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【ネタバレ注意】ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝の感想。

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -

 

京都アニメーション最新作「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -」を見に行ってきました!

自分はこの映画、すごく好きです。

簡単ですが続きに感想レポレビューなど、色々書いてみました。

 

【ネタバレ注意】
続きに、映画「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -」を見た感想を書いています。あまり内容は書いていませんが、公開直後ということもあり、まだ見ていない方にとってはネタバレになってしまうかも知れませんので注意してください。ネタバレが気になる方、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -」の内容を知りたくないという方など、絶対に続きを見ないでくださいね。

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 – 公式ホームページ
http://www.violet-evergarden.jp/sidestory/

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 – 公式Twitter
https://twitter.com/Violet_Letter

 

 

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -の感想。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -

 

傑作です。

自分は、テレビ版から続くヴァイオレット・エヴァーガーデンの世界観が大好きなのですが、その中でも一番好き、と言っても良いほどです。

 

映画館で劇中、何度も涙がこぼれました。

感情の波を自分で制御するのが難しい作品です。

様々な場面で、溢れ出る想いを抑えることが出来ませんでした。

 

でも、それと同じぐらい、何度も笑みがこぼれました。

それは、主人公ヴァイオレット・エヴァーガーデンを取り巻く環境がテレビ版に比べ、幾分か良くなっている印象を受けたからです。

 

その、世界観や時代の流れを構築している、絶妙なバランス感覚や特異な表現方法に、どうしようもない憧れの感情を抱きました。

私は何者でもありませんが、これほど素晴らしいものを見せられれば、誰もが憧れのような感情を抱くのでは無いかと思います。

 

多くの方に見て頂きたいです。

この独特な感情は、望んでも、そう何度も感じることができないもの、だと思います。

 

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同時に、エンターテインメントとしても非常に上質で、誰もが楽しめる作品です。

テレビ版よりも、さらにエンターテインメントに舵を切っているような印象も受けました。

この辺りも自分の大好きな所の一つでした。

 

パンフレットを見て後から知ったのですが、テレビ版第5話の王女シャルロッテ姫のお話「人を結ぶ手紙を書くのか?」と、第6話の天文台リオンのお話「どこかの星空の下で」の脚本をされた、鈴木貴昭さんと浦畑達彦さんが本作品の脚本を前半後半に分かれてされているとのこと。

特に5話は、本作品の監督の藤田春香さんも澤真平さんと共同で演出を担当されており、本作品の素晴らしさにつながるほどの納得感がありました。

 

私がテレビ版を初めて見た時、その5話と6話に非常に感銘を受け、大好きな回だったこともあって、本作品が自分好みであるということが言えるのかも知れません。

しかし、それをも超える驚愕の完成度で、正直、びっくりしています。

 

本作、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形」は、万人に届く素敵なアニメーション映画です。

まだ、本作品を見ておられない方がいらっしゃいましたら、こんなブログなどここまでにして、今すぐ劇場に足を運んでいただき、本作品を体感していただきたいと思います。

 

テレビ版を見ていなくても大丈夫です。

が、もし、本作品を見た後にヴァイオレット・エヴァーガーデンがどういう人物であるかを知りたくなったら、過去のヴァイオレット・エヴァーガーデンに会いたくなったら、テレビ版を見てみるというのも良いと思います。

Netflixさんで全編動画配信されており、登録すれば30日間無料で見ることができますし、BD/DVDも発売されています。

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデン | Netflix (ネットフリックス)
元軍人のヴァイオレット・エヴァーガーデンが見つけたのは、手紙を代筆する仕事。手紙を通して触れる様々な人の気持ちが、愛を知らない彼女の心に優しい光を灯す。

 

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本作品の主人公である、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは「武器」であったため感情を持たないただの兵器、でした。

感情を持たない、という意味ではどこか私にも通づるもので、多くの方が同じように、自分のことのように感じていたのかも知れません。

 

失ってしまった両腕はその「武器」として生きた証とも捉えられ、その両腕で誰かに触れたとしても、やはり、その誰かに自分自身の暖かさを感じさせることは出来ませんでした。

しかも、ヴァイオレットは自分自身の暖かさも、他人の暖かさも理解することが出来ませんでした。

自動手記人形、ドールとして生きることは、その失った暖かさを、あえて、その両腕から自分自身と誰かに伝えようとすることなのかも知れません。

 

