神奈川県の箱根にある「岡田美術館」で開催されている「日本・東洋 美の遺産展」に行ってきました!
実は、ちきりんの日記というブログを書いていらっしゃる、ちきりんさん(@InsideCHIKIRIN)のこの「岡田美術館・・・すごっ!」という記事に触発され、すごく見たい!と感じてしまったので、時間作って早速行ってきた次第なのです。
圧倒的な物量に美術品自体の迫力が伴って、すごく楽しかった。箱根まで行ったかいがありました。
簡単ですが、続きに感想など。
岡田美術館
岡田美術館は、箱根登山鉄道の小涌谷駅が近いです。
小涌谷駅に、岡田美術館の200円割引券が置いてあったので、すかさずゲットです!
バスもあるようなのですが、歩いてみます。
おっさんにはキツイけどがんばる
案内の方と少しお話させて頂いた所、岡田美術館は今年の10月に出来たばかりの新しい美術館だそうです。なるほどだからすごく綺麗なのか。ちきりんさんもブログに書いておられましたが、ほんと建物の規模とか設備とかすごくて、とても綺麗だったし大きく感じました。
あと、案内や受付の方々もすごく親切丁寧に対応下さいました。この場を借りて御礼を。
自分は、日曜日に行ったのですが、早朝だったからか混雑はしていないものの人はいた感じです。しかし当然のように、箱根登山鉄道はまま混雑状態でした。。自由業うらやましいです。。
入場料は大人2800円(割引券で2600円でした)なんですが、器や壺、浮世絵や屏風などの美術品に興味が有る方なら、その規模や内容からも全然高くない入場料なんじゃないかと感じました。
自分はあまり美術品に詳しくないのですが、それでも、好きだと思える展示品がいくつか見つかったのもあって、すごく楽しめました。
なので自分にとっても、2800円の価値はありましたし、次に何か興味のある展示品が沢山並ぶようだったら、また来たいなと思いました。
僕が気になったものを幾つかあげると、、
ちきりんさんも幾つかあげられてましたが、それらは自分もすごく目を引きました。
・横山大観の霊峰不二は、思ってたよりも全然大きくて圧倒的。日本て素晴らしい。
・火焔型縄文土器とかの焼き物もかなりの数置いてあって、それがすごく綺麗で、ほんとびっくりしました…!誰かが昨日作って今日持ってきた、ぐらいの綺麗さです。保存状態とかほんと奇跡的なんだろうなと。
・尾形乾山の色絵反鉢、これ、ほんとかっこ良かったです!すごく目を引く感じ。欲しい。
・若冲の絵は、カラスみたいな「月に叭々鳥図」というのが気に入って、ポストカード買っちゃいましたよ。
とにかく、圧倒的な物量とその美しさから部屋に入るたびに、すげえ!すげえ!って心でつぶやいてましたよう!
展示品の幾つかはタブレットで説明が読めるようになってるんですが、大人用と子供用があり、自分、全部こども用を読んでいました。めちゃくちゃ分かりやすくていいな、と。何より楽しそうに紹介してるし。自身もそうありたいものです。
あとまだ気に入ったものが結構沢山あって、名前が思い出せずもどかしいんですが、京焼全般、日本ガラス、白陶器、ピンクや黄色の小さい器、デカイ皿、狂言の歌本みたいなやつ、掛け軸のいくつか、などなどもとても気に入りました!
中でも、京焼全般と、端っこのほうに幾つか置いてあった日本ガラスのコップがすごく可愛くて、多分自分、ああいうのがすごく好みなんだと思います。
大きいものは出来るだけ大きいほうが好きで、だから、どでかいお皿とかの圧倒的な感じもすごく好きでした。現物を見ることにおいて、大きさってすごく重要なんだな、と改めて感じ、心に刻みつけました。これはいつか役に立つはず。
逆に、小さいものが沢山あって、温かみのある絵が乗るような感じも好きなんだと思います。京焼や日本ガラスのコップなんかはそうなんだと思います。
絵にしても、写実的(現実にあるものを主観をまじえずに、ありのままに表現すること。写真のような絵とか。)なものよりは、書き手の意思が混在しているほうが好きだなと。
現実じゃ考えられなく線が曲がってたり形が変だったりも好みだし、逆に現実よりシンプルだったりするほうも好みだなあとか、掛け軸や屏風なんかを見てて色々思ったりしていました。
このポストカードのカラスみたいな絵は、上にもあげました、伊藤若沖の「月に叭々鳥図」という江戸時代中期の掛け軸の絵ということなんですが、パッと見、手塚治虫か藤子不二雄かと!
展示品の壺やお皿に書かれた絵、掛け軸や屏風の絵を見てても、今の絵などに通ずるものがありそうで、やっぱりずっと大きな流れで繋がってるんだな、とすごく強く感じました。
ただ自分は、いままでの展覧会でもそうなんですけど、それが古いとか新しいとか誰が作ったとか良く分からないし、正直そこは全く気にならなくて、単純に目の前にあるモノを見て、好みかそうじゃないか、もしそれが好みなら何故好みなのか、好みじゃないならどうしたら好みになるのかを非常に気にして見ています。
いつもまずモノを見て、気になったら調べてみて、へーそうなんだ、という流れなので、それが古いかどうかとか有名な人が作ったのかどうかは、自分にとっては後付けで十分です。
とにかく、岡田美術館の環境がすごくいいです。外には足湯なんかもあって、飲み物を飲みながら足湯が出来たり、館内にはお金が戻ってくるタイプのロッカーもあるしお手洗いも綺麗、そして何より展示室内に座れるところがすごく多いんです。これ超重要。
なので、集中しすぎて疲れるほど、思う存分展示品を楽しめました。展示品はすべて岡田和生さんの個人所有物だということで、やはり岡田さんとパチスロファンの皆様に御礼を。
あと、歩きやすい靴も履いて行きましたから、疲れずにすみました。ちきりんさん、ありがとうございます。
本当に、素敵な展示品を見ることが出来ました。行って良かった。
ちなみに、日本・東洋 美の遺産展は今月の2013年12月30日(月曜日)までとの事ですので、気になっている方がおられましたら開催日時等、気をつけて下さいね。詳しくは、公式サイトでご確認を。
自分は何が好きで何が必要なのかとか、自分を知ることって中々難しいので、これからもガンガン現物と対峙していきたい。
美術品現物見るの、すごく楽しいです。
というか、次は絶対温泉に行くんだっ!
●岡田美術館公式サイト http://www.okada-museum.com/
●岡田美術館公式Twitter https://twitter.com/okada_museum
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