【ネタバレ注意】「すずめの戸締まり」の感想と考察。
【ネタバレ注意】「すずめの戸締まり」の感想と考察。
映画『#すずめの戸締まり』
ご鑑賞予定の皆様へ pic.twitter.com/KVfAk6s2aw— 映画『すずめの戸締まり』公式 (@suzume_tojimari) October 22, 2022
■「すずめの戸締まり」2022年11月11日(金)から公開中
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小説版「すずめの戸締まり」発売中です。
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- 原作・脚本・絵コンテ・監督:新海誠さん
- 音楽担当:RADWIMPSさんと、映画音楽作曲家・陣内一真さんとの共作
- 主題歌:すずめ feat.十明(とあか) ※配信サービスでフル解禁されました
- 岩戸鈴芽役:原菜乃華さん
- 宗像草太役:松村北斗さん
- 環たまき役:深津絵里さん
- 宗像羊朗役:松本白鸚さん
- 岡部稔役:染谷将太さん
- 二ノ宮ルミ役:伊藤沙莉さん
- 海部千果役:花瀬琴音さん
- 岩戸椿芽役:花澤香菜さん
- 芹澤朋也役:神木隆之介さん
- ダイジン役:山根あんさん
他
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「すずめの戸締まり」観に行って来ました。
僕は大好きです。
感想や考察みたいなものを書いておきたいと思います。
色んな方が色んな事を言いたくなる作品だと思います。
だからこそ惑わされず、自分でちゃんと観て、自分はどう想うのか、ちゃんと自分でしっかり確かめた方が良いです。
特に、こういう作品、つまり、時代を創る作品、ある種のポイントとなる作品の感想や、感じた事、想った事、考えた事などを、誰かに託すのは絶対やってはいけません。
SNSに流れてくる感想、誰かが動画で話している感想、ショート動画に文字で表示されている感想、このブログの感想もそうですが、そんな誰かの感想を見て、何かを解った気になるのは絶対にダメです。
自分で実際に観て、自分が感じた事を誰かと比較、共有するのは良いですが、こういう作品は特に、絶対に自分の手綱(たづな)を誰かに渡してはいけません。
今、ちゃんと自分で観て、今の自分がどう思ったかを自分で確かめておくべきだと思います。
間違いなく、「すずめの戸締まり」は、そういう作品です。
個人的感情だけで語るなら、絶対に観た方が良いです。
絶対に観て下さい。
今、気になっておられるなら、絶対に観た方が良いと思います。
そういう方にこそ、必要な映画だとも思います。
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自分的には、凄く面白かったし、凄く楽しめました。
特に中盤〜後半、ボロボロに泣きました。
泣くシーンじゃない場所でも、なぜか、涙が出て来ている自分に気がつきました。
そんなことは初めてです。
胸がいっぱいで、鑑賞後、放心状態になりました。
同時刻の方もたくさん泣いていました。鑑賞後、明るくなっても席から立てないお客様もいて、そういう、映画館でみんなで一つの映画を見て感情を共有出来ることの喜びもそこには存在していました。
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新海誠監督、いつもストロングスタイルなのも尊敬しています。
ここで言う「ストロングスタイル」というのは、優しい顔をして柔らかい対応なのに、自分の仕事に関しては一切手を抜こうとしない人、上手に自分のやりたいことをやる人のことです。
つまり「ぬるくない人」のことです。
僕はそういう人こそ信頼に値すると考えており、そういう人になりたいと考えています。
自分の仕事や想いに忠実で、覚悟と責任を持って創作されているのを肌で感じました。
しっかり真正面から逃げずにちゃんと向き合ってくれて、感謝しかないです。
ストーリーもキャラクターも絵も音楽も好きです。
