「陽なたのアオシグレ」の感想。

 

公開日:2013年11月14日

 

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陽なたのアオシグレ

 

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映画「陽なたのアオシグレ」をシネ・リーブル池袋に観に行ってきました。

ファンタジー色はじける、すごく楽しい映画でした。

簡単ですが、感想を。

「陽なたのアオシグレ」は18分の短編アニメーションで、同じくなかむらたかし監督の17分の短編アニメーション「寫眞館」と同時上映です。「寫眞館」の感想はこちら。


陽なたのアオシグレ

●陽なたのアオシグレ/寫眞館 公式サイト
http://www.shashinkan-aoshigure.com/

●公式Twitter
https://twitter.com/studiocolorido/

あらすじ

内気な小学4年生(ヒナタ)は、クラスで人気者の女の子(シグレ)のことが大好きな男の子。でもシグレと話をすることも出来ないヒナタは、彼女のことを思い描きながら妄想する日々を送っていた。そんなある日、突然シグレが転校してしまうことに・・・。悲しみに暮れるヒナタ、クラスメイトに見送られ去っていくシグレ。「僕はシグレちゃんに想いを伝えるんだ!」決心したヒナタは走りだす。石田祐康が贈る渾身のアクションシーンが満載の、疾走感あふれる胸キュンストーリー。(公式サイトより)


石田祐康監督が彩る熱い想い

寫眞館/陽なたのアオシグレ

すごく楽しい映画でした。

ぶっちゃけ最初の方は、あれって思ったんですけど、その後からラストのラストまで全部楽しかったです。

物語とかストーリーはすごくシンプルで、瞬発力とか爆発力とかがもうすごく楽しくて。

スピッツの楽曲「不思議」との相性が素晴らしく、曲がかかる後半のすべてが弾ける気持よさは言葉に出来ないほどグッとくるものがあります。めちゃくちゃ爽やかで気持ちいい映画。是非、沢山の方に観ていただきたい短篇アニメーションです。

例えば、CGだとかめっちゃ動いてるとかどうとかっていうのは、いや、もちろん今回の映画でも十分綺麗なんですけど、そういうのは機材とかにお金と時間をかければある程度クリアできるんじゃないかな、と素人ながら思ってて、だからそれよりも、この映画が持ってる”手触り”がすごく良くて、例えば、柔らかそうだなあとか、食べたら美味しいそうだなあとか、シグレちゃん可愛いなあとか、飛んだら気持ちよさそうだなあとかっていうのに向かっていくのは、そういうものをもともと持ってないと駄目なような気がするので、石田監督はそれを持っておられる方なんじゃないかな、と僕は感じました。そういう世界を求めておられるのかも知れませんが。

言葉ではなかなか難しいんですけど、ブーンって飛んで、バーンってなる、みたいな笑

だから、子供たちのための、キャラものとか見てみたいです。キャラものの大冒険活劇とかすごく見てみたいです。


フミコの告白

フミコの告白は、2009年に石田監督を始めとする京都精華大学マンガ学部の仲間の方々5人で製作された自主制作作品で、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞など数々の賞を受賞されています。公式にYoutubeにアップされているので、ここにも貼らせていただきました。

この作品も楽しすぎます。何より、フミコさんの声が好きすぎる。

DVD付きメイキングブックも制作過程のほぼすべてが分かりやすく載っていて、為になるし、すごく楽しいです。

フミコの告白
フミコの告白


rain town

「rain town」は、石田監督が2011年に大学の卒業制作として発表された作品です。第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞などを受賞されました。公式にYoutubeにアップされているので、ここにも貼らせていただきました。

