【ネタバレ注意】メアリと魔女の花の感想。私、怒ってます。

 

公開日:2017年7月11日

 

 

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メアリと魔女の花

現在上演中の映画「メアリと魔女の花」を見に行って来ました。

感想レポート、レビューを書きたいと思います。

元スタジオジブリで、現スタジオポノックの米林宏昌(よねばやしひろまさ)監督作品。

かなり、面白かったです。

だけど、ちょっとだけ怒ってます。

素直に、面白かったのですが、ちょっと個人的に想う事がありました。

だから、素直に今の気持ちを綴っておきたいと思います。


<ネタバレ注意>
続きに、映画「メアリと魔女の花」のネタバレがあります。映画「メアリと魔女の花」の内容を知りたくないという方、ネタバレされたくないという方などは、絶対に続きを見ないでくださいね!

 

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メアリと魔女の花の感想

■メアリと魔女の花公式サイト
http://maryflower.jp/

■メアリと魔女の花公式Twitter
https://twitter.com/mary_flower_jp

■メアリと魔女の花公式Facebook
https://www.facebook.com/mary.flower.jp/

■スタジオポノック公式サイト
http://www.ponoc.jp/

■スタジオポノック公式Twitter
https://twitter.com/studioponoc

監督は、米林宏昌監督。

スタジオジブリで「借りぐらしのアリエッティ」と「思い出のマーニー」を監督された米林宏昌監督が、ジブリ解散後、スタジオポノックにて初めて制作した長編劇場アニメ「メアリと魔女の花」。

プロデューサー/製作総指揮は、西村義明さん。

音楽は、村松崇継さん。

声優には、杉咲花さん、神木隆之介さん、天海祐希さん、満島ひかりさん、小日向文世さん、佐藤二朗さん、遠藤憲一さん、渡辺えりさん、大竹しのぶさん、大谷育江さん、Lynnさん、濱健人さん、バトリ勝悟さん、広瀬裕也さん、藤原夏海さん、近松孝丞さん、大町知広さん、れいみさん、坂井易直さん、中尾智さん、神戸光歩さんが参加されています。

原作はイギリスの女性作家メアリー・スチュアートさんが1971年に発表した『The Little Broomstick』。日本では1975年に『小さな魔法のほうき』として翻訳出版。2017年に『新訳 メアリと魔女の花』発売。

主題歌は、SEKAI NO OWARIさんの最新曲「RAIN」。

<あらすじ>(公式サイトより引用

主人公は、赤毛にそばかすの少女・メアリ。明朗で快活、天真爛漫。

だけど、不器用で毎日に不満を抱えているメアリが、禁断の“魔女の花”との出会いをきっかけに奇想天外な大冒険に巻き込まれていきます。

魔法による“変身”を遂げ、一夜限りの魔女になったメアリは、天才的な魔女の力を持つ少女として褒め称えられます。

しかし、それは単なる仮初めの力でしかありませんでした。

大切な人たちとのたった一つの約束を守るため、メアリには真の旅立ちが待ち受けますが、そのとき、彼女が持ちえた魔女の力は、跡形も無く消え失せてしまうのです。

「アリエッティ」で運命に翻弄されながらも、新たな地へと出立する少女を描き、「マーニー」で孤独と向き合いつつ、次の一歩を踏み出すヒロインを描いた米林監督。

映画の主人公たちに「生きる勇気」を託してきた米林監督が、本作では、魔法を越えた先にある“勇気”をニューヒロイン・メアリに託します。

日常とは舞台を変えた異世界で、メアリと共に野を駆け、空を飛び、雲の向こうを旅するような、楽しくも、怖くもあり、ドキドキ、ワクワク、ハラハラする冒険の数々。

めくるめく大冒険のすえに、魔女の力を失ってしまったメアリに残されたのは、一本のほうきと小さな約束。そのとき、メアリは、自分の中にあった本当の力に気づくのです。

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ざっくりとした感想

<良い所>
■王道ファンタジーでかなり面白い
■絵が綺麗
■音楽もいい
■声優さんも違和感無し
■派手な演出もある
■泣ける
■特に背景が綺麗で海に浮かぶ島とかに行ってみたくなる
■メアリの表情がいい
■服装や小物がいい
■特にとある部屋の内装が可愛くて自分の部屋も大好きなものだらけにしたくなる
■特にメアリが夜旅立つ時の服がいい
■ご飯を食べる時の表情が凄くいい
■ねこ可愛い
■冒頭数分の奇跡
■みんな大好き赤毛の魔女

