「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」事前招待会に行ってきました!
特撮が好きな方、何かを創作されている方、あまり詳しくないという方も、場内で上映されている短編映画など含め、かなり楽しめると思います。
とにかく、出来るだけ沢山の方に見ていただきたいと思えるほど、本当に素敵な展覧会でした。
非常に簡単ですが、続きに感想など書いてみました。
素晴らしい展覧会でしたが、全日程終了してしまいました。 しかし、なんと、公式サイトにて、国内巡回展の検討に入ったとのこと発表がありました!!! <松山展>2013/4/3(水)〜6/23(日)愛媛県美術館 <新潟展>2013/11/8(金)~2014/1/21(火)新潟県立近代美術館 これ以降の開催についても引き続き検討中です。決定次第、当HPにてお知らせします。 とのことです。詳しくは公式サイトへ。 http://www.ntv.co.jp/tokusatsu/index.html
【ネタバレ注意】 会場内は一部写真撮影がOKで、ブログへの掲載許可も頂きましたが、 まだ見ていない方にとってはネタバレになってしまう所があるかも知れませんので注意してください。
続きに写真撮影OKの場所の写真をいくつか貼ってあります。 展示物は写真撮影がNGでしたが、その内容のネタバレ、と言っていいのかわかりませんが、どんな感じのが展示されてたと感想を書いている箇所があります。
ネタバレが気になる方、自身が行くまでは「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」特撮展の内容を知りたくないという方などは、絶対に続きを見ないでくださいね!
特撮博物館について
●公式サイト http://www.ntv.co.jp/tokusatsu/index.html
少々引用させて頂きます。
- 展覧会名:館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技 期間:2012年7月10日(火)~10月8日(月・祝) 休館日:月曜日(ただし、7月16日、8月13日・20日、9月17日・24日、 10月1日・8日は開館。7月17日、9月18日は休館。) 時間:午前10時〜午後6時 (入場は閉館の30分前まで) 場所:東京都現代美術館 企画展示室1F・B2F 〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1料金:大人・大学生1,400円(1300円)中高生900円(800円)小学生400円(300円) ※小学生未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者2名、第3水曜日に観覧する65歳以上は無料 ※()内は前売券/団体券料金
前売り券チケットはいろんな所で買えるようです。詳しくは、公式サイトへ ●公式サイト チケットページ http://www.ntv.co.jp/tokusatsu/ticket.html
場所は、東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」から歩いて10分ぐらいでしょうか。詳しくは東京都現代美術館公式サイトへ ●東京都現代美術館公式サイト アクセスのページ http://www.mot-art-museum.jp/access/index.html
美術館の有料駐車場もあるようですがあまり数止められないようで、公共機関使用推奨のようです。 東京都現代美術館付近の駐車場検索NAVITIME
さあ行こう!
テクテクあるくと、深川江戸資料館があったり、ローソン100やデイリーヤマザキがあったりしてそれも通り過ぎる
と、片側2車線の広い道に出るので、右に曲がると左に見えてくる!
グッドスマイルカンパニーさんの一万人事前招待会に応募していたのです。
チケットを渡して、さあ、行こう!
特撮展!!!