メディア芸術祭で初めて見て、いいなあ、と思ったら、その後フミコの告白と同じ石田監督の作品だと知って2度ビックリしたので、すごくよく覚えています。


追記:ポレットのイス

ポレットのイスも石田監督の作品で、ノイタミナというフジテレビのアニメーション枠10周年スペシャルアニメーションとして製作された短編アニメーションです。

キャラクターデザイン・アニメーションディレクターは、台風のノルダの新井陽次郎さん。音楽はこちらも台風のノルダで音楽を担当された浜渦正志さん。

サウンドトラックも発売されておりそのジャケットには、なんと、ポレットのイスの絵コンテやラフ画が載ってあります。まじ最高だわ。詳しくは、浜渦さんの公式サイトへ。

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新井陽次郎さんのキャラクターデザイン

それと僕は、キャラクターデザインがすごく大好きでした。

キャラクターデザインは新井陽次郎さん。素晴らしいです。全員可愛すぎます。陽なたのアオシグレでは、キャラクターデザインと作画監督、原案協力もされているそうです。

パンフレットによると新井さんは、スタジオジブリにいらっしゃったそうで、ジブリ美術館で上映している短編の「たからさがし」や「パン種とたまご姫」、劇場作品の「借りぐらしのアリエッティ」「コクリコ坂から」「風立ちぬ」に参加されていたそうです。現在は、スタジオコロリドにおられるとのこと。

先日、好きな短編アニメーションをブログにまとめていたのですが、コロリド作のコントールベア短編アニメーションの監督が新井陽次郎さんだったと思うんです。エンドロールからなので間違ってたらごめんなさい。その短編もすごく可愛いです。公式にYoutubeにアップされているのでここにも貼らせて頂きました。いつか、新井陽次郎さんの監督作品も劇場で見てみたいです。


スピッツ「不思議」

劇中挿入歌として、スピッツの12thアルバム「さざなみCD」に収録されている「不思議」が流れます。この曲との相性が抜群に良くて、もう今は、ミュージックビデオと短編アニメーションの境が全然無い感じがしていたので、非常に納得でした。

正式に、「不思議」のミュージックビデオとして再編され、シングルカットされてもいいんじゃないかな、と感じるほど素晴らしかったです。鳥肌モノでした。鳥も飛んでたし

iTunesで試聴できますので、是非。

さざなみCD

さざなみCD (1,500円)
(2013.11.14時点)
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音楽は市川淳さん

劇伴は、市川淳さん。市川さんは、柴咲コウさんや宮野真守さん、「確証〜警視庁捜査3課」や「ふたりはミルキーホームズ」の音楽、その他、数々の作詞/作曲/編曲をされている音楽家。まだ、詳しく聴けてなくて、だから、もっともっと聞きたいと感じました。
陽なたのアオシグレの曲もパッション溢れてるのに絵に寄り添うようで、とてもワクワクしたし、何より「寫眞館」のテンション落ちない感じがほんと最高だったんです。

とにかく、市川さんの音楽をこれからいろいろ聞いてみたいと思います。

てか、警視庁捜査3課のメインテーマとかカルテットには少し足りないとかめちゃくちゃかっけえ


ヒナタ役伊波杏樹さん、シグレ役早見沙織さん

ヒナタ役は声優の伊波杏樹さん(@anju_inami)。

本作が本格的な声優デビュー作だそうですが、全く違和感無かったです。すごいです。叫び声とかタメとかグッとくるし。これからのご活躍にもすごく期待をしたいと思います。

子供時代の男の子ってやっぱり女性がハマるのでしょうか、何と言うかすごく、ヒナタの可愛さとか純粋さが溢れ出ていました。伊波さんがヒナタの事を好きになってしまって、その伊波さん+ヒナタがシグレの事を好きになってしまったのかも知れませんね。

そのヒロイン、シグレ役は声優の早見沙織さん。早見さんは、大友克洋監督の映画「火要鎮」お若役や、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」鶴見知利子(つるこ)役、ゲーム「ラブプラス」の高嶺愛花役など、あと個人的には「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」の新垣あやせ役が大好きなんですけど、その他出演作多数の本当に素晴らしい声優さんです。

もうね、シグレが可愛い。ヒナタが好きになるのも分かる。早見さんの柔らかい声は何よりもです。モノローグの部分もすごく良かった。いやあ、良かった。早見さん、ほんと素晴らしい。