<悪い所>
■作家性が薄い
■物語が弱い
■メリハリが少ない
■キービジュアルはほうきをもったメアリの方がいい
■ジブリのパクリではなく全くの別物
■でもグッズ展開はジブリぽい
■作品ではなく商品
■エンターテイメントではなく発表会
■ここが「おわり」ではなく「はじまり」
■ジブリは呪いではなく魔法
■だからこそ、今、絶対に見ておかなければいけない映画

●     ●     ●

メアリの表情に救われる

メアリと魔女の花

ざっくり言うと、メアリにはそもそも魔女の血が流れていて、ある日見つけた魔女の花『夜間飛行』という美しい花の力で強力な魔法が使えるようになっちゃう。でも、本当の自分の力じゃないから、1日しか魔法が使えないよ、でも、、というお話です。

アメリでもヒアリでもなく、メアリです。

前々作の「借りぐらしのアリエッティ」や前作の「思い出のマーニー」や、後期のジブリ作品とは違い、メアリの表情がとてもよく、コミカルで、何度も笑いました。

メアリは活発で、でも赤毛の事を気にしたり、頑固だけど友達思いだったり、挨拶もちゃんとできるけど、失敗も多い、そんな女の子です。

誰にも同じような所がある気がして、失敗するメアリを見てなんだか辛くなったり笑

表情がクルクル変わり、髪型もクルクル変わり、服装もクルクル変わり、メアリの魅力をこれでもかと感じる事ができます。

米林監督は、誰かのために絵を描くのが本当に得意なんだと思う。

それは、誰にも負けてない。

宮崎駿監督にも。

そんなメアリがある日魔法を使えるようになるってんだから、大変。

魔女の宅急便から、ハウルの動く城を超えて、天空の城ラピュタに向かい、ポニョを経て、耳をすませばと共に、もののけ姫を横目に、千と千尋の神隠しへ。

派手な演出もあって、面白く見る事が出来ました。

頑張ろうとするメアリを見て、少し泣けました。

夜中に旅立つ時の服装がとっても可愛かった。

むしろ、カッコよかった!

髪型も、結んでたのを解いたり、また結んだりと、色んな違いをメアリ本人も楽しんでいるように見えました。

それだけでも見る価値ありです。

これぞ、王道のファンタジー。

凄く安心感があります。

多分、僕たちが見たかった世界観がそこにあると思います。

誰もが見たかった世界がそこにあるのです。

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安心感

ある意味では、ドラえもんやクレヨンしんちゃんを見ているような安心感がありました。

アニメーションというものを真正面から作っている感じがヒシヒシと伝わってきますし、だからこそ、絵的にも綺麗で、そういう所でも凄く安心感があります。

ただ、だからこそ逆を言えば、重厚な物語や、作家性の爆発を期待している方には少し退屈かも知れません。

毒にも薬にもならない、とまでは言いませんが、正直、物足りなさはある。

エンターテイメントとして、ファンタジーとして、冒険活劇として、そして、『魔女、ふたたび』というキャッチコピーで煽(あお)った割には、そこまでじゃない、と感じる方はいるかも知れないな、と思いました。

自分も、物足りなく感じたのは事実です。

スタジオジブリ出身で、宮崎駿監督の元で力を蓄えてきたような印象がある米林監督だから、当然のようにハードルは上がりきってる訳で、そこを超えていくのはどう考えても大変だと思う。

でも、だからしょうがなかった、なんて僕は全く思わない。

ジブリの名前が、ジブリの呪いが、ジブリの呪縛が、、そんな想いがあるのは分かるし、世間もそう見るだろうと思います。

でも、だからこそ、今が最高に面白い局面なんじゃないか、と思っています。

それを証拠に、負けていない所もいっぱいある。

背景の美しさや、絵のポップさ、見た目のキャッチーさ、表情の作り方や、ねこちゃんの可愛さや、冒頭数分のワクワク感、赤毛の魔女のカッコよさや、ご飯を食べてる時の何とも言えない幸せな感じ、ヌメヌメした水の感触や、雲の柔らかさや、空の気持ちよさ、いろいろ凄く楽しく見る事が出来た。