俳優さんだろうが声優さんだろうが、しっかり自分の仕事をさせる所も好きです。全くもって、ぬるくない。
つまり例えば、アイドルさんや俳優さん、初めての若い女優さんを、声優さんや演者さんとして使うことに何かを言う方がいたとしても、そういう、ぬるい方々とは全然違う場所にいる訳です。だから新海監督も、関係者の皆様も、特に何も気にしていないし、その必要もないのだと思います。
ここでも、自分の手綱を誰にも渡していない。ぬるくない。その答えは、実際に作品を見てもらえば分かるからです。今まで積み重ねて来た事実や現実と結果、市場や観客を信じ、覚悟と責任を持って作品創りをされていることの表れだと思います。
僕は『閉じ師』(作中に出てくる主要人物の職業)ではないけど、僕も、今も明日も、自分のやるべき事を淡々とやって行きたいです。
全ての関係者の方に感謝したい作品です。
本当に、素晴らしい作品をありがとうございます。
本作は、今じゃなければ、ダメだったと思います。
本当にそう思います。
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地震や災害に関する事は、多くのクリエイターの皆様も題材にされ、創作やエンターテインメントされています。
これからもそうだと思います。
特に日本に住んでいる以上、地震や災害、震災のことを避けて通る事は難しいとも思います。
新海誠監督も、「君の名は。」や「天気の子」でも、そのことを考えながら創作されたのだろうと思えるシーンがたくさん出て来ていました。
今回の「すずめの戸締まり」では、東日本大震災が直接的な表現としてあると思います。
特典で頂いた『新海誠本』にもそういう記述がありました。
3.11や、東日本大震災、地震、災害などについて、エンターテインメントにすることなどあり得ない、アニメにするなどあり得ない、題材にすることもダメだ、烏滸(おこ)がましい、傲慢(ごうまん)だ、驕(おご)っている、身の程(みのほど)知らずだ、配慮しろ、遠慮しろ、わきまえろ、勝手にネタにするな、勝手に乗り越えた気になるな(ちなみに作中、誰も乗り越えていませんし、見ている方もそうだと思います)とか、薄いとか濃すぎるとか、軽いとか重いとか、ファンタジーにするなとか、リアルにしろとか、派手すぎるとか、綺麗にするなとか、現実を見ろとか、感動ポルノだ、等々、色々と考える方もいらっしゃるかも知れません。
であれば、何(報道や学問)であればいいのか、どこまでがそうなのか、誰であればいいのか、いつであればいいのか、どういう取り上げ方であれば良いのか、何もかもダメなのか、どれぐらいであればいいのか、一切触れてはダメなのか、どういう描き方が綺麗で、どういう描き方が現実的なのか、どういう描き方だったら許されるのか、どういう演出であれば納得できるのか、誰を使えば良いのか、どういう配役であれば良いのか、どういう宣伝であれば良いのか、どういうアニメであれば良いのか、どういうアニメーションであれば良いのか、どういう映像作品であれば良いのか、どういう見せ方であれば納得できるのか、どういう作品であれば認められるのか、等々の答えはその人自身の感覚による物でしかないと僕は考えます。
つまり、答えはない。
なぜなら、それこそがエンターテインメントだからです。
僕は実際に自分で見て、本作品「すずめの戸締まり」を支持しますし、それを作って下さった新海誠監督はじめ、関係者の皆さんやスタッフの皆さんを支持します。素晴らしい作品です。
エンターテインメントは自由です。結果、それが支持されるかどうかは、観客や市場を信じて作り続けるしかないのだと思います。
僕も、新海監督と同様に、そういう手綱を誰かの手に渡すことはしません。
自分で考え、自分で答えを出し、観客や見てくれる人や市場を信じ、創り続けていくことを自ら望んで選んでいるのだと思います。
そして、新海誠監督が、今その表現が必要だと考え、覚悟し、創作し、エンターテインメントし、責任感を持って、完成したのが本作だと思います。
僕は、そんな本作を自分で観て、素晴らしい作品だと思いました。
素敵な映画だと感じました。