石田監督の作品は、フミコの告白でも思ったんですけど、声とか音楽とかが、すごく絵にハマってて全然違和感がないんです。もともとあったもののようにすごく自然だと思います。石田監督は、絵と音の監督なのかも知れません。


最後に

陽なたのアオシグレ

分かる範囲で、感じたことなど書いてみました。雑文乱文勝手ばかりすみませんでした。

「寫眞館」も本当に素晴らしかったんです。「寫眞館」の感想はこちら。

両作品とも、本当に観に行ってよかったです。

陽なたのアオシグレは18分の短編ですし、同時上映のなかむらたかし監督の「寫眞館」は17分なので、合わせても40分弱で見ることが出来ます。

なので料金は、大人学生に限らず、1日とか映画の日とかじゃなくても、いつでも1000円。

ただ、現在のところ公開している劇場が、東京の「シネ・リーブル池袋」、横浜の「ブリリアショートショートシアター」、大阪の「テアトル梅田」の3つしかなく、公開期間もあまり長くないと思います。

もっと上映劇場が増えて沢山の人に見てもらいたいな、と思いました。

お近くの方など、サクっと劇場で短編アニメーション映画を見られるあまりない機会なので、是非。陽なたのアオシグレ、寫眞館、両作品とも大人から子どもまで全年齢大丈夫な、素敵なアニメーションだと思います。いいアニメ見たなあってすごく思いました。

「アオシグレ」って何かなと思って少し調べてみたら、”季語”なのかなと。「時雨(シグレ)」はそのままだと初冬の季語だそうですが、「青」を付けて「青時雨(アオシグレ)」にすると、初夏の季語になるそうです。「青時雨」は、若葉から滴り落ちるしずくを時雨に見立てた言葉だそうで、まさにその言葉のごとく、青臭くも純粋で若さあふれる陽向(ヒナタ)の汗と涙が、まさに陽に向かうように、シグレのこの先の人生に光を照らし続けるであろう、心温まる素敵な物語でした。

皆様も是非。

あと、ハシビロコウファンの方も是非笑

石田監督を始め、関係者の皆様、楽しい映画をありがとうございます。
気が早いかも知れませんが、次回作も楽しみです。


P.S.

寫眞館/陽なたのアオシグレ

シネ・リーブル池袋に初めて行ったんですけど、小じんまりとしてて昔行ってた劇場みたいな感じですごく気に入りました。i列の真ん中辺りで見てたんですが、すごく観やすかったです。


おさらい


●陽なたのアオシグレ/寫眞館 公式サイト
http://www.shashinkan-aoshigure.com/

●公式Twitter
@studiocolorido

●公式Facebook
https://www.facebook.com/studiocolorido

●スタジオコロリド
http://colorido.co.jp/

●石田裕康監督Twitter
@ih_tete


追記

陽なたのアオシグレ

「陽なたのアオシグレ」は、2015/6/5から公開されているスタジオコロリド新作「台風のノルダ」と同時上映されています。改めて、大感動いたしました!

劇場の大画面と大音量で感じる「陽なたのアオシグレ」も本当に素敵で、帰ってからも再生が止まりません。劇場先行版ブルーレイ特典の石田監督のラフイメージボード集が良すぎてやばい!

このブルーレイには「陽なたのアオシグレ」に加え、上で紹介させて頂いた「フミコの告白」と「rain town」と「ポレットのイス」も収録されており、それに加え「陽なたのアオシグレ」のサウンドトラックと、ラフイメージボード集、ストーリーボード、絵コンテ、設定美術原画集が特典封入されています。

本当に本当に素晴らしくて、発売してくださってありがとうございました!ですよ!超オススメです。

後半のすべてが素晴らしいんですけど、個人的には、ヒナタが落ちてしまって白鳥が間に合わなくてハシビロコウが横から救出するシーンと、ヒナタがシグレに「来い!」っつってシグレがふわって落ちてくるところ、もう最高でしょおおおおお!!!

石田監督、次回作も楽しみにしております!

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●台風のノルダの感想はこちらです。

http://manabeya.com/taifu-no-noruda/

台風のノルダ

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