草間彌生展「わが永遠の魂」を国立新美術館に見に行って来たよ!
みなさま、こんにちは。
まなべ(@manabehirotsugu)です。
『「草間彌生 わが永遠の魂」展』の感想レポートです。
2017年2月22日(水)〜5月22日(月)、国立新美術館にて開催している『「草間彌生 わが永遠の魂」展』に行ってきました!
世界でも有名な草間彌生さん最大級の展覧会であり、絵画はもちろん、映像や立体物、初期作品から現在の作品まで見られる草間彌生展。
とにかく、とっても興味深い展覧会です。楽しいし、色々考えてしまいました。
感想や、レポートレビュー、チケットやグッズの事などなど、色々書いてみました。
<ネタバレ注意>
展示内容のネタバレしています。写真撮影OKの場所は写真を撮りまくってきましたので、この先に、たくさん写真が貼ってあります。草間彌生展「わが永遠の魂」の内容を知りたくないという方、ネタバレされたくないという方などは、絶対に続きを見ないでくださいね!
注意して記事作成しておりますが、間違いや抜け漏れなどあってはいけないので、必ず公式サイトなどで情報のご確認をお願い致します。
「草間彌生 わが永遠の魂」展
国立新美術館で開催中
草間彌生展「わが永遠の魂」は、東京六本木にある国立新美術館「企画展示室1E」で開催中です。
住所は、東京都港区六本木7-22-2。
東京メトロ千代田線 乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結)。都営地下鉄大江戸線 六本木駅 7出口から徒歩約4分。東京メトロ日比谷線 六本木駅 4a出口から徒歩約5分。
会期は、2017年2月22日(水)〜5月22日(月)
時間は、10:00〜18:00 金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
※4月29日(土)~5月7日(日)は毎日20:00まで開館
休館日は、毎週火曜日ですので注意して下さいね。 ※5月2日(火)は開館
東京メトロ千代田線「乃木坂駅」青山霊園方面改札6出口からだと直結なので、とっても行きやすいです。階段あがってすぐのところにチケット売り場と、かぼちゃが見えると思います!
反対側の六本木駅側正面入り口の方も、インスタレーションが施されていますので、ぜひ。
※インスタレーションとは、現代美術における表現手法・ジャンルの一つで、ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術のことです。WikiPediaより
お祭りみたいで、とってもいい感じです。
可愛い。
駐車場、バイク、自転車でのこと
国立新美術館には駐車場は無く、周辺にある駐車場をご利用ください。とのこと。
なお、障害者の方の車両は、美術館西ゲート(青山公園前)におります警備員にお申し付けください。とのことです。
バイクや自転車は、正門(六本木ゲート)から入り、チケットブース奥にバイク駐車場、自転車駐輪場がありますので、ご利用ください。とのことです。
混雑のこと
自分が行った日曜日の11時頃は券売所に人が全く並んでおらず、待ち時間0分でチケットを購入、入場も待ち時間0分で館内に入る事が出来ました。
ただし、これから混雑してくると思われるので、チケットはローソンで買っていく方が良いかも知れません。
館内も、ある程度混雑していましたが、天井が高いこと、部屋が広いこと、などから自分はあまり混雑感は感じませんでした。ただし、後半は多少混雑感を感じるかも知れません。
グッズ売り場も混雑しているかも知れませんが、公式図録だけは美術館地下のショップでも買う事ができます。
入場など待ち時間などあるかも知れませんので、こちらもスマホゲームなど、ひまつぶし対策グッズを持参して楽しんで行きましょうね。
チケットのこと
チケット代金は、当日一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円)
