舞台もののけ姫「Princess MONONOKE 〜もののけ姫~」を観た感想

 
 
舞台版もののけ姫「Princess MONONOKE 〜もののけ姫~」を観てきた感想レポートレビューです。

 
イギリスの劇団「Whole Hog Theatre ホールホグシアター」のテスト映像を見た宮崎駿監督が許諾し、舞台化が決まったとのことです。

 
とても面白かったし、楽しめました。

 
簡単ですが、続きに感想などいろいろ書いてみました。

 
 

【ネタバレ注意】
続きに、舞台版もののけ姫「Princess MONONOKE 〜もののけ姫~」の内容を書いている箇所があります。
まだ見ていない方にとってはネタバレになってしまうかも知れませんので注意してください。
ネタバレが気になる方、舞台版もののけ姫「Princess MONONOKE 〜もののけ姫~」の内容を知りたくないという方など、絶対に続きを見ないでくださいね。

 
 
 

 
 

 

Princess MONONOKE 〜もののけ姫~ 公式サイト
http://princess-mononoke.jp/

アイアシアタートーキョー AiiA Theater Tokyo 公式サイト
http://aiia-theater.com/

 
場所は、アイアシアタートーキョーという渋谷にある劇場です。

 
初めて行きましたが、カフェが並列されているし、すごく新しい劇場の感じがしました。

 
座席は何故か?ガタガタしました。出来立てだからなのかな。少し硬めで座布団か何か欲しい感じです。音にも迫力があったら嬉しかったですが、これは建物の問題なのかも知れません。客席から舞台全体は割と見やすいと思いましたが、それは自分の席が割と真ん中辺りだったからかも知れません。端っこの方はどうなんだろうとは感じました。

 
お客さまは、老若男女で、女性の方が多いように感じました。

 
僕の回は、17時開場18時開演だったんですが、だいたい17時40分ぐらいに着いてもとくに混雑なく、スムーズに席までたどり着くことが出来ました。(女性のお手洗いだけは並んでいるようでした)

 
パンフレットも並ばずに買うことが出来ましたが、値段が高いと思います。このパンフレットならチケット代込みでいいと思います。

 
 

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僕は、舞台に関して、全くの素人で、以前、ミュージカル「100万回生きたねこ」を見に行ったのがほぼ初めての舞台観賞で、その前は学生時に学園祭で舞台を経験し、友達の舞台を少し見に行った程度です。

 
だからかもしれないんですけど、ぶっちゃけ若い劇団かどうかなどどうでも良く、単純に好きか嫌いかとか、見てみて楽しいかとか、自分の理解との違いを考えたりするほうが好きです。

 
そんな僕は、すごく面白くて、とても楽しめたというのが、舞台版もののけ姫を見た率直な感想です。

 
舞台を見終わった後、絶対に、映画を見直したくなると思います。

 
 

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舞台時間は、2時間強、あいだに15分の休憩があります。

 
全編英語ですが、舞台の左右に日本語の字幕が出てくるので、全く問題なく入り込めると思います。

 
英語でセリフを話されているのですが、映画を何回も見ていたのもあって、勝手に脳内でアニメ映画版の日本語セリフに変換されて奇妙な感じがしました。

 
 

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もののけ姫の僕の理解は、ざっくり言うと、自然と文明の対峙の話でもなく、自然が良い、文明が駄目、自然最高人間最悪、という一方的な善悪の話でもなく、もっともっとめちゃくちゃ現実的な話だと思っています。

 
何故なら、自然対文明(人間)だと、単純に自然にとって人間はいないほうがいいに決まってる訳で、ただそうなってくると、愛や日々の生活や歌うことやそれこそアニメを作ることも舞台を作ることも否定しなきゃいけない訳で。

 
それに、エコロジーを突き詰めたとして、森で住む人間は幸せなのかといったら、はたしてそうだろうかとか、原始人は幸せだったのかとか、森で住んでたらそれこそ「もののけ姫」作れんし見られんやん、みたいな。

 
だから、元々世界は自然のものなんだけど、それでも、共存したいし、無理かもしれないし、分からないものは分からないし、失敗だらけだし、怖いし、でも全部を無くすことは出来ないし、それでもええやろか、一緒に生きてくれませんか、といった感じで、多様性とか共存とか許容、お互いを理解する事がテーマだと感じているんですが、当然まだまだ、内容を理解できてないとも感じています。

 
ようするに僕は、大きくもののけ姫の物語を、結局駄目だった、結局どうしたらいいの、といった絶望側にとっていません。現実はこうだ、だからこうしてみよう、これからもやれるだけやってみよう、といった希望側に捉えています。

 
でも、宮崎駿監督はそこまで踏み込んでは答えを示されてはいないのかもしれません。現実は絶望的で、だからこそ、そこから出発するのだ、だからとりあえず現実を見ろよ、と考えて、その先を僕らに託しておられるかも知れません。僕には分かりません。仮に絶望の先で、シシ神乙事主モロなどの神々が死んで元には戻らない中どうするのか、という問いかけだとすれば、現実は絶望的だがそれでも生きていかねばなるまいという答えを僕は出したいと思っていて、それは希望である、と僕は捉えたいということです。

 
これらも非常に難しい所ですが、これからも、沢山考えていきたいことです。

 
 

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おさらい

舞台「Princess MONONOKE ~もののけ姫~」来日公演決定!

 
 
Princess MONONOKE 〜もののけ姫~ 公式サイト
劇場でのチケットも、もしかしたら、まだあるかもしれません。
詳しくは公式サイトでご確認を。
http://princess-mononoke.jp/

 
 
アイアシアタートーキョー AiiA Theater Tokyo 公式サイト
http://aiia-theater.com/

 
 
ニコニコ生放送が、タイムシフト視聴出来るようです。
気になってる方は、是非。

http://live.nicovideo.jp/embed/lv134642758

 
 
あと、全然関係ないんですけど、もののけ姫のブルーレイはまだ出てなくて、このタイミングだったんではないかなあ、とかちょっと思ったり。いや、もしかして、この劇の映像が同封されたりするのかな。何にせよ、もののけ姫ブルーレイ版も楽しみにしております。その際はこうして生まれたの同梱版も是非お願いします。