業して人間関係が変わってしまうかもしれませんが、それはタバコをやめることとセットで、どうしても結果的にそうなってしまう場合があります。
但し、その事に関して、とっても重要なのは、
学校からの卒業後も大切な人たちとの人間関係が続いているのと同じように、タバコから卒業しても大切な人たちとの人間関係は問題なく続く、ということです。
あなたが決心してタバコからの卒業を決めた時、応援してくださる方は、タバコを止めた後でも続く本当に大切な人、なのではないでしょうか。
むしろ、大切な方との人間関係は、タバコのことなど一切関係なく続くものなのではないでしょうか。
だから、大丈夫です。
安心してください。
タバコをやめることを伝えて、胸を張って、卒煙を目指しましょう。
大丈夫。
絶対に、大丈夫です。
あなたにとって本当に大切な方は、きっと、あなたの卒煙を応援してくれます。
そして、その環境を変化させ続けている最中にも、絶対に、ニコチン中毒に対する禁煙補助薬は量を調節しながら使い続けたほうがいいと思います。
もちろん、用法用量を守って、です。
ニコチン中毒は、仲間や想い出などの複雑な感情や気持ちとは全く違う場所にいます。
なので、それを禁煙補助薬で丁寧に対処しながら、感情や気持ちの整理をゆっくりゆっくりしていきましょう。
8.禁煙外来で「バレニクリン」を使ってみる。
上記は、厚生労働省の情報サイト「e-ヘルスネット」の禁煙のおくすりのページです。
禁煙のお話全体が為になるし、とっても面白いので見てみて下さい。
そのページにも書いてありますが、「バレニクリン」は『禁煙外来での健康保険による禁煙治療で処方されます。脳の中のニコチン受容体に作用する、ニコチンを含まないタイプの禁煙補助薬』です。
つまり、ニコチンではないが→ニコチンとばれにくい→バレニクリン!ということになります笑
私が禁煙した時代は、「バレニクリン」はなかったと思いますので、ニコチンパッチかガムだけだったと思います。
なので、私は実際に試していませんが、人によりパッチやガムが合う方がいらっしゃるように、飲み薬が合う場合も十二分にあると思います。
お医者さんの指導の元、試してみる価値も十二分にあると思います。
今では選択肢も増えていますので、ニコチンパッチやガムやタブレットにいまいちハマらなかった方は、禁煙外来に行ってみて、お医者さんに「バレニクリン」を処方してもらうのもとっても有用だと思います。
今は、他にももっと良いお薬があるかも知れません。
自分の体調や疾患に合う合わないもあると思います。
必ず、お医者さんにご相談を。
その際も、前述しました2冊「禁煙セラピー」「リセット禁煙」を読みながらは必須だと思います。
禁煙外来は、私の時は、12週間のプログラム全部の合計で保険適応して、20,000円ぐらいだったと思います。
初回に10,000円ぐらいはらって、あとは薬代2,000円ぐらい払う、みたいな感じだったと思います。
9.禁煙外来でもダメだった方は、最初に戻って様々な組み合わせを試してみましょう。
実は、私がそうだったのですが、私は禁煙外来に行ってさえ、禁煙に失敗しています。
その時は、さすがに、本気で涙が溢れてきてしまいました。
ひとりぼっちだったので、ぶっちゃけ、めちゃくちゃきつかったです。
ガタガタ手が震えて、家のゴミ箱に捨てたタバコをあさっていました。
バカみたいな話なのですが、ゴミ箱から見つけたタバコを吸いながら涙が溢れて来ました。
ゴミ箱をあさる自分のあまりにもの不甲斐なさに、涙が止まりませんでした。
他にも、タバコとライターを捨てた数時間後の早朝に、車を飛ばしてコンビニに買いに行って、帰りにタバコを吸いながらわんわんと涙が出てきて車の中で号泣してしまったりと、禁煙失敗にまつわる映像が走馬灯のように流れてきます。。笑
今では、良い想い出ですが、その時は、ニコチンパッチなどの禁煙補助薬をうまく使えていなかったんだと思います。
なので、禁煙外来で禁煙に失敗した方も、禁煙外来での失敗がそのまま禁煙の失敗ではなく、禁煙外来での禁煙プログラムは自分には合わなかった、というだけだと考えていただきたいと思います。
