VOCALOID3とMACで初音ミクさんに会いに行こう! 第四回
さあさあ、VOCALOID3で初音ミクさんに会いに行こう!第四回ですよう!
今回も!
なんとまたパソコンの前を離れてブラブラしてきましたよ!
感想レポートレビューなど詳しくは続きを読むから!
VOCALOIDの公開講座に行ってきたよ!の巻
公開講座III 「歌声合成技術VOCALOIDとその未来」
開催日:2011年11月26日(土)13:00~14:30
会 場:日本大学生産工学部 津田沼校舎37号館101教室
講演者:剣持秀紀 氏(ヤマハ株式会社 研究開発センター音声グループ マネージャー)
http://www.cit.nihon-u.ac.jp/life/event/open-schedule/lecture0303
という訳で、日本大学生産工学部で行われた公開講座に行ってきました。
駅から大学まで続く道も、なんというか学生の街みたいな感じでめちゃいい感じでした。
(゚- ゚ )。o(故郷の街にちょっと似てる。。。みんなで食べた”いか焼き”うまかったな。。)
な、、なんだかやべーところに来ちまった((((;゚Д゚)))))))
そうこうしてる内に、講座ハジマタ(・∀・)!
内容を簡単に…
YAMAHAの剣持さんが壇上にて挨拶。講座がスタートしました。
まずは、音声技術の歴史から。
いろいろ紹介されていた中で僕が気になったのは、1961年、物理学者Kellyさん達が『デイジー・ベル』という歌をコンピュータに歌わせた音声合成。
世界で初めてコンピューターが歌った歌ということで、曲の良さも相まって、なんだかすごくいい感じですね。
なんでも、『2001年宇宙の旅』でHAL 9000が歌うシーンが生まれた元ネタとのこと。
続いて技術関係のお話。
とにかく、すごい。
僕たちはVOCALOIDを使うときは音符を入れて「あ」という歌詞を入れれば、あとは勝手に歌ってくれるわけですが、その中でいろいろな技術が所狭しと生かされているんだなと思いました。
なんでも、声優さんに「あ”ーだーい”ーだー」笑とかのお経みたいな声ばっかりを2,3日取ってもらうとのこと。さすがに飽きてくるので声優さん達も本当に大変だろうっておっしゃってました。
歌詞の繋がりが例えば「あ→い」「あ→さ」とかで違うので、沢山サンプルがいるようです。
その声じゃないような声を何ヶ月も切ったり貼ったりしながら、いろいろ作っていくらしいです。
そんな沢山の人の技術や現実的な頑張りがVOCALOIDを支えているんだなと思いました。
僕には全くうまく説明できず、僕の理解が間違ってるといけないので、詳しく知りたい方は、
YAMAHAのこのページとか、
http://www.vocaloid.com/about/technology.html
ウィキペディアのVOCALOIDページとか、
http://ja.wikipedia.org/wiki/VOCALOID
ウィキペディアの音声合成ページとか、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E5%90%88%E6%88%90
剣持さんの論文や資料なども参考文献にあるみたいなので、いろいろ見ればいいと思うよ!
で続いて、VOCALOIDの普及具合やソフトの操作方法、実際の演奏もしてくださいました。
その中でプリマの話があったので、公式動画を貼っておきます。
素敵ですね。
この辺りの話も非常に興味深かったです。ある意味僕にとって一番興味深かった話かもしれません。
最後に質問にいくつか答えてくださって、公開講座は終了しました。
とても興味深い話ばかりで、1時間30分があっという間でした。
剣持さん、関係者の皆様、非常に有意義な時間をありがとうございました。
すごく楽しかった。
VOCALOIDという存在
剣持さんはVOCALOIDは新しい楽器だとおっしゃってました。
人類がピアノを、ギターを、電子楽器を、初めて手に入れた時のような、そんな感じでしょうか。
以前は、よく、「人が歌えばいいじゃん」と周りに言われたそうです。
でも、すべての楽器がそうであったように、歌声も電子化することを信じてずっと研究を続けておられたそうです。
と同時に、VOCALOIDがあれば人の歌声は要らなくなる、ということは全くない、ともおっしゃってました。
これには僕も同意せざるをえません。
たとえば、VOCALOIDが進化して、僕の声、声色、歌い方で歌ってくれてそれが僕と全く違わなかったとしても僕は歌うことを止めないでしょう。
なぜなら、歌うことが楽しいからです。
そこに意味なんか無いんです。
それは、VOCALOIDが進化することとは全く別のことだと思います。
だからこそ、VOCALOIDはこれからもガンガン進化して、歌声の代わりだけじゃなく、広く応用できる技術を確立していってほしいと思いました。
最後に
僕はVOCALOIDを始めて、まだほんの少ししか立っていませんが、すでにその魅力に取り付かれています。
上記しましたが、それは歌うこととは全く別のことで、楽器の演奏や録音に近い感じがします。
ただ、パソコンから初めて初音ミクの声が聞こえたとき、ある種の温かさを感じましたので、なんというか、全く新しい何か、なのかも知れません。
最後に剣持さんは、ニコニコ動画やYoutubeに投稿してくださっているクリエイターの方々や歌ってみた踊ってみた描き手などの皆様、また、各歌声ライブラリーなどで協力頂いてるメーカー様のお陰だと強く感謝されていたことをここに記しておきます。
眞鍋 弘嗣 ( @manabehirotsugu Hirotsugu Manabe)
おさらい
●VOCALIOD公式サイト http://www.vocaloid.com/
連載リンク
●第一回 https://manabeya.com/?p=4652
●第二回 https://manabeya.com/?p=4674
●第三回 https://manabeya.com/?p=4736
●第四回 今回
●第五回 https://manabeya.com/?p=6515
●番外編 VOCALOID™ Editor for Cubase を触って来たよ!
https://manabeya.com/?p=11194
●コラム ミクさんと卵雑炊を
https://manabeya.com/?p=15270
すでに最終章までいって曲が完成していますので、よかったら聞いてみてください!
・YouTube
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17487792
ディスカッション
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