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災害ではありませんが、多くの方と同じように、僕にももう会えない人やペットがいます。
歳をとるにつれて、そういう人も多くなっていくのだと思います。それも紛れもない現実です。
だからこそ、たくさんたくさん、考えさせられた映画でもあります。今も何かを失うことについて、残された側について、ずっと考えています。これからもライフワークのように考え続けていくのだと思います。
前作の感想でも書いておりますが、ぼくは、この世界は悲しみで出来ていると理解しています。
ですが、本作は、この世界にはそれ以外にも何かあるかも知れない、と感じさせてくれた作品です。
本作は、そんな誰かを救ってくれようとしているのだと思います。感謝しています。
そして何より、エンターテインメントとしても、楽しくて、面白くて、凄くて、ワクワクドキドキして、とっても良い映画だとも感じました。
だからこそ、今、この映画を作ってくれてありがとう、と感謝もしました。
つまり、僕は本作「すずめの戸締まり」はありだと思っています。
いい意味、悪い意味、という言い方をするなら、もちろん良い意味でのありです。
ヒットするとも思います。大ヒットするのではないかと感じています。
今は、PVや再生数、フォロワー数をアップさせるために、逆張りしたり、炎上させようとしたりして、本作品に限らず良い作品でもあえて悪く言ったり、つまらない、批判噴出など、そういう意見ばかりをまくし立てたり、攻撃的な感想もあるかも知れません。
感じ方は人それぞれだと思いますので、ご覧になった方がどう感じられるのかは分かりません。
だからこそ、今、この作品を見て、自分がどう思うのかを、しっかり自分でちゃんと感じておくべきだと思います。
特にこういう時代を創る作品は、絶対に、自分の手綱を誰かに渡してはいけません。
いつか、あの時、自分でちゃんと見に行って、自分で感じておいてよかったと思う日が来るはずです。
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続いて、作中、気になったことを書いておこうと思います。
今後、追記するかも知れませんが、しないかも知れません。
ダイジンという猫が出て来ます。
このダイジンについての感じ方はかなり分かれるのではないかと思いました。
かわいそうだ、と感じた方もいらっしゃると思いますし、神としてまっとうしたと感じた方もおられるかも知れません。
猫を飼っていると、よりかわいそうだと感じる場合もあると思います。
千と千尋の神隠しの”カオナシ”のように感じた方もおられるのではないかと思いました。
僕もそうで、僕はダイジンは単純に、すずめが、あの寒くて孤独で寂しい場所(要石(かなめいし))から自分を救ってくれたから、大好きになって、ずっと一緒にいたかっただけなのではないかと感じています。
カオナシと違うのは、最終的に、自分を犠牲にして大切な人を守るという判断をしたこと、でしょうか。
それは、神として真っ当な生き方のようにも思いますが、やっぱり孤独だとも思います。
寂しいと思います。
ダイジンも、すずめや草太さんがそう思ったように死にたくないし、生きたいし、一人は怖いと思ってると思うんですよね。絶対。
でも、それでもいいと感じたのではないかとも思います。すずめの愛情が自分に向いていないと悟ったということよりも、それでも、孤独から一瞬でも救ってくれた人の変わり身になり、その人と、その周りの人たちを守り続けたいと思ったのではないか、と思うのですが、どうでしょうか。
僕も同じ立場であればそうしたのではないかと思います。
ただ、そういう、お守りのように、ずっと信仰してくれる(想ってくれている)と言うことを理解した結果の行動だとしても、また、一人ぼっちになるのは相当の覚悟だったと思います。
つまり、ダイジンは、神として成長したのではないか、と思うのです。
なんと言いますか、こう、怖いことを言ったりして、気を引こうとしていたのは、やっぱり子ども的な感じもあったのかなと考えたりしています。構ってほしいと言うか、見ていてほしいと言いますか、もう離れたくないと言いいますか、そういう感情がダイジンの中にあったのかな、と思ったりしています。