だから、たくさんの人に見てほしいと思う。

特に冒頭数分のワクワク感は、エヴァンゲリオンQに引けを取っていません。

そして、背景やキャラクターの表情はジブリ作品に引けを取っていません。

スタジオジブリの宮崎駿監督作品、高畑勲監督作品、スタジオカラーの庵野秀明作品や、スタジオ地図の細田守監督作品、また、新海誠監督作品などと、どれとも違う映画です。

そう、そのどれとも違う。

それはちゃんと感じる。

だけど、それを、スタジオポノックらしさを、米林監督らしさを、西村プロデューサーらしさを、上手く表現できているかと言われれば、正直、言葉に詰まってしまう。

そんな映画だ。

スタジオジブリのパクリだという意見もあるそうですが、全くの別物。

絵も背景もジブリですが、いや、むしろ、ジブリよりもジブリなんです。

だから、迷ってる方は、絶対に見た方がいい。

そういう意味で、これからの未来の為にではなく、これからの日本の為にではなく、これからの米林監督と、これからの西村プロデューサーの為に、今、絶対に見ておかなければいけない映画だと僕は思います。

●     ●     ●

スタジオジブリという魔法

ジブリは呪いじゃ無い。

魔法だと僕は思ってます。

そもそも、メアリと魔女の花を見て、スタジオジブリをイメージしない何て無理です。

この映画を見て、ジブリや宮崎駿監督を語らずにいることなんて無理だし、むしろ語り尽くすべきで、それは米林監督や西村プロデューサーが自らジブリのことを話されていることからも、そういう魔法の存在を認めて、この映画にも取り入れているし、それを物語の肝に据えている感さえある。

表現者として、ジブリを引き継いでいると公式に発表しているのだと自分は理解しています。

自分は大賛成なんです。

ジブリの表現やキャラクターや背景や、いろんなものを引き継いで、まず、子供達に見てもらいやすくしたり、その流れで大人たちにも楽しんでもらったり、時には新しいスパイスや新しい才能も取り入れながら。

そういうの最高じゃないですか。

伝統継承みたいで、ワクワクしますよ。

その始まりの作品なんですよ!

こんなにワクワクする事、なかなか無いですよ。

製作者だけじゃなく、僕たちにとっても大切な作品なんです。

だからこそ、凄く引っかかっている事があるのです。

だからこそ、少し怒ってる。

最後に、自分が怒っている事を書いて終わりにしたいと思います。

●     ●     ●

私が怒っていること

愛が足りない

まず、何に怒っているかっていうと『愛が足りない』感じがするんです。

劇中にもありましたよね、ほうきに対する愛が足りないって。

あれ、ご自分のことおっしゃってるんじゃないですか。

違いますか?

最後、庭師(宮崎駿監督や庵野監督を意識されてるのかなと感じていますが)のほうきの隣に、自分のほうきを置くわけじゃないですか。

すごいいいシーンだなって思いましたよ。

でも、その前、最後なんで魔女の花を捨てたんですか。

あそこ、本当は派手に使う場面ですよね。

違いますか?

最後の一個を派手に使って、本当に魔女になっちゃうんですよ、メアリは。そうすれば、魔女の血という意味でも、魔女の宅急便にもちゃんと回帰するじゃないですか。そっからの奪還と死闘ですよね、違いますか?

いやいや、僕の考えた最強の〇〇はどうでもいいんですよ。

メアリは魔女だからひとりぼっちだったんじゃないんですよ。赤髪だからひとりぼっちだったんじゃないんですよ。メアリだからですよ。気持ちですよ。心ですよ。マーニーもそうだったじゃないですか!

そっから変身魔法を使わずに、自分の力で変わる訳ですよね。だから感動する訳ですよね。

ようするに、魔法が使えようが使えなかろうが、魔女だろうが魔女じゃなかろうが、そんな事、どうでもいい事じゃないですか。

メアリはメアリですよ!

メアリにとっても、僕たちにとっても!

米林監督も西村プロデューサーもジブリ出身だから、じゃないんですよ。ジブリのせいでも宮崎駿監督のせいでも、高畑勲監督のせいでも無いんですよ。何か上手くいかない事があったとしても、それは、自分たちせいですよね。だからこそ、自分たちの力で変わろうとしている訳ですよね。

そこに、ジブリがあろうがなかろうが、宮崎監督がいようがいまいが、そんなことどうでもいい事じゃないですか。

僕たちは、米林監督の映画を見てる訳だから。

米林監督そのものを見てる訳だから。

最高でしたよ、思い出のマーニー。

あんな名作なかなか無いですよ。

マーニーは誰のせいにもしなかったじゃないですか!

なのに、今回は何であんな感じなんですか???