両腕は時に銃弾や爆弾から人を守り、大切な人の言葉を受け取る代わりに壊れ行くものでもありましたが、同時に、人の代わりに繊細な言葉を生み出すものへと変化しようとしていました。

そんな機械仕掛けの両腕を持ったヴァイオレットは、気持ちを調整するのと同じように調整が必要な両腕を駆使し、手紙を生み出し続けようとしています。

 

本作では、そのヴァイオレットがエイミーとテイラーという運命に翻弄された姉妹を、ある種、手紙で救おうとする訳ですが、その全貌はぜひ、本編を見て体感していただきたいと思います。

 

手紙が二人を救うのか、それとも誰も救えなかったのか。

 

魅せ方としてとても引き込まれるもので、テレビ版本編から引き継いでいるものでもありますが、決して、ヴァイオレットのそんな両腕から生み出されたものだけで構成されている訳ではない所が、本作品の質や奥深さを上限まで高めている要因だと思います。

 

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エイミーが男性のような格好をし、僕、君という言葉を使わざるを得なかったことと、ヴァイオレットが感情を持っていなかったことは、その境遇から似通ったものを感じられ、物語を深い場所で繋げています。

その根底の繋がりがあってこそ、エイミーが心を開いていく過程も非常に丁寧で繊細、時に暖かくて面白く、それに対するヴァイオレットのいつも通りの対応から、珍しいコミカルな言動や描写も相まって、この作品をとても愛おしいものにしていると思います。

 

カバンを置いたり、足を重ねたり、髪をなびかせたり、という動きを削らないのも潔い。

それは、手紙を書く際の言葉と同じように、必要な場所に必要なだけ、なのだと思います。

総じて、手紙でもよくあることですが、演出過多に陥ったり、悠長になっている訳ではない所に、監督の力量を強く感じました。

 

本作は西洋絵画的な場面も多く、実際にドイツにロケハンに行かれたとのこと。

画面のサイズがTVサイズから劇場のスクリーンサイズに変わったことが強く関わっているのかも知れませんが、物語の面白さに加え、絵的な美しさも群を抜いています。

この辺りのことも詳しく、藤田春香監督がパンフレット内のインタビューで語ってくださっているので、みなさんも絶対、読んでください。

 

一枚絵として見た時の素晴らしさは、監督自身もパンフレットで語られているように、非常に示唆に富んでいます。

私自身は、掛け軸や浮世絵のような、艶っぽい粋な感じを受け取った場面もありました。

その、私自身の受け取り方が正解かどうかは実際に見て頂いて、体感して頂いて、体いっぱい感じて頂きたい所の一つです。

 

もちろん、その絵的な素晴らしさや奥深さは誰もが認めることだと思いますが、改めて目の当たりにするとやっぱり凄い。

うまく言葉にできませんが、それは、京都アニメーションという一つの文化の表現の現れなのだと思います。

 

今後も文化として淡々と根付き、花開いていく喜びを感じさせてくれる所と、これからもその表現に楽しみに楽しみを重ねてしまうほどの圧倒的なエンターテインメントをフィルムに乗せて魅せてくれる特異な創造的バランス感覚は、他を探してもどこにもない、唯一無二の表現です。

 

とにかく、本作品では、自分は最後付近でのテイラーの横顔にすっかりやられてしまいました。

そのワンカットを一枚絵として、部屋に飾りたい気持ちでいっぱいです。

 

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -』予告

 

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絵的な美しさもそうなのですが、自分は物語の面白さの方にもすごく惹かれました。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン、めちゃくちゃ面白いです。

 

本作品でいうなら、前半は神の領域で、後半は希望そのものです。

別の言い方をするなら、前半は奇跡、後半は永遠。

 

前半の世界観から、魅せ方から、言葉の選び方から、登場人物の表現から、背景から、音楽から、物語の運び方から何から何まで、アニメーションの神様が肩に触れているんじゃないかとそんな気持ちにさせてくれるほどの素敵さです。

めちゃくちゃ面白くて、その素晴らしさを現実で享受できている自分自身が幸せすぎて、劇場で一人、気持ち悪くほくそ笑んでいたと思います。笑

 

後半は、それはもう、希望そのものだったと思います。

次回作の劇場版につながる物語的な場面もそうだと思いますし、実際、ヴァイオレットが繋いだものも形を帯びてきます。

何より、永遠というものがなんなのかを、エイミーやテイラーの表情や言葉から本作品を見た皆さまが持ち帰って、一人で考えたり、誰かと話したりして、それこそがつまり希望であり永遠であるというような物語の結びなのかとさえ、感じていました。

