「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」に行ってきたよ!
こんにちは。
まなべ(@manabehirotsugu)です。
「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」に行って来ましたので、感想など書いてみたいと思います!
<ネタバレ注意>
続きに、「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」のネタバレがあります。内容を知りたくないという方、ネタバレされたくないという方などは、絶対に続きを見ないでくださいね!
「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」の感想。
開催概要
■「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」公式サイト
http://gogh-japan.jp/
■「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」公式Twitter
https://twitter.com/gogh_japan
■開催期間:
東京展:2017年10月24日(火) ─ 2018年1月8日(月・祝)東京都美術館
京都展:2018年1月20日(土) ─ 3月4日(日)京都国立近代美術館
感想
肖像画の青が印象的で、とても好きな感じでした。
ゴッホの絵は新宿の「ひまわり」を見に行って以来でしたが、やっぱり好きだなと思いました。
■ゴッホの「ひまわり」を新宿に見に行ってきたよ!
http://manabeya.com/gogh/
ゴッホはパリにいる時に、印象派に出会ったり、浮世絵版画に出会ったりしながら自身の画風を模索していったそうです。
【ゴッホが日本を愛した証①】《花魁(溪斎英泉による)》
当時パリで発行された、日本特集の雑誌の表紙を模写したものです。雑誌が、左右反転して元の浮世絵を印刷したため、ゴッホの作品も反転して描かれました。かんざしなど、元絵で着色されていない部分の色は、彼のオリジナル。 pic.twitter.com/ZQQyOeJYiE— ゴッホ展 巡りゆく日本の夢 (@gogh_japan) 2017年11月2日
好きだった絵をあげると、まずこの「花魁」でしょうか。
日本の浮世絵の模写なので、美人画や鶴の絵やカエルの絵がそのまま描かれているのですが、色使いなどに独特の感じを受けましたし、やっぱり欲しくなるというか、興味をそそられるような、そんな絵でした。
一緒にモチーフとなった浮世絵も展示されています。
北斎など、いろいろ展示されているのですが、所有者がニトリだったりしてそういうのを知るのも面白かったです。
「三冊の小説」という絵も好きでした。
これは、厳密に言うとちゃんとした絵画じゃないのかも知れません。
パリ万博の展示準備をした「起立工商会社」という会社の看板の裏に描かれた絵なのですが、それ自体にすでに存在感があって、裏を見るとゴッホの絵があって、というとても興味深いものでした。
ゴッホはパリに疲れ、アルルという場所に向かい、まさにその地が日本のようだと思ったとのことです。
アルルに渡ってから作風が変化しているのですが、個人的にそっちのほうがすごく好きだなあと感じました。
「種まく人」という絵も好きでしたし、その他の雪景色を描いている絵も凄く好きでした。
その中に「花咲くアーモンドの木」という絵があったのですが、そもそも自分がゴッホを知る機会になった「花咲くアーモンドの木の枝」という絵に近いような気がして嬉しかったです。
「花咲くアーモンドの木の枝」という絵はこのノートの一番右の絵です。これは今回の展示やグッズではありませんが、自分の大好きなゴッホの絵です。新宿にひまわりを見に行った時に買いました。
あとは、そのひまわりと似ているようにも感じた「夾竹桃と本のある静物」という絵も好きでした。
花と本は、それそのものがすでになんとなく存在感があって、それが絵になった時の美しさも現実とはまた全然違った感じになるのもいいな、と思いました。
精神病療養所に移ってからの絵もまた雰囲気が変わっており、日本の花鳥画をモチーフにしたような絵もあったりして、ゴッホは本当に日本が好きだったんだなと感じられました。
日本の文化に興味があった、ということなんだと思うのですが、自分の中で独自の日本像を作っていっているような感じがして、それもまた面白い所だと思いました。
展示の最後には、日本に憧れたゴッホに憧れた日本人の、ゴッホ巡礼の記録などを観ることができます。
【ゴッホが日本を愛した証②】
《寝室》アルル時代の最高傑作の1つと評される作品。ゴッホ自身はこの絵を、「陰影は消し去った。浮世絵のように平坦で、すっきりした色に彩色した。」と語り、精神病の発症後、「僕にとって最高の場所は、あの寝室だったんだ。」と弟テオに手紙を送っています。 pic.twitter.com/zc25tSeZE6— ゴッホ展 巡りゆく日本の夢 (@gogh_japan) 2017年11月7日
全体的に展示の仕方が面白く、ゴッホの絵と浮世絵を一緒に観られたりするので、興味深く絵を見られると思います。
ゴッホには浮世絵やアルルの景色がどう見えているか、を垣間見られる展示になっていると感じました。
土日は分からないのですが、平日のお昼であれば絵を間近に見られるぐらいのお客様の数だったので、ゆっくり楽しめるかなと思います。
上野にある美術館で開催されている展覧会「怖い絵展」「北斎とジャポニズム展」「ゴッホ展」「皇室の彩」で相互割引をしてるようです。
ゴッホの絵が好きな方や、他の展覧会に行こうと思っている方でも気になっている方など、ぜひ。
個人的には、オランダとかフランスに行きたいなあって、心底、思いました。
ゴッホ美術館も行ってみたいですが、ゴッホが住んでいた街とかにも行ってみたいなあ、って思える展覧会だと思います。
図録もオススメです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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