今回、単純に、魔法のせいにしてますよね。

ちょっと、薄っぺら過ぎませんか。

本来、魔法が使えるとか使えないとか関係無いじゃないですか。

自分の内面の問題ですよね。

深くて薄暗くて、そんな、ずっと大切にしてきた場所に、ずっと置きっぱなして、誰にも見せてこなかった感情の問題ですよね。

なんか、今でも信じられないんですよ、そんな結論になるのが。

どうしても、信じられない。

とにかく、自分を変えることは変身魔法と同じようなものじゃないですか。

そういう意味では、変身魔法を極めようとした校長と博士も、メアリやピーターと同じですよね。

寂しいんですよ。

みんな同じですよ。

僕も同じですよ。

なのに、最後になって、急に魔法を全否定して、チャンチャン。

はあ???

なんやねんそれ、嘘でしょ?って思いましたよ。

バルスでラピュタを壊すのとは訳が違いますよ。

ムスカとは違うんですよ。

まず、校長と博士、二人を心身ともに助けるべきでしょ。

もしかして、あの魔法学校の薄っぺらい生徒たちもみんな魔法から生まれただけだったんでしょうか?

そうだったら、もうそれでもいいんですけど、動物たちと同じように、魔法学校の生徒も全員助けましょうよ。

その中には魔法をちゃんと使って料理を作ろうとしたり、お医者さんになろうとしてた人もいるはずですよ。そういう描写もちゃんとあったじゃないですか。

なのに、なんか、全体的に愛が足りないんですよ!!!

なんで、赤毛の魔女を主人公にしなかったんですか?

なんで、鹿との別れに、鹿を抱きしめなかったんですか?

なんで、ボロボロのほうきをあんな所に置き去りにしたんですか?

いや、どう考えても、ほうきくんとの派手な別れがあって、また、劇的な出会いがあるんですよね、ほうきくんとの。

構成の問題?

その制作に関する辺り、あまり良く分かっていないから、適当に言ってますけど、なんかチグハグしてませんか、全体的に。

一本、筋の通ったものが無く無いですか、今回。

鹿ちゃんはあんなところまで自分たちを乗っけて来てくれたんですよ、さっぱりしすぎじゃないですかね、挨拶もちゃんとできるメアリにしては。鹿ちゃんとの別れが。

当然、抱きしめるでしょ、メアリだったら。

いや、抱きしめなくても、少し近くに行って、言葉じゃ無くてなんとか体で感謝を表そうするんじゃないかなって感じたんですよ。

あと、最初に出てくる赤毛の魔女のカッコ良さったらないですよ。

だから、赤毛の魔女を主人公にしてくれっていうのは、個人的なお願いです。すみません。スピンオフ作ってください。お願いします。すみません。笑

むしろ、赤毛の魔女を主人公にしなくてもいいから宮崎駿監督に見立てて、メアリを米林監督に見立てて、二人が時間を超えて同時進行で追われたり、魔女の花を奪還したり、破壊したり、創造したり、そういう感じでもよかったじゃないですか!

師匠への愛も、もっとぶちまけましょうよ!

なんか、なんか、なんかあああ、もっと愛をくれえええ!!!なんですよ!!!全体的に!!!

逃げている

というか、もう魔法は使わないんでしょうか?

今も、こんなに使いまくってるのに?

絵もすごくて、音楽も最高でした。声優さんも素晴らしかった。何の文句も無いですよ。本当に素晴らしかったですよ。そんな、みなさんの魔法のような力を使ってるのに、ですよ?

そんな、関係者さんの力も、演者さんの力も、主題歌の力も、スタッフさんの力も、元ジブリのみなさんの力も使いまくってるのに?

感謝とか言って宮崎駿監督、高畑勲監督、鈴木敏夫プロデューサーの名前まで出してるのに?

