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マウリッツハイス美術館展に行ってきた感想など!

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9月17日まで東京都美術館で行われている、マウリッツハイス美術館展に行ってきました。
とても素敵だった。

2012年9月29日〜2013年1月6日は神戸市立博物館で開催されるようです。

簡単ですが、続きに感想レポートなど書いてみました。
 
 
 

マウリッツハイス美術館展

 
 

マウリッツハイス美術館展公式サイト
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/

 
 
場所は、東京都美術館です。

 
さあ、上野駅にきたよ!

上野駅の公園口をでて右に曲がり上野動物園の方へ。

テクテク歩くと、国立西洋美術館が見えてきます。
ここで開催されているベルリン国立美術館展で、同じくフェルメールの「真珠の首飾りの少女」が9/17まで展示されています。

●感想はこちら
「ベルリン国立美術館展」に行ってきたよ!〜ベルリン国立美術館展の感想レポート〜

 
 
もう少し進むと、「時をかける少女」で魔女おばさんが絵画修復の仕事をしている、東京国立博物館が遠目に見える。

さらに進むと、でかいスターバックスと上野動物園。

ななめ右奥に、入り口がある

 
 
さあ、行こう!

 
 
僕は14時ぐらいに行きましたが、入り口に混雑状況が表示されています。
今は10分待ちとのこと。

 
 
当日チケットを購入して、東京都美術館内で少し並んで入場しました。

結構たくさんの人がいらっしゃってたと思うんですが、
列がスイスイ進んで、10分で入場出来ました。

 
 
入場してすぐに、音声ガイドを借りました。(500円)
僕はだいたい音声ガイド借りることにしています。

ここでは、オフィシャルサポーターの武井咲さんが、当時のオランダの女性に扮し、いろいろと案内してくれたり、解説の安井邦彦さんがいろいろ教えてくれたりします。
 
当時のオランダ女性に扮してセリフをしゃべっているのもあって、
そういうお芝居を聞いているようでした。
こういう趣旨であれば、もっともっと聞きたかったです。

例えば
「あそこにみえるのが何々で、その横の建物が私もよく行く、、」
とかそんな感じなんです!

誤解を恐れず言うと、
いわゆるキャラクターコメンタリー(キャラコメ)や、
ドラマCD、ラジオドラマに遠からずされど近からず、といったところでしょうか。
全体的に短いような気もしましたが、僕はこの趣旨も含め、すごく気に入りました。

 
 
展示内容の多くは、正直僕には難しい面もあったけれど、
思ってたよりもかなり楽しめました。

フェルメールの真珠の耳飾りの少女だけじゃなく、
「ディアナとニンフたち」も素敵だったし、レンブラントの「シメオンの賛歌」、フランス・ハルスの「笑う少年」も興味深かった。

 
あと、僕が個人的に気になったのは、
ヤーコブ・ファン・ライスダールという人の描いた、「漂白場のあるハールレムの風景」や「ベントハイム城の眺望」などの風景画。

他にもいくつか風景画が飾られていたのですが、どれも素敵だった。

 
それから、ピーテル・クラースゾーンという人の、「ヴァニタスの静物」と「燃えるろうそくのある静物」。
なんかどちらも全体的に暗い絵なんですけど、光ってた。

 
 
この精霊魔法みたいな名前の、
ヤーコブ・ファン・ライスダールさんと、
ピーテル・クラースゾーンさんは覚えておこう。
非常に、僕の好きな感じだった。
 
 
 
公式サイトにも主な作品が載っていますが、
僕みたいな素人にとっても魅力的に感じるものが、すごく多かった印象です。
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/intro/works/

 

●     ●     ●

 

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」は、
間近で見たい人は列に並んで歩きながらみて、
離れててもいいなら、歩かずに止まってみられるようになっていました。
 
僕も列に並んで間近で見てから、遠目でじっくり見たんですが、
思ってたよりもずっと小さかったです。
少女も幼かったし、青も黄色も淡い色だった。

 
列に並んで絵が近づいてくるとドキドキしてくるんですよ。
こっち見てるのもあって。

でも近くで見ると、こっちみてるというか、やっぱ見てくれてないというか。

 
写真や印刷だと全く分からなかったんですが、
実物は少女の周りの黒い部分とかがキラキラしてるんです。

キラキラした雰囲気じゃなくて、実際にキラキラ光ってる。
なんというか、海辺や砂浜が光ってるみたいな感じです。

油絵全体的にそうなんですが、これはすごくそう思いました。

 
光の加減もあるでしょうし、
絵の具をそうやって盛っているのか、
後からそうしたのか、
どうやっているのか僕には全く分かりませんが、
そのキラキラが、本当にすごく印象に残っています。

