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【ネタバレ注意】きみの声をとどけたいの感想。

きみの声をとどけたい

 

劇場アニメ「きみの声をとどけたい」を見に行ってきました。

すごく素敵な映画でした。

はっきり言って、名作です。

個人的な感想と、少しの考察、舞台の湘南・腰越のこと、主題歌や声優さん、あらすじ、そして、「NOW ON AIR」のみなさまやキミコエ・オーディションの事などをピックアップしながら、色々書いてみたいと思います。

 

<ネタバレ注意> 続きに、映画「きみの声をとどけたい」のネタバレがあります。内容を知りたくないという方、ネタバレされたくないという方などは、絶対に続きを見ないでくださいね!

 

 

 

きみの声をとどけたいの感想。

 

作品概要

 

■きみの声をとどけたい公式サイト http://kimikoe.com/movie/

■きみの声をとどけたい公式Twitter https://twitter.com/kimikoe_movie

■きみの声をとどけたい公式Facebook https://www.facebook.com/kimikoe.movie

 

アニメーション映画『きみの声をとどけたい』は、海の見える日ノ坂町に住む女子高生「なぎさ」が、ミニFMステーションラジオの存在を知り、その“声”を通じて、新たな世界と出会っていく物語。

「なぎさ」を始めとする7人の女子高生たちは、悩みや喜び、あこがれや夢、かけがえのない日々を過ごし、舞台である日ノ坂町の街並みや、そこに住む人々と共に生き、最後に小さなキセキを起こします。

 

監督は、伊藤尚往監督。

脚本は、石川学さん。

キャラクター原案は、青木俊直さん。

アニメーションキャラクターデザインは、高野綾さん。

音楽は、松田彬人さん。

アニメ制作はマッドハウス。

声優には、 第1回キミコエ・オーディションで選ばれた、飯野美紗子さん、岩淵桃音さん、片平美那さん、神戸光歩さん、鈴木陽斗実さん、田中有紀さんと、三森すずこさん、野沢雅子さん、梶裕貴さん、鈴木達央さん、佐古真弓さん、志村知幸さん、牛山茂さん、小林操さん、さかき孝輔さんが参加されています。

 

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NOW ON AIR/キミコエ・オーディション

 

物語の中心の7人の女子高生たちは、2016年8月に開催された第1回新世代声優発掘・育成プロジェクト「キミコエ・オーディション」で選ばれた6人の新人声優の飯野美紗子さん、岩淵桃音さん、片平美那さん、神戸光歩さん、鈴木陽斗実さん、田中有紀さんと、『ラブライブ!』の園田海未役などで大人気の声優、三森すずこさんが担当されています。

その「キミコエ・オーディション」出身の新人声優さん6人で、ユニット『NOW ON AIR』を結成し本編主題歌や劇中歌なども担当されています。

NOW ON AIRさんの公式サイトはこちら。 ■http://kimikoe.com/nowonair/

キミコエ・オーディションは第2弾の開催も決定しているそうです。

詳しくは「キミコエ・オーディション」公式サイトへ ■http://kimikoe.com/

 

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あらすじ

「言葉にはね、タマシイが宿っているんだよ。 コトダマって言ってねー。」 海辺の町、日ノ坂町に暮らす高校生の行合なぎさは、小さい頃に祖母から問かされた“コトダマ”の話を今も信じていた。 願い続ければきっと叶う。悪いことばかり口にしていると、それが現実となって自分に返ってきてしまう。 それがコトダマなのだ。 なぎさには3人の幼馴染がいる。 ラクロス部仲間のかえで、お菓子作りが得意な零、そして今は別の高校に通う浜須賀家の お嬢様のタ。 でも、かえでとタは顔をあわせるといつも口論になってしまう。 なぎさは、かえでのことは好きだけれど、キツい言葉を使って口論するかえでのことは苦手。 それがストレスにもなっていた。 ある日、なぎさは使われていない喫茶店アクアマリンに入り込んでしまう。 そのー角にあったのはミニFMステーションの設備。 出来心からDJの真似事をしてしまうなぎさ。 ほんの遊び心だったが、偶然にもなぎさの“声”は放送されていたのだ。 その声を問いていたひとりに矢沢紫音がいた。 紫音は、母の看病のため日ノ坂町を訪れていたのだった。 そして、なぎさはかえで と零、紫音と一緒にミニFM・ラジオアクアマリンからの放送を本格的に始めることになった。 8月に入り、ラジオ番組に詳しい 中原あやめと、作曲ができる琵琶小路乙葉も加わりさらに、本格的になっていくラジオアクアマリン。 ところがある日、アクア マリンが取り壊されてしまうことが明らかになる一。 「きみの声をとどけたい」公式サイトより引用。