これからも使うんですよね、ジブリの魔法を。

というか、使うも何も、もう「新生ジブリ」そのものじゃないですか。

ジブリでもポノックでもなんでもよかったのなら、ジブリでもよかったじゃないですか。僕は大賛成ですよ。

というか、ガンガン魔法を使ってOKなんですよ、米林監督も西村プロデューサーも。

むしろ、お二人にしか使えない魔法じゃないですか。

めぐまれてない、なんて言わせないですよ、恵まれすぎてますよ。どれだけの最高のスタッフと一緒に最高の環境で映画作ってきて、今も作ってると思ってるんですか。

あの宮崎駿監督と一緒に映画を作ってたんですよ。

そんな人この世界にあんまりいないですよ。

僕はジブリが解散した時、米林監督と西村さんが、ジブリをやるんだと思ってましたよ。

宮崎駿監督も高畑勲監督も鈴木敏夫プロデューサーもいりません。ジブリは私たちが受け継いでやりますっつって。

ボロカスに言われながらも、それでも続けて、淡々とジブリが文化として根を張っていく訳ですよ。それこそ、ジブリに出てくる森みたいに。

その時に、捨てなかった魔女の花の存在がキラリと光るわけですよ。メアリが出会ったあの日みたいに。

本当は、そんな物語だったんじゃないですか。

というか、もうどうでもいいですよ、そんなこと。

ジブリでもポノックでも何でもいいんですけど、なんか、中途半端に感じるんですよ。

どっちにしろ、ジブリの名を出すという選択をしたなら、宮崎駿監督などの名前を出す選択をしたなら、感謝なんて言ってないで、作品そのもので宮崎駿監督を超えて見せて、逆に感謝されなきゃ駄目ですよね。

作りたいもの、あるんですよね。

無いとは言わせないですよ。

絵を描くのが大好きなら、絵を描く物語を作ってくださいよ。

絵を描く人が大好きなら、絵を描く人の物語を作ってくださいよ。

このままだと商品ですよ。

作品じゃない。

エンターテイメントじゃないですよ、これじゃ。

僕たちは、発表会を見に行ってるんじゃないんですよ。

ちゅうか、作りたいものが無くても、作りたいものが作れなくても別にいいんですよ、それが最高のエンターテイメントであれば。

とにかく、僕は、心の底から、ワクワクドキドキしたいんですよおおお!!!

それが、エンターテイメントでしょうがあああ!!!

終わってもないし、始まってもいない

さいご「おわり」って出ましたよね。

おわりじゃねえんだよ、ってもう憤慨ですよ。

やっと始まるんですよ!

ここから、やっと始まるんじゃないですか!

その喜びあふれる爆発的な想いはどこにあるんですか!!!

魔女の花、大切じゃないんですか?

ずっと大切にしてたんですよね、魔女の花。

宝物なんですよね。

両手に込めて、すごくすごく大切にしてたんですよね。

自分も魔法使いになるんだって。

それって、愛ですよね。違います?

なんか、今回、逃げてませんか。

色んな事から、逃げてませんか。

子供達とかどうでもいいんですよ、クソみたいな薄っぺらい思想とかどうでもいいんですよ、米林監督や西村プロデューサー自身は愛そのものを、どう感じてるんですか。

何を考えて、何を想って、何が作りたくて、何を伝えたくて、何を知りたくて、何にワクワクしてて、何が好きで、何が嫌いで、何が楽しくて、何に泣けて、何を愛してるんですか?

見た目は最高の映画ですよ、でも、そこに何もないじゃないですか。

動きも勢いも弱いですよ、もっと出来るはずですよね。

魔法全般の薄っぺらさは何なんですか、ほんと。

誰がと言いませんが、あんなんじゃ絶対許さないですよ。いや、誰が許したって、僕は絶対に許さないですよ。

もっとシュパッみたいな、ゴゴゴぶわあああああああみたいな、ドガアアアンボガアアアンみたいな、メリハリ的な気持ちよさ、足らないですよね。全部ご自身でも絶対わかってるはずですよね。

20年近くジブリにいて、大好きなアニメ作り続けて、絵を描き続けて、世界的な宇宙的な巨匠がそばにいて、伝説的なプロフェッショナルが周りにたくさんいて、そんな環境で自ら監督もして、色んな仲間とも巡り合って、でも大好きだった場が解体されて、自分には考えられないほどの辛いことも嫌なことも大変なことも沢山あって、そんな様々なことを経験されて、人生をかけた、全く新しいスタジオの初の長編映画で言いたかった事って、まさか『魔法使いません』ってことですか?