*()は団体料金 *団体は20名以上 *中学生以下無料 *障害者手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料
*2017年3月18日(土)から3月20日(月・祝)までは高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
ほか主要プレイガイドで販売。※チケット購入時に手数料がかかる場合がございます。
詳しくは公式のチケットページへ。
当日チケットは下記写真の乃木坂方面からの券売所でも購入できますし、正面玄関側の券売所でも購入できますし、ローソンのロッピーで購入してそれを持って行って入り口で見せてもOKです。
自分はローソンで買って行きました。
ローソンチケットをネットで予約した方は、必ず、ローソンで発券して下さいね!ちゃんと発券して、忘れないように持って行って下さいね。
自分が行った日曜日の11時頃は券売所に人が全く並んでおらず、待ち時間0分でチケットを購入、入場も待ち時間0分で館内に入る事が出来ました。
たまたま空いていた時間帯だったのか、今後いつ混雑するのか分かりませんが、当日チケット売り場で絶対並びたく無い方はどちらにせよ、ローソンでチケットを買って行った方がいいかも知れません。
また現在、ローソンには通常のチケットのほか、草間彌生の最新大型連作絵画シリーズ「わが永遠の魂」をあしらったオリジナルクロス3枚セット付きのグッズ付きチケットもあります。詳しくは、ローソンチケット特設サイトをご確認下さい。
トートバッグセット券/南瓜キーリングセット券/ミュシャ展とのセット観覧券、グッズの引き換えのこと
【トートバッグセット券、引換券をお持ちのお客様】ショップにレジ待ち列が発生しておりますので、トートバッグの引き換え場所を展示室入口に変更いたしました。入口係員にお声がけください。
— 「草間彌生 わが永遠の魂」展(公式) (@kusama2017) 2017年2月23日
トートバッグセット券/南瓜キーリングセット券/ミュシャ展とのセット観覧券はすでに販売が終了しています。
また、トートーバッグの引き換えは展示室入り口で行っているそうです。南瓜キーリングは、ショップスタッフにお声がけくださいとのこと。
展示室入り口、ショップの出口や並んでいる所にスタッフの方がいらっしゃっいましたので、セット券グッズの交換場所などがもし分からなければ聞いてみるのもいいかも知れません。
館内入れ替え制ではなく、チケットを切ってもらって一度入ればずっと館内にいることができます。
ちなみに、館内にトイレあります。その横に座る所も少しだけあります。そこで図録も見る事ができます。
グッズのこと
「草間彌生 わが永遠の魂展」 人気のグッズと話題の音声ガイド https://t.co/Z3IlOABTui @dot_asahi_pubより
— 「草間彌生 わが永遠の魂」展(公式) (@kusama2017) 2017年3月20日
先にグッズやショップの事を書いておきます。
自分が行った時は上記写真のように、グッズを買う為に、待ち時間約40分〜60分の列が出来ていました。
館内入場は待ち時間0ですが、展覧会を見終わって、最後にグッズショップがあります。そのレジ待ちで列が外まで続いています。
まだ展覧会は始まったばかりなので、今後対策され、レジ混雑も解消されるかも知れませんが、グッズ購入の予定がある方は、ある程度待つ覚悟が必要かも知れません。
でも、スマホゲームなどの暇つぶしグッズがあれば大丈夫!こちらも対策して行きましょう。
自分は次の予定があったので、泣く泣く現場を後にしました。。
やよいちゃん人形欲しかった。。
公式カタログ(図録)だけは、地下1Fの「スーベニア・フロム・トーキョー」で買える!
ただし、公式カタログ(図録)だけは、地下1Fの「スーベニア・フロム・トーキョー」で買えます。
なんと、A4変形で300ページもあります!