愛をもらって初めて愛を知った神様、初めて人を好きになった神様、みたいな、そんな、どうしようもない切なさのある役柄だとも感じたりしています。
それはどこか、岩戸鈴芽と母の関係にも似ているのかも知れない、と思いました。
もっと言うと、ダイジンが持つ切なさは、新海監督の想いそのもの、なのかも知れませんよね。
新海監督が神だ、と言っているのではなく、いや、僕から見ると神は神ですけど笑、
新海監督はずっと創作を続けて来てこられて、最初はほぼ一人で孤独の中、作品を自主制作(何もない所から自分で作ることを)されていました(昔は声優もご自身でされていました)。今は監督として世界に認められつつあると思います。ですが、ほんの数年前までは日本市場にすら認められているとまでは言えず、うまくいかなかった作品も多々あります。それでも諦めず必死に作り続けてこられた結果が今につながっているので、アニメーションが大好きだったとしても、それに拒絶されるという気持ち、それでも全身全霊で力になりたい気持ち、他の偉大なアニメ監督(宮崎駿監督や庵野秀明監督など)とは全く違う作り方をしているという事などから、ずっとアニメーションの子どもになれなかったという気持ち、というか、そういう複雑な想いはどこかにずっとある、むしろ今でも持ち続けておられるのではないか、と僕は思ったりしました。
つまり、私は私なんだ、という感情の露呈なのかも知れませんよね。
今、自分にできることをするというのはある意味、それ以外はできない、ということなので、ある種の絶望と同じですよね。ずっと悲しくて、ずっと寂しかった、そして今もそれを抱え続けているのかなと思ったりしました。
災害には神頼みも必要かも知れません。
だからこそ、互いに成長することも必要なのかも知れません。
いつか、常世(とこよ)(現世と死後を繋ぐ場所?)、で、みんなで、お互いに、会えたらいいなと思います。
これからも色々考えたいと思いますが、ダイジンの立ち位置はすごく面白いなと感じています。
ダイジン役の山根あんさんの演技も申し分なく、最高でした。
もう少し書くと、あくまで自分が今感じることですが、新海誠監督は次作で、いや、いつか、直接的表現ではないにしても、ダイジンを救ってくれる映画や作品、つまり再起や、助けに行く物語、救いの物語、みたいな作品を作ってくれると思います。
新海監督猫好きだし、過去作品からの創作の流れを見ても、そういう所がある人なんじゃないか、と僕は感じています。
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岩戸鈴芽役の原菜乃華さんも本当に良かったです。完全に物語を引っ張ってました。感服です。本作は原さんしかあり得なかったのだと思います。
宗像草太役の松村北斗さんも、マジで、本当に良かったですよね。いい声だったし、何よりキャラクターと、いすにもバッチリあっていました。椅子としての演技はなかなか出来るものではないように思いました。
お二人に関し、自分、色んなアニメーションを見ているほうだと思うのですが、声優としても違和感なかったです。本当に凄いとしか言いようがないです。めちゃくちゃ努力されたんだろうと感じました。
自分は昔から新海誠監督作品が大好きでずっと見ているのですが、お二人が本作品に出会って下さって、声優をしてくださって、素晴らしい作品にしてくださって、本当に感謝しかない気持ちでいっぱいです。
僕は何者でもないただの、新海誠監督作品や、アニメーション全般や、音楽や映画や絵などエンタメ全般のファン、オタクの一人に過ぎませんが笑、ありがとうございます、と言いたい気持ちでいっぱいです。
深津絵里さん演じる環たまきの存在もよかったです。
キャラ弁が必要以上に凝っていたりとか、実母ではないためのそういう想いがずっと感じられて、感情を露呈する時の凄さもとても胸に響いています。
深津絵里さんマジでうますぎるって思いました。マジ良かったです。