ありえないでしょ。

まさか、違いますよね。

なんか、逃げてませんか、大切な事から。

いや、いいんですよ、それが結論でも。

言いたかったことが、魔法使いません、でもなんでもいいんですよ。

だったらそれを、エンターテイメントとして爆発させてくださいよ。

愛を持って覚悟を持って、真正面から戦いを挑んでくださいよ。

毒を持って毒を制する訳でもなく、愛を持って毒を昇華させるでもなく、ただ、逃げてるだけじゃ無いですか。

メアリとピーターと校長と博士と動物たちとほうきくんと、みんなで魔法に戦いを挑みましょうよ。

なのに、中途半端に捨てるって、ありえなくないですか。

ありえないですよ。。ほんと。。

それって逃げることと同じですよね。

めちゃくちゃ、怒ってますよ。

今回、この大切な山場で、逃げたことに。

なんか、今回、特に全体的に逃げてる気がするんですよ。

いやいや、別に、この際、逃げてもいいんですよ。

逃げてもいいんですけど、だったら、エンターテイメントとして、最高に面白い逃げ方をして下さいよ。

全然笑えないんですよ。

魔法が使えるという奇跡

少なくともジブリは呪いや呪縛じゃないですよ、魔法や奇跡以外考えられないですよ。

少なくとも僕にはそう見えています。

僕たちは大なり小なり巨人の肩に乗ってることも、わかってるはずですよね。

それって、愛じゃないんですか。

それを簡単に捨てちゃうなんて、自分には考えられないんですよ。

捨てる必要なんかこれっぽっちもないじゃないですか。

魔法、使っていいじゃないですか。

そもそも、米林監督、すでに魔法使いになってるんですよ。

僕から見たら、魔法使い以外の何者でもないですよ。

憧れですよ、ほんと。

あと、電気を示唆してる事については、あえて書いていませんし、書く気もしませんが、全く同じことだと自分は理解しています。

アニメーションにせよ、映画にせよ、映画館にせよ、制作作業全般も、そこに行くまでの道や電車もそうだし、そんな数多くのエンターテインメントや日本そのものが今まで、どれだけの電気に支えられてきたと思ってるんですか。

過去どれほどのパワーでフル回転させて来て、良くも悪くも、それを土台にして、やっと今があってくれるんですよ。

それに関して、自己矛盾しないほど簡単な事なら、それこそ、その辺で街頭演説でもすればいいと思います。

それすらも無視してるのか何なのか分からないんですけど、これからも映画を全力で作られるだろう方の幾多の想いの結論が、「魔法はいらない」なんて、あまりにも短絡的すぎると僕は思います。

じゃあ、辞めればいいじゃないですか、って言われても何も言えないじゃないですか。

僕は、辞めてほしくないんですよ、絶対に。

愛する人

メアリは本当に、心の底から、抱きしめてもらえたんですかね。

あんなに頑張ったメアリが、本当に抱きしめて欲しかった人は誰なんでしょうか。

照れながらも、嬉しそうに抱きしめられるメアリが見たかったですよ。

米林監督が本当に抱きしめて欲しかった人は誰なんですか。

それを物語に閉じ込めて密度を上げて、美味しく面白くエンターテイメントととして仕上げて下さい。

それが出来るのにそうしないのは、ただの怠慢か、そうじゃないなら、本人が知らない間に曇った目で世界を見てしまっているに過ぎないか、最悪で考えたく無いけど、単純に周りがそうさせたか、のどれかだと自分は思っています。

つまり簡単に、総じて言えば、根本的な所の薄っぺらさ加減に、すごく怒ってます。

思い出のマーニーから何があったんですか?

なんか、今でも信じられないんですけど、本当に。

例えるなら、誰かが「夜間飛行」の使い方に関して、変な入れ知恵をしたとしか考えられないほどの変わりようです。

その変わりようったら、「メアリと魔女の花」に出てくる、校長や博士の比じゃ無いですよ。

もしそうだとしたら、悲しいとしか言いようが無いですよ。。

●     ●     ●

最後に

メアリと魔女の花、”味(あじ)”以外は最高の映画です。

これだけのもん、誰でもが作れる訳じゃないですよ。

米林監督、今回、小さくまとまりすぎです。

西村プロデューサーも、ちゃんと監督の愛をこじ開けて、限界に挑戦させて下さい。

日本のためとか、未来のためとか、子供達のためとか、ほんとどうでもいいんで、まずは、自分たちの為に最高の映画作ってください。

メアリと魔女の花、ここから始まるであろうものがたくさん詰まった映画でした。

単純に、王道ファンタジーとしてもアニメーション映画としても面白いので、安心して見れる映画です。

別観点からも、色んな複雑な想いが感じられる所も凄く面白いと思うので、絶対に、劇場に見に行って欲しいです。

米林監督を始め、演者の皆さん、スタッフの皆さん、素晴らしい映画を、本当にありがとうございました。

気が早いですが、次回作も楽しみにしています。

何十年かかろうとも、絶対にやり遂げるべきだと僕は思いますし、そう信じています。

勝手ばかり長々と失礼いたしました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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