その際は、次の方法を試してみる、というのがよいと思います。
禁煙補助薬を変えてみたり、禁煙補助薬の量を調節してみたり、本を読み直してみたり、違う本を読んでみたり、習慣を変えてみたり、大きく環境を変えてみたり。
10.引越し、車の買い替え、旅行に行ったり、仕事を変えてみたり、大きく環境を変えてみるのも良いかも知れません。
しかし私は、引越しをしてさえ、禁煙に失敗しています。笑
ここまできたら、さすがに笑えてきてしまい、一時完全に禁煙を中断しています。笑
正直、マジ終わってるやろ…って思いました。笑
あとは、人により、ファスティング(断食)に行ってみたりする方もいらっしゃるようで、禁煙セラピーを読んで、断食に行って、それでタバコを止めることが出来たというお話も聞いたことがあります。あと例えば、山登りに行ったり、何かの訓練や修行に行ったりなども、もしかしたらトリガーになるかも知れません。それぞれ人により、止める方法みたいなものがあるのかなと感じております。
やはり、禁煙・卒煙というものを色々経験してみて、自分に合う方法を探すのが良いのではないかと感じています。
私自身、引越しはタバコを止めるためだけに行った訳ではないのですが、これを機に、という気持ちがありました。
なので、実際は現実的では無いかも知れませんが、人により、新しい家ではもう吸わないぞ、とか、新しい車ではもう吸わないぞ、という習慣の大きな変化は、タバコを止める際のトリガーになりうるかも知れません。
また、私が禁煙をしようと思った要因が、以前勤めていた会社が全面禁煙になってしまうという情報があったからでもありますので、仕事場の変化などの大きな変化もトリガーになるかも知れません。
もちろんその大きな環境の変化をする際も、禁煙補助薬でニコチン摂取量をコントロールしながら、禁煙本を読み続けることは必須だと感じています。
実際には、それでも私は、タバコを止めることはできませんでしたが…笑
ではなぜ、私はタバコをやめることができたのか?
私自身は、最初、ここまでに書いてきたように、それこそ全部ダメだったのですが、そのたびに、時間がかかっても再度、タバコを辞めるということを自ら決めて、それを自ら認識し、禁煙を開始し、ニコチンのコントロールを変化させたり、本を読み直す中で、ふと、やめられそうな気持ちになる時があって、それから、そのまま現在まで全く吸っていません。
一本吸ったあと、いつものように禁煙セラピーとリセット禁煙をチラッと読んで、寝て、起きて、本当にふとやめられそうな気持ちになって、その後、吸わなくなりました。それが私の卒煙でした。
上記の繰り返しの中で、本が効いたのか、ニコチンのコントロールが効いたのか、そのどちらもなのか、だと思います。
その時、タバコ吸わなくてもいいか、と、ふと感じただけです。その後、また吸っててもおかしくないような感じですが、なぜか吸わなくてもいいか、、という感じで今に至ります。
ニコチンパッチは小さい状態で、本も何十回か読んでいて、その日、夜そのまま寝て、朝起きて、吸いたいような気もするけど、、吸わなくてもいいかな、、というあいまいな感じで、まあ吸わなくてええか、という感じで会社に行って、会社でも吸わずに、家に帰ってきて、吸いたい気もするけど、まあ吸わなくてもいいか、、という感じで、そのまま、吸うことなく今に至ります。
但し、その時も、ニコチンパッチは貼っていました。
めちゃ小さくしたやつです。
結局、ニコチンパッチは最後の最後まで小さく小さくなるまで貼っていたし、外に持って行って貼ったりしていたので、ニコチンのコントロールは結構重要なんじゃないか、と感じています。
私はニコチンが切れると不安感が酷かったのでそれを鎮めるためにも、ニコチンパッチを持っているということ、そのものに安心感もありました。
本を読んでちゃんと理解できているにもかかわらず、ニコチンが切れるあたりで不安感や不安定感が襲ってくることが度々ありました。
その際に、パッチを貼ると安心できるという流れを何度も繰り返したこともあります。
まさに、ニコチン中毒・ニコチン依存症そのものだったんだと思います。
なので、本を何回も読む事と、ニコチンのコントロールはかなり重要なんじゃないかと、私は思うに至りました。