 

それはテレビ版から続くものでもありますが、原作者の暁佳奈さん、シリーズ構成の吉田玲子さん、石立太一監督や藤田春香監督、演出家や脚本家やスタッフのみなさんが力を合わせて紡ぎだす物語がこれからも楽しみになりました。

エイミーやテイラーにまた会えるのかは分かりませんが、彼女たち姉妹の言葉は永遠です。

次回作の劇場版が、本当に楽しみになりました。

 

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それから、強くお伝えしておかなければいけないことがあります。

それは、声優さんの凄さです。

こればかりは、実際に体感していただくしかないと思います。

 

声優さんみなさん本当に素晴らしく、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの世界に引き込んで私を全く離してくれませんでした。

ここまでくると、声優さんの凄さをそのまま人生の教材にしたいほどです。

 

登場人物たちの変化も見ていて楽しいです。

キャラクターデザインの高瀬亜貴子さんは、神なのでしょう。

物語的に時代を超える部分とそうでない部分があるのですが、超える部分はその新しい姿で、そうでない部分では髪型や服装などの変化でエンターテインメントを上限まで振り切っていて、客席のお客様の感情を揺らし続けていたと思います。

 

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ここまで書いてきたそれら全てを、京都アニメーションのみなさんや、本作品に関わった全てのみなさんで一つの表現にされたのだと思います。

本当に、素晴らしい作品です。

 

そのあまりに強く柔軟で優しい表現は、フィルムに馴染んで登場人物たちを何度も生まれ変わらせていました。

その生命の喜びまでもが、劇場の隅々まで届いて来ているように感じました。

 

客席で座って見ていて、それを肌で感じて解るぐらい、劇場内の雰囲気が良いです。

それが最後、茅原実里さんが歌うエンディングテーマの「エイミー」まで変わらなかったのもこの作品の素晴らしさを表していると思いました。

 

茅原実里「エイミー」 MV Full Size 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』ED主題歌

 

エンディングロールで流れる「エイミー」が、本作品と、本作品を取り巻く環境の全てを表しているといっても過言ではないほど、作品と時代を掴んでいると思いました。

ぜひ、劇場で本作品をみた後にこそ、聞いていただきたいと思います。

 

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -

 

劇場入場特典として、原作者の暁佳奈さんの短編小説をプレゼントしてくださいました。

私は6話のリオンのお話でした。

内容は言いませんが、特典と思えないボリュームでとっても嬉しいです。

シャルロッテとアンの物語も知りたくなってしまいました。

 

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劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン

 

次回作は、劇場版です。

どんなお話になるかは全く分かりませんが、テレビ版、本外伝と時代が進んでいることからも、本作の後半部分からの繋がりになるものと勝手に思ってしまっているのですが、一体どんなお話になるのでしょうか。

手紙が少なくなり、時代が進むにしたがって、ヴァイオレットがどういう生き方をするのか、C.H郵便社のこれからも気になります。

 

文学的観点や、リアリティーを伴った世界観からくる、あの世界の時代の流れを感じたい、という意味でも劇場版がとても楽しみで仕方がないです。

 

ただ私が、今、思うのは、もう、ただただ幸せでいて欲しいと願うだけです。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン自身や登場人物たちが皆、幸せでありますように。

彼ら、彼女らの未来が素敵なものでありますように。

と、そういう風に願うだけです。

 

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以上が、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -」の感想になります。

 

三つ編みが持つ強さを、私はちゃんと受け取ることが出来ているでしょうか。

とても鈍感な私にも、ちゃんと受け取れていればいいのだけれど。

その強さを持って、私は、これからも微力ですが全力で力になりたいです。

幸せを運び、繋がりの言葉を紡ぎ出すことを決して諦めない、ヴァイオレット・エヴァーガーデンや登場人物たちのように、私も強くなりたいです。

 

藤田春香監督をはじめスタッフの皆様、関係者の皆様、声優の皆様、本作品に関わった全ての皆様、素敵な作品をありがとうございます。

次回作、楽しみに、でも、ゆっくり待っています。

 

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』公式サイト
代筆を通して人の心に触れる少女・ヴァイオレットと、新たな依頼主・イザベラとの物語──『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』2019年9月6日より3週間限定上映。

 

 

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