自分、深津絵里さん大好きなんですよ。恋ノチカラとか、きらきらひかるとか、カバチタレ!とか、踊る大捜査線とか、カムカムエヴリバディとか、あと色々。またゆっくり見返して行きたいと思います。
二ノ宮ルミ役の伊藤沙莉さんもよかったですよね。めっちゃ上手だった。そういえば、映像研には手を出すな!の浅草氏役もどハマりしてた。大切な仕事ほど見えない、みたいな作中の言葉をそのままを全うされているように思いました。
二ノ宮ルミが住む商店街の雰囲気も凄く良かったです。神戸弁というか、「〜とう」という言葉も良かったし(自分は大阪人の関西弁なのですが「〜してる」は、「〜してはる」とか「〜しとる」になります)。
神戸には「神戸ルミナリエ」という、1995年1月17日に兵庫県南部地方で発生した阪神・淡路大震災の記憶を次の世代に語り継ぐ、神戸のまちと市民の夢と希望を象徴する行事として開催されているイベントがあります。ルミという名前はそこから取ったのかも知れませんね。
阪神・淡路大震災は、僕も大阪にいた頃にあって、仮設住宅を作るときに必要な資材を届ける仕事をしたり、めちゃくちゃになったビルの清掃などをしました。
花瀬琴音さん演じる、海部千果も凄く好きです。雰囲気から何から。
映画を見てて思ったんですけど、僕の大切な作品や、大切な現実の人たちってハグするんですよね。例えば、自分が大好きで応援している皆さんもライブの舞台上や、ライブ前とかにハグするんです。生きていることを互いに確認するように。僕はそれが大好きなんですよね。
大切なものって、本当に大切なんですよね。当たり前なのかも知れませんが、それをハグできる日というのは、偶然が重なっただけの奇跡そのもの、なんですよね。作中の「いってきます」「ただいま」のように。その一瞬一瞬しかない大切な何かを感じようとしている感じがして、僕は凄く好きなんです。
すずめの戸締まり作中でも沢山ハグしていたので、とっても幸せな気持ちになりました。
神木隆之介さん演じる芹澤朋也の存在もよかったですよね。
こんなに綺麗だったのか、と屈託のない言葉を発し、圧倒的な当事者でない者(いや、もしかしたら東北出身の当事者か非当事者としての複雑さから出た言葉という線もありえるかもですが)、多くの観客と同じ第三者的な客観的な立場として描かれていると思うのですが、実はその芹澤氏は、見るにつれ、非常に優しくて温かい人としても描かれているんですよね。
それこそが、現実というか、事実というか、つまり日常とはそういうことの積み重ねなのではないかと思うのです。
誰であろうと知らないことも多いし、分かり合えないことも多いし、全く悪気がない人もいるし、当事者と非当事者(第三者)の溝は深まる可能性もあるし、でも、それは、日常に溶け込むべきだし、つまりこう、お互いに歩み寄ったり、一歩引いたり、時には話し合ったりしながら、お互いのことをゆっくり知っていけば良いとも感じたり、思ったりしています。
今はSNSやネットなどがありますが、時間をかけて知っていく必要があることも、凄く大切だと思いました。
それは作中で、宮崎から東北に行く距離のように、長い時間がかかったり、何かが壊れたり、喧嘩したり、効率的ではなかったりすることも多いかも知れません。
ですが、それと同じく、人生とはなかなかにめんどくさいもので、そういう時は音楽や都会の遊びや自然に触れたりするのも良いのではないかと、そんな気持ちにもなったりしていました。
芹澤氏、いい教師になるのでは、と僕も思いましたよね笑
劇中の歌、懐メロの選曲も良かったですよね。
「ルージュの伝言」とか、宮崎駿監督作品の『魔女の宅急便』のアンサー的な感じもあって、新海監督マジ最高やんって思いました。
宮崎駿監督が魔女の宅急便を創られた年齢と、今の新海誠の年齢が近い(ほぼ同じ)のも凄いことですよね。
あと、芹澤氏と環さんと岡部さんの関係も気になります笑。
芹澤氏の勝ち筋が確かすぎてやばいですけど笑、、個人的には岡部さんに頑張ってほしいです!物理的な距離はかなり有利だと思いますよ!!!笑
それから、エンドロールを見ていると、応援している声優さんのお名前「青山吉能(あおやまよしの)さん」のお名前もあって、びっくりしたと同時に、凄く嬉しくなりました!