とにかく素敵だった。
僕は、特撮というものを全くと言っていいほど知らないです。 しかも、特撮映画もあまり見たことがありません。
見たことあるものと言ったら、テレビから流れてくるウルトラマンやゴジラの映像ぐらい。
でも、そんな僕でも会場内に入ったとたん、心が踊るのが分かりました。
東京タワー 特大ポスター 自衛隊の車両 ドリル 宇宙船 潜水艦 銃 戦艦 飛行機 見たこともない乗り物の数々
小松崎茂さんのイラストや、成田亨さんのデザイン画多数。
民家や電柱、街灯の数々
赤レンガ倉庫のミニチュアもありました。 先日「コクリコ坂から展」で行ってきたばっかりだったので、なんだかすごく親近感がありました。 本物より本物みたいだった。
そして、圧観の国会議事堂。
それぞれの名前にも心惹かれました。 これは、ハイパワーレーザービーム車というそうです。
あと、宇宙防衛艦轟天とか、わだつみ、ボーンフリー1号、90式メーサー殺獣交戦車もかっこ良かった。 ウルトラマン全般、特に飛行機の色もフォルムもデザインもすごく良かった。
中に人が入る特製スーツから、マスク、パーツ、原画や図面多数、 ゴジラ、メカゴジラ、キングギドラ、ガメラ、モスラ、ウルトラマン、惑星大戦争、マイティジャック、、、
知っていたものもあった。 知らないものもたくさんあった。 とにかく全部かっこ良かったし、全部素敵だった。
是非、生で見ていただきたいと思いました。
ミニュチュアなんだけど、何だか大きい。
そのものの重さとか大きさとか、手触り感とか、そこにある感じと言えばいいのか。 とにかく、何か感じるんです。
この感じは極めて大切なんじゃないかなって思いました。 大きさや重さ、触れる感じ、揺れる感じも含めて、すべてが。
それから、 美術館や博物館などに良くある音声ガイドがここでも付けられるんです。500円。 声は「機動戦士ガンダム」テム・レイ役や「新世紀エヴァンゲリオン」冬月コウゾウ役の清川元夢さん! とても、オススメです。 あの一度は聞いたことがある、渋い声で説明してくださったのを聞くことが出来ます! http://www.ntv.co.jp/tokusatsu/voice.html
あと、庵野監督のコメントが随所に貼ってあり、非常にアツイ想いが伝わってきます。 (安野モヨコ先生が描かれた小さい庵野監督付き!)
なぎ払え!!!
そして、企画:庵野秀明 巨神兵:宮崎駿 監督:樋口真嗣、 スタジオジブリ最新特撮短編映画「巨神兵東京に現わる」
最高だった。 内容についてはなにも書かないですが、絶対に見ていただきたい。 とにかく、おもしろすぎる。 何だか分かんないですけど、泣きそうになりました。 あと、先が見たい。
http://www.ntv.co.jp/tokusatsu/movie.html
http://www.ntv.co.jp/tokusatsu/news/3916.html
ちなみに、上記公式サイトの最新情報でもお知らせされていますが、「エヴァンゲリオン」シリーズで綾波レイ役を務める林原めぐみさんが、「声」(語り手)として、出演されています。
この短編映画だけで充分、元が取れます。 是非。
笑顔が眩しすぎる
その先に、短編映画製作時の裏話的ないろんなものが展示されています。 ここも非常に興味深かったです。
映画ナウシカにて庵野監督が原画を担当されたあのシーンの原画から、今回の絵コンテ、制作風景やミニュチュアの数々。
中盤、製作時のメイキング映像が流されているんですが、これがとてもおもしろい。 まわりでその映像を見ている方々も笑いが起きるほどでした。 これも絶対に見ていただきたい。
たくさんの方々がお金と時間と技をかけて丁寧に創り上げて言った様子が垣間見られます。
とにかく、関係者の皆さんが楽しそうに作品を作る姿がとても眩しい。 どういうふうに撮影されているのかが分かって、改めて「巨神兵東京に現わる」をもう一度見たいと思いました。
余談ですが、僕もナウシカの原作が大好きで、これだけは実家から持ってきて今も本棚に置いてあります。 特に、後半の巨神兵がめちゃくちゃカッコイイ。
僕が持ってるのにはポスターも付いてて、ナウシカと一緒にいる巨神兵も描かれています。
未読の方は、是非。 とてもオススメです。
特美倉庫
その後、特撮美術倉庫を再現した場所があり、ここにも沢山のミニュチュアが置かれていました。 使い古したようなもの、スーツの一部なんかが無造作に置いてあって、とても楽しい。
特に僕は、列車のミニュチュアに心惹かれました。 蒸気機関車や鉄道。
昔、父と一緒に列車の写真を撮りに行ったのを思い出していました。
入り口に飾ってあった、子供たちが倉庫を覗いている写真がとてもとても印象的でした。
マジ写真撮りまくり
そして、唯一写真撮影が許可されているミニュチュアセットスペースです。 これ、全部ミニュチュアなんですよ! ここは二人以上で行ったほうが、いろんな写真が撮れてめちゃくちゃ楽しめると思います!!! 僕は一人でしたがっ!笑
お土産を少々