当時、このニコチンのコントロールをもう少し柔軟に量も多様にしていれば、禁煙外来で止めることが出来たんじゃないかとも感じてもいます。
それ(ニコチン量のコントロール)を、自分の口から先生に上手に伝えることができなかった事もあって、禁煙外来では上手く行かなかったんじゃないかと、今は感じています。
私の禁煙体験談まとめ。
何をしてもやめられなかったタバコを、私はなぜ、やめることができたのかと考えたのですが、それはここまで書いてきましたが、本当に泥臭い方法で申し訳ないのですが、繰り返し行動し、経験し続けたから、なんじゃないかと考えています。
なんでもそうなのかも知れませんが、禁煙が、行動し続ける事、経験し続ける事って本当に重要だ、とちゃんと理解できた事でもあったので、非常に心に残っているということもあります。
だからこそ、今ではいい経験ができたとも感じているのかも知れません。
私は自身の経験上、タバコは闇雲に根性だけでやめることは不可能であると感じるに至っています。
ただし、意志は必要だと思います。
強い、弱い、ではなく、変化すると決める意志そのものです。
ここで申します意志は、タバコを辞めることを周りの大切な人に伝えたり、誰のためでもなく自分のために、自分ごととして、自ら、タバコが必要ない人生を選択する、という意志です。
なので、それは、強い弱いといった性質のものではなく、自分でタバコを辞めるという決断をすること、変化しようと決めること、そのものの意志は必要だと感じています。
中には強引に、闇雲に根性だけでやめる事ができた方もいるかもしれませんが、実際は、がむしゃらに行動し続けてもうまく行かなかった方が多いのではないか、と感じています。
ちゃんと、自らの意志を持って、タバコを辞める人生を歩む、と決めることが必要だと感じています。
それは根性論ではなく、自らの意志で様々な方法論を試す、です。
なので、私の禁煙方法としては、自分のために、タバコを辞める、煙草から卒業する、とちゃんと自分の意志で決めたなら、後は根性など必要ではなく、ただただ、自分に合うタバコを止められる方法が見つかるまで色んな方法を何回も試してみるループに入る、ということが結論となります。
そして、その方法論として、ここまでで紹介させて頂きましたが、大きく下記の3つに対する対応策6つの組み合わせを試してみることが必要だと私は思います。
1.ニコチン中毒・ニコチン依存をコントロールする「禁煙補助薬」や「禁煙外来」
2.習慣や考え方を変化させ改善させる「本」や「環境の変化」
3.家族や仲間や自分に対する「言葉」や「想い」
そして、それらの様々な組み合わせを試し続けて行くうちに、私のように何十回もループすることもあろうかと思いますが、その際は、また意志を持って自分のために辞めることを決め、また方法論を試し、ループし、決め、試し、ループし、、ということを繰り返しているうちに、いつか、自分に最適なタバコを吸わなくても大丈夫な方法が見つかり、結果的に禁煙が成功し、自らの意志を持って卒煙した、という流れになると私は考えております。
なぜ禁煙をしようと思ったか
最後の最後に、なぜ禁煙をしようと思ったかを書いておきます。
私が禁煙をしようと思った理由は、下記3つです。
- 受動喫煙
- 健康
- タバコに縛られている人生が嫌になったから
受動喫煙は言わずもがな、今も申し訳ない気持ちで一杯です。
いつも近くにいる大切な人にも、全くの他人に対しても、自分ごととして一定の責任を持つ事はとても重要な事だと感じます。
https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/qa/detail3.html
健康も大切です。
喫煙にて死亡率が上がることは事実です。
それが、肺がんだけではないことを理解する事が重要だと感じています。
https://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/qa/detail1.html
そしてある日、自分の人生がタバコに縛られていることに耐えられなくなってしまい、決断しました。