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あと、最後になりますが、堅苦しくない感想も書いておきますと、エンタメ的にも凄く面白くて良い映画です。
ワクワクしたり、ドキドキしたり、涙が出て来たり、ハッとしたり、考え込んだり、そういう様々なものを感じることができる映画です。
その塩梅が凄く良くできてる映画です。
単純に、映画として、エンターテインメントとして、凄くよく出来ている作品です。
タイトルが出るシーンなどは「センスすご!!!!!!」って思いました笑。いつ見ても完璧です。
絵や音楽、音なども素晴らしく、観ているだけでも楽しめると思います。
最先端の映像技術や、音楽・音響技術、絵を描く才能、感性や知識などがいっぱい詰まっている作品だと思います。
そういう意味でも、ためになるというか、勉強になるというか、非常に素晴らしい作品だと思います。
僕個人的には、新海誠監督作品の中で一番好きかも知れません。
前作の「天気の子」があまり合わなかった方も大丈夫だと思います。
「君の名は。」が好きだった方はもっと大丈夫だと思います。
それ以前の、新海監督の過去作品から好きな方は、絶対に見るべき作品です。
むしろ、新海監督の過去作品「星を追う子ども」や「君の名は。」で出来なかったことや、うまく言えなかったことなどを、今の技術や作業、思考や衝動で創作し続け、仕上げ続けた先にある作品と言えるかも知れません。
ぜひ、見ましょう。
あと、それから、僕は全く思ったことはないのですが、新海誠監督作品が"なんとなく気持ち悪い"と感じておられた方がもしいらっしゃったら、そういう方も、多分、大丈夫なんじゃないかとも思います。
但し、個人的感情のためはっきりとは分かりません。
俳優さん声優さんに関しても心配いりません。
むしろかなり良いです。
本当、新海監督は自分の仕事に忠実で、誰かに自分の仕事をさせることも凄くうまいです。
何より、新海監督はそういう才能が一番凄い人なのではないかと感じています。
皆様も、ご機会ございましたら、ぜひ。
もう一回書いておきますと、個人的感情だけで言うなら、絶対に観た方が良い映画です。絶対に観て下さい。
僕も既に、また観たいです。次はIMAXとかで観たいと思います。
以上、新海誠監督、関係者の皆様、素晴らしい作品をありがとうございます。
本当に、素敵な作品で嬉しいです。
また見ます。
▶︎一連の新海誠監督作品の紹介や感想をブログに書いております。お時間あるときにでもぜひ覗いてみて下さいね。
今、新作映画『すずめの戸締まり』を作っています。列島各地に開いてしまう、災いの扉。主人公の鈴芽(すずめ)がその扉を閉めて旅をするロードムービーであり、現代の冒険物語であり、彼女がある存在と共に戦うアクションムービーでもあります。楽しい映画になるはずです。2022年秋どうかお楽しみに! pic.twitter.com/26prU74yaY
— 新海誠 (@shinkaimakoto) December 15, 2021
▶︎2021/12/15の23時に公開されました、制作発表動画を貼っておきます!
https://www.youtube.com/watch?v=vZVdD2CWBqc
ヒロインは原菜乃華さんに決定とのことです!
閉じ師役は、松村北斗さんに決まったそうです!
いよいよ本日21:00〜⏰
映画『#すずめの戸締まり』
YouTube特番配信!🙌新情報もお届けします!✨
お見逃しのないよう
リマインダー設定は
👇投稿から!🚪ぜひご覧ください!#新海誠#原菜乃華 #松村北斗 #11月11日公開 https://t.co/C9CVxR2f7O pic.twitter.com/I1Lq1H5TuD
— 映画『すずめの戸締まり』公式 (@suzume_tojimari) September 6, 2022
▶︎9/6/21時〜Youtube特番、アーカイブが視聴可能です!オーディションなど貴重なお話も聴けますのでぜひ!
https://www.youtube.com/watch?v=D-9ldCRAGVk
本予告が公開されています!楽しみです!
下記は行って来ますPVです。ざっくり、どんな映画か分かりやすいPVだと思います!
下記2つの動画は、公式の新海誠監督の作品集です。まだあまりアニメーションや新海誠監督作品を見た事がない方、ぜひ。作風などが分かりやすいと思います。
▶︎「言の葉の庭」46分で完結する作品ですので、テンポ良く見る事ができます。新海誠監督作品や、アニメーション自体をあまり見た事がない方にもオススメの作品です。ここからゆっくり入っていけると思います。
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▶︎「君の名は。」興行収入250億円以上、日本公開の映画歴代5位(日本映画では歴代3位)の作品です。食わず嫌いするにはあまりにももったいない名作です。まだご覧になった事がない方は、お休み前にでも、ぜひ、ご覧になってみて下さいね。
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