 

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ざっくりとした感想

<良い所> ■とんでもない良作 ■非常に丁寧な超王道ど真ん中の青春群像劇 ■久々に、いい映画見たなぁって劇場を後にできる ■何より、この作品を貫くテーマが素晴らしい ■何から何まで丁寧で分かりやすい ■単なる日常系ではなく、そこに住む人々の生き様がある ■音楽がいい ■音(生活音)がいい ■歌がすごくいい ■動きも絵も綺麗 ■青木俊直さんのキャラクターデザインがはまってる ■そのキャラクターたちが上手にアニメーションとして景色や人々に溶け込んでる ■何よりも物語や構成のバランスがすごくいい。天才的なバランス感覚。 ■だからか、先が分かったとしても全然退屈じゃ無い。これがマジすげえ ■要所要所のモノローグの入り方に痺れる。これもマジすげえ ■ファンタジーのスパイス加減も抜群 ■キャラが立っていて誰が誰だかすぐ分かるから物語に集中できる ■主要6人の声優さんは新人さんとの事だがお芝居も全く問題無し。声も好き。 ■難しく考えずに、気持ちよく見られて、誰もが幸せになれる90分 ■タイムリープも難しいお話もボーイミーツガールも無いが、泣ける ■アニメだが萌えという感じでは全く無い ■少し疲れてしまった方や、色んなエンターテイメントを見てお腹いっぱいになっている方など、すごくいい気持ちになれるはず ■老若男女、大人でも子供でも学生でも社会人でも働いてなくても女子でも男子でも誰でも見られるところが一番いいと思います ■近年稀に見る、老若男女にオススメの素敵な名作映画

<悪い所> ■悪い所が思いつかない ■どうせこういうお話だろって思いながらも、それが心地良くなってくる ■期待していた物語か、それ以上のものが贈られてくる安心感 ■ご都合主義だと言われるかも知れないが、これはご都合ではなく、本当にそういう物語なのだからしょうがないじゃないか、って思える ■終始べたな話だと思うんですけど、物語の運びが上手すぎて全然飽きない ■最後のアレも分かってたけど、いや誰もがそうなることは分かってたやろうけど、OKOK、分かってる分かってる、でもそれがええんやん、素敵やんってなる ■何よりそのクライマックスの見せ方もすごく良かった ■最後の最後の場面は、個人的には必要なかったかも知れないなあ、とも少し思うけど、むしろ、あれから始まる続編もありかなと思う。というかちょっと見たいよね ■以上。悪い所が思いつかない。 ■あ、あった! ■『Wishes Come True』をMVにして魅せておくれよう!!!!!! ■『Wishes Come True』は神曲だ!!!!!!出し惜しみしてもしょうがねえぞ!!!!!! ■『Wishes Come True』最高だから、みんな劇場に行って映画見てサントラを買おう!!!!!!

 

 

サントラ買っちゃった。 「Wishes Come True」まじいい曲。 きみの声をとどけたい

 

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この作品を貫くテーマの素晴らしさ

 

とんでもない良作でした。

途中、うれしくて一人、席でニヤついてしまったぐらいです。笑

映画館館内もすごく集中していて、いい空間になってて、久々に、いい時間を過ごせました。

本当に、ありがとうございます。

 

自分が一番いいなあと思ったのは、この作品を貫く1本のテーマです。

それは、「コトダマ」。

劇中、その「コトダマ」のイメージを中心に物語が展開されて行くのも素敵だったし、主人公がそれを信じているのもとっても素敵でした。

何より、全体的にすごく分かりやすく作られてて、唸りました。

ファンタジーファンタジーしてる訳じゃなくて、完全な現実の物語だけど、そのイメージからくるファンタジーのスパイスの加減が本当に素晴らしくて。

コトダマって、言葉と声だと自分は思うんです。

見えないものを、どうやって魅せるかって言うのはすごく難しいと思うんですが、それがピッタリとハマったクライマックスなんか、もう最高でした。

 

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天才的なバランス感覚

 