 
少女が付けているターバンは、絵が描かれた17世紀には無かったものだそうで、
真珠の耳飾りの少女は誰かの肖像画ではなく、
フェルメールさんの想像上の人物として描かれたそうです。

ターバンの青色は、フェルメールブルーと言われているそうです。
当時、非常に貴重だった、ラピスラズリという鉱石を原料とした、
ウルトラマリンブルーという天然の絵の具なのだそう。

とかく青も黄色も綺麗だった。

 
実際、例えば精巧に作られた偽物だったとしても、
仮に、フェルメールさんが書いたものじゃなかったとしても、
僕は、ここに飾ってた「真珠の耳飾りの少女」を家に飾りたいな、と思いました。

印刷だとキラキラが無くなっちゃって満足できないので、
まさに飾ってあるそのものを。

 
 
素人目で申し訳なく、うまく言葉が出てこないんですが、
古くなくて、普遍的と言うんでしょうか。

この画だけ明らかに雰囲気が違います。
光ってる。

何より、真珠の耳飾りの少女がとても可愛かったです。
だけど、寂しそうだった。

 
現物を見ることが出来て、とてもよかったと強く感じました。

欲を言えば、もう少し近くでゆっくり見たかったので、
いつか、オランダのマウリッツハイス美術館にも行きたいな、と思いました。
 
 

マウリッツハイス美術館の館長さんがおしゃってましたが、
「真珠の耳飾りの少女」を海外に出すのは稀だそうです。

 
●マウリッツハイス美術館公式サイト

Het Mauritshuis: het mooiste museum van Den Haag
Het Mauritshuis is het thuis van de beste Nederlandse schilderkunst uit de tijd van Rembrandt en Vermeer. Bewonder het M...

真珠の耳飾りの少女のページ

Johannes Vermeer Girl with a Pearl Earring
This painting is part of the Mauritshuis Collection in The Hague, The Netherlands. Please visit our website for more inf...

 

 
なんでも、オランダハーグにある、
マウリッツハイス美術館が改修工事をするそうで、
その間に、日本に持ってこれるチャンスができたんだそうです。
なにそのタナボタ的ラッキー!

なので、本物が日本に来ている事自体とても珍しいということかと思います。

気になってるかたは、この機会に是非一度足を運んで見るのもいいと思います。

 
 
 

 
 
油絵だからでしょうか、
写真や印刷だとどうしてものっぺりしてしまってて、
実物との印象が全然違うのがよく分かりました。

誰が書いているのかとか、
フェルメールさんが書いたとは知らなくても同じ評価だったかとか
そういうのはやっぱりあると思うんです。

自分も誰が書いたかとか絶対に分からないし、
結局、絵毎の好きか嫌いかになっちゃうかと。

実際、「真珠の耳飾りの少女」も1881年にハーグのオークションにてわずか2ギルダー30セント(およそ1万円)だったそうです。(wikiより)

それが今だと、100億〜150億になるんだとか。

 
制作されたのは1665年もしくは 1666年にかけてだそうで、もう、300以上年も前です。

この絵はもちろん、
フェルメールさんの書く絵が好きな方が時代時代にいたということかと。
だからこそ、今もこうして残ってるのかな、と思いました。

当時から人気があったようなのですが、
時代が動く中、絵が売れなくなり最後は破産してしまったようです。
でも、今もちゃんと絵は残ってて、たくさんの人が見に来てるよ、
とは本人に伝えておきたい。

おせえよ、と言われそうですが。
 
 

おさらい

●マウリッツハイス美術館展公式サイト
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/

 

●国立西洋美術館ベルリン国立美術館展で、
同じくフェルメールの「真珠の首飾りの少女」が9/17まで展示されています。

感想はこちら
「ベルリン国立美術館展」に行ってきたよ!〜ベルリン国立美術館展の感想レポート〜

 
 
●あと、上野の森美術館でツタンカーメン展が行われています。

感想はこちら
ツタンカーメン展に行ってきた感想など!

 
 
どちらも近いので、気になってた方は一緒に行くのもいいかもしれませんね。

 
マウリッツハイス美術館展、行ってよかったです。

僕のような素人でも満足度が高くて、
絵は生で見る必要があることを強く感じさせてくれる素晴らしい展覧会でした。

 

 

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