自分も地下で買いました。待ち時間0でした。地下のいろんなグッズが売っている場所には展示品しか置いてありませんので、地下レジの方に直接「草間彌生展のカタログを下さい」と言えば、すぐに出してくれて買う事ができますよ。
とっても素敵な図録で、自分どうしても欲しかったので、すぐに地下で買えたのはとってもありがたかったです。
公式グッズの一部が「MoMA Design Store 表参道」で買えるようになる!※2017年3月15日(水)からの予定※
「草間彌生 わが永遠の魂」オリジナルグッズ
■販売店舗:MoMA Design Store 表参道
■東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
■03-5468-5801
■営業時間:11:00-20:00(GYREに準ずる)
■販売開始:2017年3月15日(水) ※2月末日時点予定
■展開予定商品:
ポストカード16種類/各139円~、クリアファイル4種類/各371円、マスキングテープ4種類/各408円、ふせん2種類/各408円、日めくり1,667円、缶バッジ17種類/各463円、スマホケース5種類/各2,963円、てぬぐい5種類/各1,667円~
マステやスマホケースなど、公式グッズの一部が表参道のMoMAショップで買えるようになるそうです。
展覧会場まで行けない方や、グッズを買いそびれた方は、覗いてみるのもいいかも。
入場
さあ、入場です。
場所は、企画展示室1Eという場所です。すぐにわかると思います。
写真撮影のこと
写真撮影は、1E展示室内「わが永遠の魂」展示コーナと、1E展示室出口前ロビー<オブリタレーションルーム>(丸いシールをみんなで貼る場所です)と、野外展示場のかぼちゃのみOKになっています。
あと、係りの方に聞いたら、入ってすぐの音声案内とかを借りる場所も写真撮影OKでした。それが上記の写真になります。
音声案内/音声ガイドのこと
音声ガイドは、550円で借りる事ができます。
草間彌生さん本人が創作にかける想いや制作秘話を語って下さり、自作詩の朗読も聴くことが出来る豪華版です。
ナレーターは、土田大さん。
自分、いつも音声ガイド借りるんですけど、非常に聴きやすくて面白いガイドだと思います。
草間さん本人も色々と語ってくださっているので、非常に興味深く展示を見ることが出来ました。
ちなみに、音声は日本語のみ、とのことです。
車椅子とベビーカーのこと
係りの方に確認忘れたのですが、公式サイトによると館内にベビーカーは持ち込めるそうです。実際に自分が行った日もベビーカーの方がいらっしゃいました。ベビーカーの貸出しなどのサービスもあるそうで、ご利用希望の方は、インフォメーションまでおたずねください、との事。
自分が行った時にはお見かけしませんでしたが、車椅子も借りることが出来るそうです。こちらも、ご利用希望の方は、インフォメーションでおたずねください、とのことです。
★詳しくは公式Q&Aをご確認下さい。心配な方は公式のお問い合わせにご確認下さいね。
ストールのこと
館内が寒いと感じられる方はストールも借りられるようですが、自分的には全く快適でしたので、館内の環境的には全然心配いらないと思います。
あと、鉛筆も借りられます。
先の尖ったシャーペンとか使っちゃダメ。
さあ、入館だ!
さあ、連作「わが永遠の魂」がずらりと130点並んだ広大な展示室が、皆様をお待ちしております。一般公開は明日22日からです!明日から「今日のわがたま」と題し、「わが永遠の魂」シリーズを毎日1点ずつこのアカウントでも紹介いたします。お楽しみに。#草間彌生 #わが永遠の魂 pic.twitter.com/ghZ8xnmZsI
— 「草間彌生 わが永遠の魂」展(公式) (@kusama2017) 2017年2月21日
入ってすぐの所に、連作「わが永遠の魂」がずらりと130点並んだ広大な展示室があって、これが非常に圧巻です!
多くは162cmx162cmの大きさのキャンパスに、まず一色で下書きをしてからアクリル絵具で描いていくそう。
しかもこの部屋写真撮影が可能です。
お気に入りを見つけるもよし、一緒に写真を撮るもよしのとっても楽しい、さながらパーティー会場のような大展示会場になっています。
日曜11時ごろの会場の写真です。
混雑しているように見えるかも知れませんが、とっても広い会場なので、全く気になりませんでした。
それよりも、展示されている絵たちの表情とお客様が刺激しあって、独特の空間になっていると感じました。
絵を前にして写真を撮ったり、かぼちゃを囲んで談笑したり、そんなお客様の姿を見ていると、それこそが芸術を芸術たらしめているものなのだと、なんだか確信めいたものが見えた気がしました。
その時間こそが、永遠そのものなのかも知れません。
正直、全然分からないのですが、そんなの関係ないんですよね。
いいからいいでいい。
理由も理屈もいらない。
僕の長年の持論では、素敵なものは大体訳の分からないもの、なんですよね。