これが、意志、そのものなのかもしれません。
お金も時間も場所も何もかもがタバコに縛られていたことに気が付いてしまい、できるならやめたほうがいいな、という気持ちになりました。
当時、貧乏だったのもありますが、私に子供や家族がいたら、もっと早くそういう気持ちになれたかも知れないな、とは思います。
ひとりぼっちでタバコが拠り所になっていたため、なかなか決断できなかったのも事実です。
しかし、それより、時間や場所、お金の縛られ具合が上位に来たことも理由の一つです。
その後、実際にタバコをやめるまでに様々な禁煙方法を経験しましたが、そのいろんなことを試したのが結果的に良かったのかも知れません。
今ではもうタバコを吸わなくても全然大丈夫になっています。
禁煙によるメリット
最後の最後の最後に、禁煙のメリットとデメリットを書いて、本記事を終わりたいと思います。
私が実際に禁煙してみて感じたメリットは、まず、受動喫煙をさせる心配がなくなったこと。
これは、もう大反省し続けて生きて行きたいと思います。
次に、自身の健康不安が一つ減った事も、かなり大きいです。
同じ病気になるにしても、タバコをやめとけばよかったと頭の片隅で後悔し続けるのと、そのような後悔なく、思考のリソース全てを前向きに捉えて治療に取り掛かれるのには雲泥の差があると感じます。
それから、お金や時間や場所の縛りがなくなったことです。
タバコを買ったり、喫煙所を探したり、ライターを持って行ったり、灰皿を用意したり、吸い殻を掃除したり、などの、そういうお金や時間や場所の縛りがなくなったことはかなり大きいメリットだと思います。
お金は大きいです。
禁煙当初は、こんなに財布にお金が残っている!ってびっくりすると思います。笑
時間も大きいです。
タバコを買ったり、掃除したり、喫煙所を探したりする時間の節約がかなり大きいです。
あと、灰皿を掃除する必要がなくなったので、火事の心配もなくなりました。
灰皿を誰かに掃除させているならなおさら、です。
これも非常に大きいです。
そして何より、1人の時でも誰かと一緒の時でも、ご飯や喫茶店、お店などの場所探しに制約がなくなったことが、本当に大きいメリットの一つです。
禁煙によるデメリット
実際に禁煙をして十数年、デメリットを感じたことはありません。
但し、多くの方と同じように、2,3キロ太りましたが、元の体重に戻りました。
と申しますか、そもそも、体重はタバコとは関係なくコントロール可能なものです。
▼私のダイエット日記は下記です。お時間のあるときにでも読んでみてくださいね。
最後にまとめ
以上が、私が実際に禁煙した方法と、その時感じたことなどの全てです。
長々と、最後まで読んでくださってありがとうございました。
私自身、禁煙を経験してみた結果としまして、タバコは止めることができる、という結論に達しています。
そして、実際に止めることも出来ましたので、みなさんも絶対大丈夫だと思います。
禁煙する際に重要なのは、自分に合う組み合わせに辿り着く事、だと私は思います。
中でも私が思うポイントは、禁煙補助薬の種類と量を色々試してみる事と、同じ本でもいいので何回も禁煙本を読んでみる事です。
それまでの道のりも、それぞれが一つ一つの経験として自身をレベルアップさせる事と思います。
なので、禁煙される方はぜひ、初めての方法にも挑戦していって色んな経験をして欲しいと思います。
なので、まずは、この記事で書いた方法をゆっくり試していただき、それ以外の本や方法があればそれも試して頂いて、自分に合う方法が見つかるまで色んな経験をし続けて頂きたいと思います。
禁煙してみようかな、と思われた方に何らかの参考になれば幸いです。
そんなみなさまが禁煙に成功し、無事卒煙できることを、祈っております。
以上で「私が禁煙に成功した方法と考え方。2つの本と禁煙外来に行った感想も。」は以上になります。
長々と、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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