もうね、バランスがすごくいいんですよ。

現実とファンタジーのバランス。

物語のバランス。

構成のバランス。

キャラクターのバランス。

音のバランス。

歌のバランス。

声のバランス。

言葉のバランス。

すべてがうまくハマってて、ものすごく分かりやすくて楽しいです。

 

例えば、物語がダレてきそうになったり、進行上進めてほしいなあって思う時、ジャストなタイミングで『モノローグ(語り)』が入るんですよ。

これがまた心地よくて。

あと、それって大丈夫?とかって物語上の引っかかりが、ちゃんとその次のテーマに繋がってる。

いいタイミングで新しい登場人物が出てきたり、ちゃんと引っかかりを回収して問題を解決しながら進めていってくれる所もすごく気持ちがいいんですよね。

いきなり、何人もの登場人物が出てくるんじゃなくて、この人はこの役目、この人はこういう人で、この人はこういう喋り方をして、、っていうのが自然に物語の中に存在しているので、ストレスなく物語に集中できました。

七人の侍などでもそうですが、個性的な役割を与えてやるっちゅうのは、ハマった時、すごく気持ちよくなるんだなあって強く感じていました。

そういうところからも、ノスタルジーというか、ある種の懐かしさを覚えるのかも知れませんね。

 

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天才的なバカが持つ底抜けの明るさ

 

なんせ、主人公の「なぎさ」が、めっちゃいいやつなんですよ。。

誰かのために泣いたり、怒ったり、初対面でもガンガン伝えて、話を聞いたり、行動したり楽しんだり出来る、劇中の乙葉の言葉を借りるなら、ある意味『天使』みたいな人なんですよね。

天才的なバカっていうか、底抜けの明るさっていうのは、僕みたいな根暗な人間からしてみれば、すごく救われる所があるんです。

ある種の憧れを持って見てしまう所がある訳ですよ。

 

だからこそ、「紫音」の気持ちも痛いほど分かるし、言い出す事ができなかったことも、ほっといてくれっていう感情もすごく理解できる。

「紫音」の最後のあれ、ヤバすぎましたね。

絶対劇場で見てほしいです。

 

「かえで」の強さも僕の好きな感じの強さでした。

時に強さは人を臆病にさせるんですよね。

強く抱き締めたら壊れるんじゃ無いか、という想いとは裏腹に、強く抱き締めることを止めることが出来ない悲しみを持ってる。

 

あと、何故「かえで」がバイトしているかとか、「かえで」に限らず他の登場人物たちの様々な人となりが深く語られないのも好印象。

人物の深みの取捨選択が素晴らしく、それこそが、この映画をまた一つ分かりやすくしている要因の一つだと思いました。

 

「雫」が夢を語る所が大好きなんですよね。

あれ、めっちゃいいシーンですよね。

さらっと、あういうこと言うのに凄く憧れています。

 

あと、「乙葉」のライブシーンと、天使告白?も好き。

ライブハウスの感じもいいし、バンドの感じも凄く良かった。

 

 

二人の夢はきっと現実になる、とそう思わせてくれる映画でもある所がまた、センスがあるというか、にくいなあと思います。

 

「あやめ」は、もうすごかった。

新人さんとは思えないセリフまわしで、この映画のコミカルな柱を支えてて、すごく楽しむことが出来ました。

あやめ、いい奴だし、ほんと、すごい。

 

そして、「夕」ですよ。

「なぎさ」との二人のシーンも本当に凄くいいんですが、自分は、「夕」がいない場面でも終始「夕」の存在が浮かんでくる物語の構成がすばらしくて、こういうのなんていうんだろうって考えてたんですけど、思いつかなかったんですよね。

エンドロールで一番最初に名前が来るのは主人公だけど、一番最後に名前がくる人がそれに当たるっていうか、おいしい役っていうか。

印象的な敵役がいる作品ってどれも最高に面白いじゃないですか、それですよ。それ。

自分、夕、かなり好きですね。

 

とにかく、七人全員好きになっちゃいますよね。

ほんと、いいなあって思っちゃう。

「アクアマリン」に入り浸る、将暉の気持ちが凄く分かる!笑

 

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ノスタルジーと懐かしさ

 