ちなみに自分が一番好きだったのは、最後の写真の赤い水玉のシンプルなやつ。
陽光の中で世界に平和を望む、という題名だそうです。
絵を見てから題名を読むと、一種の占いのような気もしてきますね。
その後、かぼちゃの横に出て、かぼちゃカワイイします。
写真は外のものですが、館内の中にもかぼちゃの絵というか、そういうのの展示があるんです。
そして、その次の「生命の輝きに満ちて」という展示が、これまたとっても素晴らしかったです。
これは写真も撮れないし、体験型の展示なので、ぜひ会場に足を運んでほしいと思いました。
素敵。
あとは、最後の晩餐という展示もとっても可愛いかった。
反復と増幅
写真撮影NGの場所もたくさんあり、そこにも非常に興味深い展示が多かったです。
初期作品も展示されており、その後の時代の流れや草間彌生さんの歴史も知ることが出来ました。
1939年の一番最初の作品に、すでに水玉模様が使われていました。
花や蛾の絵もあったりして、今とは全く違う感じもしたし繋がってる感じも受けました。
ニューヨークでの活動も紹介されていましたし、執筆活動紹介や映像作品、ボディーペインティングやインスタレーションなども紹介されており、その様々な活動のなかで自らを表現しようとしていたのかも知れません。
水玉模様は幼少の頃からの幻覚が元になっているそうですが、その水玉を実家で栽培していた「かぼちゃ」と合わせるなど、非常にキャッチーな所もあるのが草間彌生さんが一般の方にも支持される要因の一つなんじゃないか、とも感じました。
自分は、草間彌生さんの事を現代美術家とか前衛芸術家だとは全く思っておらず、芸術家そのものだと思っていますが、どんな人にせよこれだけ一般の方にも届くものを創作するのは中々難しいんじゃないかと。
水玉の幻覚はかぼちゃだけに見えていた訳じゃないと思うので、そこから何を選択するかはやはり芸術家の判断の賜物だと思うのです。
展示最中、『反復と増殖』というキーワードが出てきますが、それこそまさに、草間彌生さんを一番に表した言葉だと感じました。
とっても面白い考えだったので、感じたことを含めちゃんと覚えておこうと思いました。
その事だけでも、草間彌生展に行った甲斐があったと思いました。
その後は後期作品をみたりして、また最初の連作「わが永遠の魂」がずらりと並んだ広大な展示室に戻ってきます。
1周して元の場所に戻ってくるような作りになっていますので、混雑具合で好きな所から見たり、再度展示を回ったりも出来そうですね。
最後は広大な展示室からグッズ売り場に行って、展示は終了となります。
オブリタレーションルーム
1E展示室出口前ロビーで開催されている、オブリタレーションルームですが、草間彌生展のチケットを持っている方のみ入る事ができます。
入り口にいる係りの方にチケットを見せて、シールを受け取り、真っ白い部屋の自分の好きな所にそのカラフルなシールを貼っていきます。
世界各地の展示会でも行われているインスタレーションだそうで、自分も参加して来ました。
自分、こういうの、すごく好きです。
【今日の「オブリタレーションルーム」】2017年3月1日(水)※開館時間前#草間彌生 #わが永遠の魂 pic.twitter.com/FELDtPZuTZ
— 「草間彌生 わが永遠の魂」展(公式) (@kusama2017) 2017年3月1日
【「オブリタレーションルーム」タイムラプス動画!】真っ白な部屋に水玉シールを貼る参加型展示「オブリタレーションルーム」。この変化の様子を定点観測カメラで撮影、動画化しました!撮影期間は2/22~27です。 #草間彌生 #わが永遠の魂 https://t.co/aV8u2zotOD
— 「草間彌生 わが永遠の魂」展(公式) (@kusama2017) 2017年3月7日
最後に
帰り道、ふと応援しているクリエイターの事を思い出しました。
僕は多分、その方の最後の作品に触れることは出来ないのだろう、と改めて知ったのです。
それは僕よりもずっとずっと若いクリエイターだからなのですが、これからもたくさん、その方の描くものを見ていきたいと思いました。
諦めないで沢山創作し続けるというのは並大抵のことではありませんが、クリエイターのみなさまには、自身の創作物を楽しみにしている人が必ずどこかにいると信じて作り続けていて欲しいです。
時間はずっと繋がってるものだから、過去現在未来、永遠に、それはいつか分からないけど、僕が見に行きます。
「草間彌生 わが永遠の魂」展、見に行ってよかったです。
ほんと、とってもよかったです。
おさらい
●「草間彌生 わが永遠の魂」展公式サイトはこちら。
http://kusama2017.jp/
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https://www.facebook.com/KUSAMAWAGATAMA/
ディスカッション
コメント一覧
良く分かり易い内容ですね。ありがとうございます
尼崎の眞ちゃんさん
こちらこそ、ブログ読んでくださって、ありがとうございます!