そして最後にお土産やさんがあります。 ここは、特撮展のグッズ、巨神兵figma(結構な数置いてありました)や図録、ポストカード、ウルトラマンやガメラなどの特撮映画のグッズ、ナウシカやヱヴァンゲリヲンの本なんかもありました。
http://www.ntv.co.jp/tokusatsu/goods.html 公式に載ってる巨神兵像レプリカも展示されてたんですが、めちゃくちゃかっけー
ちなみに、カードはVISAとMASTERが使えるとの事。
今回の図録です。 http://www.ntv.co.jp/tokusatsu/picturebook.html
「巨神兵東京に現わる」と「特撮博物館」の2冊入で2700円。 これ、買いです。ほとんどの展示物が写真入りで載っています。 超オススメ。
ポストカードです。 展示品で気に入ったものを買ってきました。 一枚160円。可愛い。
そして、巨神兵のfigmaです! 今回、グッドスマイルカンパニーさんの巨神兵figma付き1万人事前招待会特別チケットに応募しました。 グッドスマイルカンパニーさん、本当にありがとうございました。 最高にカッコイイです。
王蟲さんと「なぎ払え」のシーンを、 ミシェル・オスロ監督作品「夜のとばりの物語」風に再現
王蟲さんがデカ過ぎて、あやまってるみたいになっちゃったよ…
おさらい
●公式サイト http://www.ntv.co.jp/tokusatsu/index.html
●楽天の特設ページ ツアーなんかが紹介されています http://travel.rakuten.co.jp/special/tokusatsu/
●ドガッチにてCM映像やニコファーレでの映像、庵野監督、鈴木プロデューサー、樋口監督へのインタビュー映像が見られます。 http://dogatch.jp/sports_event/tokusatsu/ http://dogatch.jp/interview/tsukuruhito/index.html?bclid=p-int_no.122
●NHKさんの映像付きニュースです。どんな感じかすこしだけ映像が見られます http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120709/k10013459631000.html
●AV Watchさんの記事です 写真入りで非常に分かりやすいです http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120709_545845.html
●株式会社カラー http://www.khara.co.jp/
●原作の巨神兵は映画とは全然違います。原作も最高に面白いです。未読の方は是非。
●「巨神兵東京に現わる 劇場版」が、ヱヴァンゲリヲンQのBD・DVDに収録されるとのことです!
注意
この記事ではカバー出来ていないことや間違っている事などあるかもしれませんので、実際に行ってみようと思われた方や、疑問点などがある方は、必ず公式ホームページなどを確認したり、問い合わせるなどしてみてくださいね。
最後に
楽しい。
この一言に尽きる。
技術もお金も時間もたくさんたくさんかかってしまうというのは、ど素人の僕にも痛いほど分かりました。
見ていると、本当にすごい技術で、最高に素敵だ。
巨神兵東京に現わるもメイキング映像も僕にとって、非常にインパクトのある映像でした。
対象物との間の空気感や、ナマモノの動き。 大きさや形、感触、質感、重さ。
具体的に僕に何か出来るわけじゃないのだけど、とにかく今は頭の中に詰め込んでおいて、いつかの時うまく取り出せたらいいな、と思う。
古いものの中から新しい何かを。 そんなことを考えていました。
一般公開は7月10日(火)〜10月8日(月)まで。 期間限定なのがもったいない。
目安になるか分かりませんが、僕自身は入り口から出口までで約4時間ぐらいでした。 写真撮りまくっていたり、じっくり見まくったり、途中ベンチで休んでいたりしていたのですが、もしかすると3時間ぐらいで見て回れるかも知れません。
特撮が好きな方、何かを創作されている方、庵野監督作品や樋口監督作品が好きな方など、行って損はないと思います。 特撮などあまり詳しくないという方も、場内で上映されている短編映画など含め、かなり楽しめると思います。 パッと見お客さまは、男性が全体の半分、後の半分が女性とカップルやご家族でした。 なので、男性はもちろん、女性の方にも、夏休みのデートにも、家族サービスなんかにも、とてもいいのではないかと思いましたよ!
全国巡業などもあればいいですね。
とにかく、少しでも気になった方は、是非! もう、めちゃくちゃ楽しめると思います!
庵野監督を始め、樋口監督、関係者の皆様、本当にありがとうございました。 特撮の事を知ることが出来て、本当によかったです。
ほんと、楽しかったです。
あと、「巨神兵東京に現わる」とメイキング映像などBD/DVDにして欲しい。 めちゃくちゃ素敵だった。
必ず、また見に行きます。