ミニFMラジオを軸に、コトダマをつなげていくという物語だったんですけど、

それが誰の為か、っていう"解"が素晴らしくて。

ラジオにしても、言葉にしても、声にしても、歌にしても、結局、『誰か一人の為に』という解は、僕自身も同じで、それこそが人間が存在する理由だとさえ感じることが多々あります。

だからこそ、この映画のタイトルが「きみ"の"声をとどけたい」になっているのだ、と感じています。

ラジオアクアマリンを始める時には、お母さんの名前を付けている。

ずっとずっと声を掛けていたからこそ、ずっとずっと呼びかけ続けていたからこそ、ずっとずっと思い続けていたからこそ、ずっとずっと諦めなかったからこそ、ラストの奇跡が起こったんだと思うのです。

 

多くの人に伝わるのは結果でしかない訳で、始まりにはいつもその誰かの想いがあるのだと思います。

多くの人に伝えようとする、そこのコントロールはそれはそれでデータや歴史や様々な要因や経験を糧にして頑張らなきゃいけない事だと思うけど、それもこれも、一番最初の純粋な想いや、それを考えただけで涙が出そうになったり、いてもたってもいられなくなったりする熱さがあっての事だと僕は思います。

 

僕たちは、何人もの人が集まっても、やっと一人を救えるかどうかも分からない不安定な生き物です。

でも、そこで逃げずに挑戦し続けることが出来るのもまた、不安定な生き物だからこそだと思うのです。

 

しかも、この映画では、7人がそれぞれの不安定で足りない所を補い合っても、必ずしも完成する訳ではない所も、この作品の魅力で。

ミニラジオというある一定範囲の街の人々だけに届く、ある種、街という一つのチームのつながりを表すシンボル的な増幅装置によって、そんな7人の不安定な想いが広がって行く過程もすごく納得が行く所です。

クライマックスで、それを視覚的にもちゃんと見せてくれる所も好感が持てるし、その不安定さを埋めるように、コトダマや、言葉や、声や、歌が、それを見ている僕たちにも美しい映像や音声として表現され伝わるのだから、これを感動と言わずしてなんと言うのでしょうか。

 

それはそのまま、今回オーディションで選ばれた新人声優さんたちや、この映画を作ったチームのみなさんの想いと同じなのかも知れない、と感じていました。

ある種の懐かしさや、ノスタルジーは、その不安定さから来ているものなのかも知れません。

劇場でそれを見ていた僕は、物語が進むにつれて、登場人物たちと同じように、そして多分、演者さんたちや、チームのみなさんたちと同じように、心いっぱいに、体いっぱいに、何かが満たされていくような、そんな感覚を覚えたのです。

 

こんな幸せなことは、中々ないと思います。

そして、それは魔法などではなく、現実にも起こりうることなのでしょう。

『コトダマ』が存在するかしないかは、僕には分からないけど、それを信じることが出来そうな気がしました。

そして、実際に、この映画から『コトダマ』を受け取って、書いたものがこのブログなんだと思います。

僕も、言葉と声が、本当に大好きなんです。

 

あなたにも、『コトダマ』は届いているでしょうか。

 

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最後に。

 

ラジオの懐かしさや、舞台の湘南や、新人声優さんたちの頑張りや、先輩の演者さんたちの粋さや、才能あるプロフェッショナルな制作チームのみなさんや、その他にも色々この作品を構成しているものがあるのだと思うんですけど、そのどれもがすごいバランス感覚でうまくハマっており、終始、とっても楽しくみることが出来ました。

何より、この世界の色んなものを信じさせてくれるところが、とっても大好きな映画でした。

言葉と声という、僕に、多分多くの人にも近しいテーマだったことも良かった。

マジで、老若男女にオススメです。

みなさまも、ぜひ。

劇場で見てみて下さい。

優しい気持ちになれる、本当に素敵な映画です。

 

勝手ばかり長々と失礼いたしました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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【追記】2017年9月23日(土)渋谷HUMAXシネマで開催された“この歌をとどけたい”スペシャルライブ付き上映会に行ってきました。

きみの声をとどけたい

<セットリスト> 1.この声が届きますように / NOW ON AIR 2.本当の私になりたくて / 行合なぎさ(CV片平美那さん) 3.Pure song / 琵琶小路乙葉(CV鈴木陽斗実さん) 4.Wishes Come True / NOW ON AIR 5.キボウノカケラ / NOW ON AIR

 

やっぱり泣いてしまった「きみの声をとどけたい」の上映が終わって、スタッフの方の説明や場を盛り上げる軽快なトークがあったあと、NOW ON AIRの6人、飯野美紗子さん、岩淵桃音さん、片平美那さん、神戸光歩さん、鈴木陽斗実さん、田中有紀さんが舞台に登場しました。

衣装は、劇中の担当キャラクターたちと同じ衣装、制服とのこと。

お客様は満員。

チケットはソールドアウトだそうです。

 

1曲目の「この声が届きますように」は、最初少し硬さも見られましたが、終始とても楽しそうに歌われているのが客席まで伝わって来ました。

映画館で歌われるのが初めてとのことで、そういうやりにくさがあったのかどうかは分かりませんが、客席で聞いている分には全く問題なく声も出ていたし、何よりハモりがすごく綺麗で、終始丁寧に歌われていてすごく好感が持てました。

ダンスやステージングで魅せるというよりは、歌と声とコーラスワークで魅せる、合唱団や歌劇団や舞台のような感じで、自分の大好きなタイプのライブだったのですごく楽しかったです。

 

2曲目は、行合なぎさ役の片平美那さんだけが舞台に残り、ソロで劇中歌の「本当の私になりたくて」を歌って下さいました。

片平美那さんの声は上手く言えませんが、まだ完成されてない独特の魅力がいっぱいの声でした。

それが一生の武器になりそうな、これからがとっても楽しみな揺れ幅が特徴的な声で、聞いていてすごく楽しいです。

全然、飽きの来ない声です。

まさに、キャラソンとかいっぱい歌ってほしいです。

 

3曲目は、琵琶小路乙葉役、鈴木陽斗実さんが歌われた、"乙葉ちん"の劇中歌「Pure song」。

鈴木陽斗実さん、歌が凄く上手くて、いや、上手いだけじゃなく、凄くいい感じなんです。

すごくいい感じ。

聞いていて、凄く気持ちいい。

すごく甘い歌声で、CDの音源よりも何倍も生歌の方が良かったです。

また、別の何かでも鈴木陽斗実さんの歌が聞けるようになるんじゃないかなあ、と感じたりしていました。

 

圧巻は、4曲目の「Wishes Come True」。

ほんとヤバかった。

ヤバイなんてもんじゃなかった。

ハモりも凄く綺麗で、合唱みたいでやっぱり大好きだった。

感動的。

今回の上映会に行こうと思ったのは「Wishes Come True」を生で聞きたかったからで、実際歌ってくださって凄く嬉しかった。

しかもフルで!

フルで歌うのは初めてとのことだったんですけど、全然問題なくて、むしろ凄くて、CD音源の聞きやすさじゃない実際の生声の力を感じさせてくれる、圧巻の1曲だった。

二人で向き合いながらハモったりして下さったり、それが劇中の風景みたいで感動的だったりもした。

自分には、劇中の丸い形じゃなく、尖ってて、天井に突き刺さって、空を突き抜ける"コトダマ"が見えました。

とにかく、そりゃ奇跡も起きるでしょという強い説得力を持った、とても素晴らしい1曲だったと思います。

自分、後半ラスサビ前の静かになる所の『♪気がついた 誰かの足もとを』の「を」の部分が大好きなんですけど笑、それもちゃんと聞けたし、大満足です!

また、聞きたいです。

 

最後の5曲目は「キボウノカケラ」。

楽しそうにダンスを踊りながら歌う「NOW ON AIR」のみなさんが凄く微笑ましくて、こっちまで笑顔になりました。

飯野美紗子さんのソロの部分も凄くよかった。

みなさんの感じ含め、PVよりも何倍もいいステージだと思いました。

5曲ともそうなのですが、音源やPVよりもライブの方がいいっていうのは自分の中の絶対条件なのかも知れません。

上手いだけじゃなく、いい感じだったのが凄く良かったなあって思います。

ちゃんと、客席までとどいていました。

大満足のライブでした。

NOW ON AIRの、飯野美紗子さん、岩淵桃音さん、片平美那さん、神戸光歩さん、鈴木陽斗実さん、田中有紀さん、関係者のみなさん、素敵な歌声、"コトダマ"を本当にありがとうございました。

また、歌を聞きに行きます。

 

★10/1(日)に“この歌をとどけたい”ライブ付き上映会の第2弾が開催決定したとのことですよ!気になってる方は、ぜひ。詳細は公式サイトへ